ジョージア州は25日に非常に論争的な投票権を制限する法案を通過した。公民権組織のグループは、ジョージア州で可決した法律は投票抑圧であるとして、訴訟を提起した。昨日夕方、同州の黒人女性である民主党議員が知事室のドアをノックした直後、複数の警察官らに抑えられ、その知事室のドアの外側から追放されるという驚きの瞬間が公開された。
ジョージア州の知事ブライアン.ケンプが昨日夕方署名した法案には幾つかの論争的な内容が含まれている。それらの内容は、⑴ ドロップ.ボックスの数を極端に削減する。アトランタ郊外の地区では、33から9に減少する。⑵ 不在投票の場合、要請の時間を削減するだけでなく、もっと厳格な身元確認証明を提供する必要がある。これは州政府が発行する身分証明書を要求している。⑶ 全ての決勝戦には早期投票を短縮している。⑷ 選挙に関する監督の権利を議員に与えている。 ⑸ 投票で並んでいる人々を援助するため、食品や飲み物を提供する事を禁じている。これに反した者は軽罪に課せられる。この制定のスピードは驚異的であるが、米国最高裁に上訴するための試みである可能性もある。アイオワ州の共和党は既に同様の法律を可決した。アリゾナ州、フロリダ州、テキサス州も投票を制限する法律の制定に取り組んでいる。
ジョー.バーデン大統領及び民主党はこのような投票を制限する州の動きに反応し、黒人の投票を抑圧し制限する事はジム.クロウ時代に戻ったようであると批判している。ジョージア州でケンプ知事が署名した後、公民権運動の組織は、同州の共和党らを告訴した。26日のロイターによると、公民権団体の連合は、共和党支持の法律が人々、特に黒人有権者の投票をもっと困難にすることを意図していると主張し、ジョージアの新しい抜本的な投票制限に異議を唱える為、連邦訴訟を提起した。訴状は、法案が木曜日に法制化されてから、わずか数時間後にニュー.ジョージア.プロジェクト、ブラック.ボウターズ.マター.ファンド&ライズによってアトランタ連邦裁判所に提出された。昨年、党の選挙法務を主導した民主党の弁護士マーク.エリアスはこのグループを代表している。訴状は「これらの規定が、投票に対する負担と差別的な影響を正当化するものではありません。代わりに、これらは投票プロセスのほぼすべての側面を対象とする不必要な制限の寄せ集めである事を表していますが、不在者投票、早期投票、選挙日の投票をより困難にする以外に、正当な目的及び強制的な州の利益にはなりません。特に少数派の有権者にとってはそうです」 と述べている。
ジョージア州では2020年に、正式に投票用紙の集計が機械で行われた後、更に別の手作業と再度機械で行う再集計が二回行われ、投票詐欺は発見されていなかったにも関わらず、トランプ大統領は、州務長官ブラッド.ラフェンスパーガーを含む二人の高ランクの職員に、彼が失った数の投票を探すよう、驚異的な圧力をかけたことはすでに有名な話になっている。ジョージア州知事ブライアン.ケンプは、少なくとも二回、ジョー.バイデンの勝利を証明するための認定に署名したため、その後トランプからの批判を浴びていた。現在、トランプはジョージア州フルトン郡の検察官による調査下に置かれている。同州は2020年の選挙で最も、劇的な脅迫に直面した州である。そのような背景がある中で、すぐにこの法案に取り組んだとケンプ知事は述べている。当然、同州でのこの法案の通過は完全に党派ラインであった。同州の下院議会は25日午前中に投票し、100(共和党)対75(民主党)であった。州上院議会は夕方の投票で34対20票の党派ラインに分かれた。その直後にケンプ知事が署名した。
2020年の選挙後、同州は大統領選と米国上院議会の二つの現役の共和党が敗北すると言う劇的な結果になった。民主党の候補者が大統領選で敗北したのは1992年以来である。米国上院議会の二人の現役共和党議員は、いずれもコロナウイルスの蔓延が拡大する前に株を売却していたとの批判から、新人民主党候補者の黒人牧師であるラファエル.ワーノック及び政治的な映画製作者であるジョン.オソフが勝利した。ジョージアの共和党は、劇的な政治的トラウマに直面した事を示唆している。彼らは民主主義の方法では選挙には勝てない為、権威主義的にならない場合、永久に選挙には勝利できない事を強く悟った事を示唆している。新たな法律となった一部の条項を見ると、そうとしか思えない動きである。特に、長い列で長時間待っている人々に食品や飲み物を提供する誰かを軽罪に処するというこの驚異的な法律は、これが米国で起きている事とは思えない。そのような親切な行為は、既に多くの州で、投票場を大幅に減少している為、必然的に長時間待つ事を強いられている有権者にエネルギーを与え、途中で挫折する事を防ぐ可能性が高い為である。従って、これは明白な投票抑圧である。
加えて、黒人女性の州議会議員パーク.キャノンは、ケンプ知事の事務所のドアをノックした直後に州議会議事堂で複数の警察官に逮捕され、パトカーの後ろに乗せられた。情報には一貫性がないものの、キャノンはケンプが法案に署名中または署名後にドアをノックしただけで即時に逮捕された。彼女は、その後「投票者抑圧に戦っていた」ために逮捕されたと述べた。テレビに公開されているこのシーンも驚きの動きであり、民主的ではない。ジョージア州での黒人に対する扱いは、ジム.クロウ時代を回想させると民主党が言っても過言ではない事を示唆している。
共和党が有色人種をターゲットにし、投票を制限する手段を取る根本的な要因として考えられる事は、共和党がもっと一般大衆に受ける政策をアピールしない為、歴史的に人気がある政策を打ち出す民主党の大統領選では、ほとんど民主党の候補者が人気投票で勝利していると言う事実がある。加えて、リベラル傾向の多様人種の若い世代は全国的に増加し、近年、人口動態的変化が起きている事などから判断すると、共和党も米国の変化に対応可能な政策を打ち出す必要がある。しかし、共和党はほとんどそれを実施せず、党派的なジェリーマンダリング、投票制限、投票抑圧などの手段のみに奔走している。従って、最終的には法廷での紛争を招く結果になっているが、投票という最も民主的な方法を弱体化する試みは、もはや彼らが民主主義を好んでいない事を示唆している。投票権を擁護しながら、正々堂々と戦う方法では選挙に勝利できないからである。彼らの多大なミスは、非民主的な投票抑圧法で少数派、特に黒人を屈服させようとしていることを示唆しているが、選挙結果は個人の人生に多大な影響を与えるため、特に大統領選の時期に、投票に対する有権者の姿勢は非常に強い。特に投票抑圧に挑戦するステイシー.エイブラムのような リーダー達は、投票登録や不在投票などに関する教育を促進し、抑圧に負けないよう激励し、共に立ち上がることによって、様々な抑圧に対して投票で挑戦するため、彼らを過小評価している可能性もあるという点である。