再集計を行なっているジョージア州の共和党長官ブラッド. ラフェンスパーガーは、ワシントン.ポストとのインタビューで、彼と彼の妻は死の脅迫を受けていたと語った。選挙結果に疑惑を抱いた上院共和党の幾人かは長官に圧力をかけ、同州での選挙結果が逆転する方法を提案した。しかし、再集計は終わり前の現在、手作業での集計も最初の結果とほとんど変化がないと報告されている。ジョージア州では二人の共和党現役が1月5日に決勝戦に直面し、同州での二人の選挙結果は上院で共和党が多数派を維持するどうかを決定する歴史的に重要な選挙である為、多大な緊張があるようだ。陰謀論者の一人であるトランプがバイデンの勝利を認めない一側面は、キュアナンの驚異的な選挙陰謀説が影響している可能性もある。
16日のワシントン.ポスト(W.P)によると、ジョージア州の長官であるラフェンスパーガー長官に圧力をかけた議員の中には、上院司法委員会の共和党委員長であり、トランプの同盟者の一人であるリンジィ.グレイアム(サウス.キャロライナ)が含まれている。グレイアムは、ジョージア州での約14,000票による「トランプ大統領の損失を逆転させるために、郵便投票を合法的に投げ捨てる方法」の会話を提起したという。選挙に関する幅広いインタビューの中で、ラフェンスパーガーは、トランプと彼の同盟者がコロラドを拠点とする投票機メーカーであるドミニオン投票システムズがベネズエラと関係のある「左派」企業であり、数千のトランプ票を数えないように設計したとの根拠のない主張を含めて、同州の選挙の完全性について疑惑を駆り立てていると表明した。ラフェンスパーガーは、そのような雰囲気が非常に論議を呼んでいるとし、彼と彼の妻トリシアは最近、「この再集計を失敗させない方がよいでしょう。 あなたの命はそれに依存しています」とのテキストを含む殺害の脅迫を受けたと語った。ラフェンスパーガーは「それは怒らせるだけでなく、非常に失望します」と述べ、脅威について「特に、それが私の側の通路の人々(共和党)から来る時、これに取り組んでいる全ての人は、スピーチを高める必要があります。私たちは、自分の言うことに慎重に注意する必要があります」 と語り、彼はその脅迫を州当局に報告したと述べた。
W.Pによると、ラフェンスパーガーはこのインタビューで、再集計は最初の集計結果を「明確」にすると語り、先週開始された手作業による監査もドミニオン機械の正確さを証明すると述べた。 幾つかの郡は、彼らの手作業による再集計が以前に報告された機械の集計と正確に一致した事を既に報告した。フロイド郡の選挙当局者は、メモリー.スティックからのアップロードに失敗したため、約2,600の合法的投票が最初の集計に含まれていなかった事を発見した。ラフェンスパーガー州務長官は、これらの投票はおそらく発見されたでしょうと述べたが、郡選挙局長の辞任を求めた。ラフェンスパーガーはグレイアムが合法的に投票用紙を投げ捨てる方法を見つけることを提案しているように見えことに驚いたと述べ、「彼は確かにその道を進みたいと思っていたようだった」と語った。裁判所の介入がない場合、ジョージア州ではそれぞれ郡が選挙を管理しているため、ラフェンスパーガーはグレイアムが提案したことを実行する権限はない。
現在、ジョージアで1月5日に決勝戦に挑戦する二組のうちの3人のグループである一人は、大統領の同盟者であり、下院議会から上院への議席に挑戦し、「ジョージア州で大統領の努力を主導している」共和党議員ダグ.コリンズである。その議席は彼も含めて、二人の共和党現役議員が競い、民主党の挑戦者である黒人牧師のラファエル.ワーノックがトップでリードしている。彼にリードされている現役の共和党上院議院は、コロナウイルス蔓延直前にインサイダー取引のスキャンダルで知られる2020年1月から上院議員に在籍しているケリー.レフラーである。彼女はニューヨーク証券取引所の会長あるジェフリー.スプレッチャーの妻である。3人の中で最も支持率が低いコリンズはラフェンスパーガーを「嘘つき、山師」と呼んだが、普段「穏やかな態度」のラフェンスパーガーは「私はエンジニアです。数字を見ます。私たちはハードデーターを調べています。コリンズのような失敗した候補者がみんなに嘘をついて走り回っているのは仕方がないです。 彼は嘘つきです」言った。
上院司法委員会の委員長であり、ジョージア州とは無関係のグレイアムがなぜ、ジョージアの投票再集計に干渉したのか?との疑問が提起されている。彼はトランプの強い支持者である事で知られているが、17日のワシントン.ポストによると、ラフェンスパーガーは17日CBSのThis Morningでのインタビューで、13日にグレイアムが彼に電話したとのメッセージを受け取り、それはジョージア州の上院議員の決選投票について話し合いたいと思った為、折り返し電話をしたと語った。グレイアムはキャピトル.ヒルで、選挙の完全性を懸念し、アリゾナ州とネバダ州の当局者と開票手続きについても話し合ったと記者団に語った。また、グレイアムはラフェンスパーガーの告白に対する反応として、「彼がその会話に脅されていると感じたら、彼は問題を抱えています。実際、いい会話だと思いました」と言った。一方、ラフェンスパーガーは「2020年の選挙法に従って仕事をしたことで、虐待を受け、さらには殺害の脅迫を受けた」と述べている。また、ジョージア州の別の地域で決勝戦に直面している現役共和党上院議員デイビッド.パデューは、ケリー.レフラーと合同キャンペーンを行い、ラフェンスパーガーに辞職の圧力をかけている。この状況について、W.Pは「これらすべては間違いなく、選挙が彼から盗まれているという大統領自身からの主張によって刺激されている」と見ている。
その意外な一因は、キュアナンの陰謀説が影響しているようである。キュアナンのグループは、投票機、集計機などのハードウェアとソフトウェアを販売するカナダのトロントとコロラド州デンバーに本拠を置く多国籍企業のドミニオン投票システムズ社がベネズエラと関係のある「左翼」企業であり、クリントン家族や民主党と密接な関係があり、トランプの数百万の票はバイデンに切り替えられたとの証拠のない陰謀性を広めている。これらの陰謀説を都合良く信じるトランプ及び一部の共和党議員らは「勝利が盗まれた」とのトランプの陰謀説を信じているか又は無言を続けている。トランプの個人弁護士であるルディ.ジュリアニは、法廷でこの類の陰謀説を語り、ペンシルベニア州の連邦判事に対して、広範な不正投票があると論議した為、彼の訴訟は却下された裁判ケースもある。一方、トランプ政権のサイバー&インフラ.セキュリティのディレクターであるクリストファー.クレブスは13日に声明文を公開し、2020年の選挙は「アメリカの歴史の中で最も安全」であり、投票機が組織的に操作され、又は投票システムが危険に晒された「証拠はない」と宣言した。彼の公表はトランプに解雇される事を覚悟した上での行動だったと言われた。事実、トランプはクレブスを解雇したと17日に報告された。独裁者のような彼の行動はまだ終わっていない。
超党派の元政府高官らは、選挙後10日以上が経過した現在も選出された次期大統領ジョー.バイデンのチームが、移行手続きを現役の大統領にブロックされている例を過去に見たことはないと述べている。国土安全保障関係者は、その行動が遅れるにつれて、米国を危険に晒す確率は高くなると述べている。例えば、2000年の選挙で、共和党のジョージW.ブッシュとビル.クリントン政権下で副大統領であった民主党アル.ゴアとの激戦によるフロリダでの再集計に米国最高裁が関与するまで、移行が遅れた。その結果として、2001年9月11日に発生した同時多発テロは、ブッシュ政権下で完全な準備ができていなかったと専門家は述べている。大多数の共和党議員らは、この状況に無言を続けているが、米国上院共和党議員マルコ.ルビオは17日、バイデンの勝利を表明したミット.ロムニー、スーザン.コロンズ、リサ.マーカウスキー、ベン.サセなど、一握りの上院共和党メンバーに参加した。移行書類に著名する権威を持つ一般調達局(GSA)の局長エミリー.マーフィーを含めて、トランプはほぼ全て忠誠者で囲まれ、党派的利害関係が生じている中で、バイデンはワクチンの配分も含めて、移行手続きが遅れる場合、死者がもっと増加するかもしれないと警告しているが、トランプは次期大統領の移行に対する前代未聞の石壁を築いている。従って、マーフィーも同様の態度を示している。