トランプ大統領は、次期大統領ジョー.バイデンの勝利を認めず、不正選挙によって彼が敗北したとツイトーしている一方で、ゴルフに専念し、最後の機会であったアジア諸国との首脳会談にも参加しなかった。これは、数年前からアジアの同盟国を放棄した態度の一環である。一方、彼のキャンペーンは、本格的な挑戦であったペンシルベニアで失敗した後、ウイスコンシンの部分的再集計を要請したことが18日に判明している。請願書の締め切りは本日東部時間5時であり、費用の一部は昨夜振り込まれた。連邦準備理事会の会長の任命プロセスの投票で、昨日上院議会はトランプが指名した候補者をブロックした。投票のため、上院のフロアーに現れた次期副大統領カマラ.ハリスにほぼ全ての共和党議員はおめでとうとの挨拶をしたと意外な様子が報告されている。これらの全ての状況は何を示唆している?
選挙後トランプは週末だけでなく、時には平日もゴルフで過ごし、重要な外交政策の一部の仕事を放棄していると報告されている。18日、アジア諸国とのバーチャルの首脳会談に参加しなかったため、「アジアの同盟国に対する彼の最後の侮辱」であるとワシントン.ポストが伝えている。アジアの外交に関して、トランプは先週末に開催された二つの主要なアジア関連サミットには全く関心を示さなかったという。トランプは3年連続で、東南アジア諸国連合(ASEAN)の年次サミットへの参加を辞退した。このサミットには、中国や北朝鮮の問題も含めて10か国の加盟国の指導者と米国との会合が含まれている。旅行する必要はなく、ビデオ.フォーラムに参加するだけであったが、当時の大統領バラク.オバマが2011年に出席した東アジア.サミットに参加せず、彼の政権の内閣関係者はどちらのイベントにも参加しなかったと言う。
トランプには法的権利があるが、選挙結果に対する挑戦は、現実的にはほとんど終わりに近い。しかし、各州、特に重要な接戦州が選挙結果の認定証明を発行するまで、現状は続く可能性がある。多大な懸念は、共和党の選挙当局者にその認定を停止させる圧力をかける事である。例えば、昨夜ミシガン州で、一時的に民主党の有権者が圧倒的に多いデトロイトを含むウェイン郡で「不規則性があるとの苦情を受けていた共和党二人の選挙当局者は、選挙結果の認証を発行する事を2対2の投票で一時的に保留した。その後、有権者による投票権略奪の激しい抗議に直面した数時間後の東部時間午後9時半頃、選挙理事会4人のメンバーは再度投票を行い4 対0で、認証に署名することに同意するというエピソードがあった。トランプ.キャンペーンは既にミシガン州でも裁判所での法的挑戦を放棄していた。
今月4日からトランプの法務チームによって提起された訴訟はほぼ全て失敗した後に、約35年間、法廷で論争したことがないルディ.ジュリアニは1日の報酬を20,000ドル要求し、法的挑戦のトップ.リーダーとしての仕事を先導したが、ナンセンスな論議で失敗している。17日の最初の法廷での論争で、彼はペンシルベニア州中部地区の連邦裁判所に約680万の投票を廃棄するよう要請した。数時間の論議を聞いたマスュー.ブラン判事は「根本的に、貴方はこの裁判所に680万票以上を無効にするよう求めており、それによって連邦内の全ての有権者の権利を略奪しています。この結果がどのように正当化されるか説明してくれないですか?」と問われた。この時点で、トランプを代表するジュリアニによるバイデンの勝利を覆すペンシルベニア州での戦いは終わった。
ペンシルベニア州で数回の挑戦に失敗した後、トランプ.キャンペーンはウイスコンシンでの二つの郡の再集計を要請した。同州の選挙結果は、次期大統領バイデンが1,630,716(49.6%)を獲得し、トランプは1,610,151(48.9%)であり、バイデンは20,500票以上トランプをリードしている。18日のNPRによると、彼らは同日午前中、ウィスコンシン州の2つの郡で再集計を行うよう選挙当局に正式に要請する請願書を提出していると発表した。これは、これまでほとんど失敗に終わっている選挙結果に異議を唱えるための一連の活動であり、最新の法的挑戦である。ウィスコンシンでの再集計要求は、4日に決定した計画の一つであり、ここでの請願書の提出期限は18日東部時間午後5時である。彼らは、引き続き郵便投票は「不法に変更された、不法に発行された、政府当局者が有権者ID法の回避を許可するため、不法のアドバイスをした」との「根拠のない不正選挙の主張」を繰り返している。再集計のコストは非常に高い。同州選挙委員会のディーン.クヌッドソンは前払いを要求している。彼は「ウィスコンシン州の法律では投票率の差が1%未満で敗北した候補者は、州全体または選択された区域のいずれかで、推定費用を前払いし、再集計を要求することが許可されています。 本日午後5時までに正式な請願と支払いをする必要があります。推定全額は800万ドルです。トランプは昨晩300万ドルを支払いました」とツイートした。同州の無党派の選挙最高責任者であるミーガン.ウルフは「選挙は、法律に従って公然と実施されました」との声明を発表し、キャンペーンの詐欺の主張に反論した。
ここでも、バイデンの勝利の結果を覆す可能性はないが、引き続きトランプのキャンペーンは、不正選挙の為に彼が敗北したため、調査するための資金を支持者から集めているようである。少なくとも彼の強固な支持基盤には効果があると思われるが、議会共和党も同じであるとは限らない。上院議会共和党の沈黙は、単にトランプを刺激しないための静かな選択をしている可能性もある。17日上院議会はトランプが連邦準備理事会の会長として指名した評判の良くないをジュディ.シェルトンの任命プロセスのために投票を行なったが、論議を止め投票を行うかを決定する事前投票で47人のみが賛成し、50人(民主党47人及び共和党3人)が反対した為、彼女の任命プロセスはこの時点でブロックされた。しかし、上院で二人目の最年長者であるチャック.グラスリー(87歳)及びリック.スコットはコロナウイルスに感染した為投票には参加していなかった。再度投票が行われる可能性がある状況下で、議会は感謝祭の休日に入る。
同日、この重要な投票の為、選挙後に初めてキャピタル.ヒルに戻った次期副大統領カマラ.ハリスは「上院のフロアーで彼女の共和党の同僚から温かい歓迎」を受けた。彼女は、トランプの根拠のない不正選挙の主張を最も声高く擁護する上院共和党議員ティム.スコット及びジョージア州の再集計で郵便投票を合法的に廃棄する方法を提起したと同州の長官に暴露されたリンジィ.グレイアムと拳タッチの挨拶を交換し、他多数の共和党からも「おめでとう」の挨拶を受けた。ハリスは、同日情報部の要旨説明を受け、投票後に議会を去った。複数の情報源によると、ほとんどの上院共和党員はジョー.バイデンが選挙に勝利したことを公的にはまだ認めていないが、上院のフロアーで個人的にハリスに直接祝辞を表明したと報告している。つまり、上院共和党の一部はトランプの選挙詐欺の主張を支持しているが、彼らを含めて、多数の共和党議員らは次期副大統領ハリスに個人的に祝辞を述べている状況から察すると、法律に違反し、政権移行手続きを認可しないトランプに沈黙を続ける事にも限界があると認識している事を示唆している。
加えて、トランプと彼のキャンペーンは選挙詐欺の証拠を提供できないため、選挙結果を変えることは非常に困難である事を示唆している。ワシントン.ポストの中道系コラムニストであるデイビッド.イグナティウスは「トランプと彼の支持者たちが選挙結果を妨害することがどれほど困難であるかを悟り始めています。それは選挙から2週間で私たちの民主主義がそれほど簡単に破壊されることはないというアメリカ人の自信を高めるはずです」と述べている。ウイスコンシン州もジョージア州と同様、選挙の最高責任者が、彼らの選挙プロセスには統合性と信頼性がある事を公的に表明しているため、彼らの部分的な再集計が選挙結果を大きく変える可能性はない事を示唆している。
要するに、信憑性の高い証拠を提供できないため裁判で失敗しているが、再集計を要請するという戦略に変えたようである。ウイスコンシンは800万ドルを要求しているにも関わらず、トランプは現時点で全額支払っていない。コストがかかるという問題に加えて、全ての州は、選挙結果の認証に署名する期限を設定している為、再集計の要求にも時間的な制限がある。例えば、18日今日再集計が完了すると予測されているジョージア州での認証期限は11月20日である。今日から再集計を行うと公表されたウイスコンシン州の認証日は12月1日である。トランプの弁護士らが諦めたペンシルバニア州は11月23日が認定日になっている。訴訟が提起された4日から今日(18日)までの二週間で、アリゾナ州のマリコパ郡では、バイデンとの票差が大きすぎるとの理由で、13日に異議申し立てを取り下げた。ジョージア、ペンシルベニア、ミシガン、ウイスコンシンの4州では、一週間以内に裁判官によって彼らの訴訟は却下された為、実質的に重要な接戦州での訴訟は終わっている。多くの都市での選挙認証を停止するための挑戦も含めて、選挙結果を転覆する試みは明らかに敗北している事を示唆している。しかし、トランプは2016年の大統領選に立候補した時から、彼のこれまでの人生は事実を否定及び妨害し、対訴訟も含め、3,000件以上の裁判を経験していると伝えられている。そのような気質は大統領に就任した後も、変わっていないようである。過去4年間、頻繁に訴訟を提起又は訴訟に直面する混沌の状況を繰り返してきた。従って、最悪の場合、トランプは選挙結果を覆す努力において次期大統領ジョー.バイデンの就任が近づく日まで訴訟ゲーム又は、各州の選挙当局に認証発行停止の圧力をかける可能性がある。バイデンは45州で、コロナウイルスの感染数が増加し、250,000人以上が死亡しているため、ワクチンの分配などに関するタスク.フォースのメンバーとの情報交換を開始するようトランプ政権に呼びかけているが、トランプはこのパンデミックについての言動がなく、公的コメントを避け、ツイッターに警告ラベルを貼られる虚偽のツイートに依存している。前代未聞の反民主主義的な無法且つ恥知らずの大統領の姿を世界に晒しているのは、米国にとって240年以来初めてである。