一般調達局(GSA)の管理者エミリー.マーフィが公式に政権移行を認可するにあたり、23日次期大統領ジョー.バイデンに宛てた彼女の書簡には、民主党である彼女の友人の説得があった事を示唆した。認可が公表されたニュースを受けて、ネバダ州とペンシルバニア州は24日の今日、同州での選挙結果を公式に認可し、彼らの州でバイデンが勝利した事を公式化した。ペンシルバニア州で勝利しない場合、トランプの勝利は著しく困難であったため、同州でのトランプ.キャンペーンの法的挑戦は激化していたが、この州でバイデンの選挙結果が公式に認可されたことで、トランプの挑戦はほぼ終わった事を示唆している。バイデンの勝利を確信した同盟国や多数のビジネス.リーダーらの激励を受けたバイデン次期政権は残された57日間で、急速な新政権のプラットフォームを築く方向に進んでいる。バイデンは24日、複数のキャビネット.メンバーと国連大使を指名した。
バイデンが明らかな勝利者であることが判明した7日、通常なら、この日に公式政権移行の手続きを認可する事が慣例であるが、トランプが選挙結果に対する戦争を始めたため、GSAの管理者エミリー.マーフィ(46歳)は2週間経過した後も無視し続けた。23日のワシントン.ポストによると、バイデンに宛てた彼女の手紙には、「私はいつも正しいことをするように努力してきました。私は、ホワイトハウスやGSAで働く人々を含め、行政機関の職員から、私の決定の内容やタイミングに関して直接的または間接的に圧力をかけられたことはありませんでした」と書いた。彼女はトランプも含めて、政権の誰にも政権移行の手続きを遅らせるよう命令されてはいなかったと述べた。又、彼女の民主党の友人は、政権移行が予備的なプロセスであり、「バイデンへの移行資源を承認し、新しい政府の建設を開始することを許可したとしても、トランプ大統領は依然として法廷で選挙結果に異議を唱えることができる」とマーフィに語った。その友人は「バイデン当局者がコロナウイルス.ワクチンの配布と経済の強化という困難な仕事の準備を開始しているが、彼のチームは700万ドルを超える納税者のお金及び連邦機関へのアクセスができないため途方に暮れていた」と伝えた。トランプはGSAが移行手続きをバイデンに公式認可した直後のツイートで、彼の戦いはまだ続くと述べ、彼が認可したような印象を与えるツイートを公開したが、実際にはマーフィに対して怒り、彼女は解雇されるリスクがあったと報告されている。
選挙組織は、各州の選挙結果の認可を公式化するスケジュールをリストし、ペンシルバニア、ミシガン、及びネバダ州を23日であると記録していた。しかし、23日に認可が公表された州はミシガンだけであった。ニューヨーク.タイムスは昨日後半にペンシルバニアは厳密な規定はないため、11月30日までには認可すると伝えていた。トランプ.キャンペーンはペンシルベニア州での認証をブロックするよう連邦第3巡回控訴裁判所に要請していた。24日のニューヨーク.タイムスによると、一部の法律専門家は「裁判所が決定を下す前に州がその選挙結果を公式に証明した場合、そのケースは議論の余地があると見なされると主張していた」ため、ペンシルベニア州の民主党知事トム.ウルフは非常に慎重な決定をしたようである。バイデンの上級顧問であるボブ.バウアーは、認証が発表された後の声明で「ドナルド.トランプ、ルディ.ジュリアニ、ジェナ.エリス以外の人々は誰でも、この選挙が終わり、ジョー.バイデンが圧倒的に勝利したことをすぐに理解しました。トランプは、有権者の権利を剥奪し、ペンシルベニア州での結果の認定を阻止するためにできる限りのことを行いました。これにはメリットがなく、証拠によって裏付けられていない15件を超える不成功の訴訟の提起が含まれています」と述べた。ウルフ知事は、ツイッターの声明で「私たちの連邦と国の歴史の中で信じられないほど困難な時期に、公正で自由な選挙を実施してくれた選挙当局に感謝したい。私たちの選挙労働者は絶え間ない攻撃を受けており、見事にそして立派に行動してきました」と述べ、大統領が選挙を覆すための努力を続けた為、厳しい批判と嫌がらせに直面した州の選挙労働者を称賛した。
ペンシルバニア州は重要な幾つかの接戦州の中で選挙人数が最も多い20を保持している為、トランプはこの州で勝利し、ジョージアやミシガンでも勝利しない場合、彼は勝利に必要な270の選挙人を獲得することは非常に困難である。しかし、ジョージア州は20日、ミシガン州は23日、ペンシルバニア州とネバダ州は24日にバイデンの勝利を公式に認証したため、トランプはバイデンの勝利の結果を逆転することはもはや不可能である。特に彼にとって重要なペンシルバニアで、幾つかの法的戦いに挑戦し、必死の戦いを展開したが、これ以上のもがきは非常に恥であると、幾人かの共和党が批判した。加えて、トランプの個人弁護士ジュリアニは、極端な陰謀説を公然と語るトランプの弁護士であるシドニー.パウエルと距離を置き始め、弁護士チームの内側からも亀裂が生じていたようである。従って、24日トランプ.キャンペーンの挑戦はほぼ終わりに近いとの見方が益々強くなっている。
一方、公式に政権移行に進むことが可能になった次期大統領バイデンは、7つの部署の指名者を公開した。彼の政権は、経験と知識が豊かな人々であり、多様人種が採用されている。ほとんどが白人であったトランプ政権とは顕著な対照性がある。例えば、⑴ 財務省の長官には元連邦準備制度理事長ジャネット.イエレンが指名された。⑵ 国務省の長官にオバマ政権下で副大統領バイデンの国家安全保障顧問であったアントニー.ブリンケン、⑶ 国土安全保障省の長官にキューバ生まれのアレハンドロ.マヨルカス、⑷ 国家情報長官としてアヴリル.ヘインズ、⑸ 新しい気候大使として、オバマ政権下で国務長官であったジョン.F.ケリー、⑹ 国連大使に長年の外交官であった黒人女性のリンダ.トーマス-グリーンフィールド、⑺ 国家安全保障顧問ジェイク.サリバンが指名された。
これらは最初の指名であり、司法省、内務省、農務省、商務省、労働省、保健福祉省、住宅都市開発省、エネルギー省、教育省、退役軍人省など、それぞれの長官の指名はまだ公表されていない。上記の指名者のリストを見ると、バイデンはその分野での経験と知識が豊かな人々を選択しており、極左的傾向がある人々は含まれていない事を示唆している。黒人女性が国連大使に指名されたのは今回が初めてではないが、アヴリル.ヘインズは上院で認可された場合、米国初の女性国家情報長官が誕生する。バイデンは、彼の元国家安全保障顧問であったアントニー.ブリンケンを国務長官に選んでいる事から、重要なポストに彼自身が信頼できる人物を選択していることを示唆している。米国上院議会は大統領が指名した人々を認可するための投票を行うため、共和党が多数派を維持した場合、共和党からも支持される候補者を選択する必要がある点で、官僚の選択は非常に困難である。バイデンは、トランプ政権の官僚を考慮するこを否定しないと述べている。
トランプは、オバマ前大統領に指名された政治的指名者を次々に解雇した後、上院での認可を必要としない長官代理という名目で後継者を採用又は雇用していた。従って、実際には多くの部署で長官は存在しないという空洞のある組織を維持し、彼の意見に難色を示す高官を解雇し、ほとんど知識と経験のない忠誠者だけを採用するというパターンを続けていた。これも過去には見られなかった親族体制の政権であったが、それは一刻一刻終わりに近づいている。バイデン次期政権は、今日トランプ政権の部署との協議を開始する手続きと情報の要旨説明を受ける署名も行った。今日の指名イベントでのスピーチで、トーマス-グリーンフィールドは「完全に異なる世界に直面していたアメリカは4年前の状態に戻った」と宣言し、バイデン政権下では全ての側面で変わる事を示唆した。