多数の警察官は国会議事堂の内側の敵?

Trump Supporters Storm U.S. Capitol, Clash With Police : Capitol  Insurrection Updates : NPR
By NPR

最近の報告は、1月6日の国会議事堂での反乱に関連した30人以上の議事堂内の警察官が停職処分を受けるか又は捜査下に置かれていることを示している。これらの警察官は、親トランプ派の暴徒を無視し、反トランプ派のグループを探すよう指揮され、その行動に従事していた可能性がある。一方、暴動に対応した警察の指揮官は約80分間で17回の増員を求めた事実がある。議事堂内外に押し寄せた人々の数は主要メディアと大学とのハイテクのアプローチにより、推定可能になっている。これらの新たな報告は何を示唆しているだろうか?

1月6日の国会議事堂の反乱では、大勢の暴徒が銃、ナイフ、爆弾、化学スプレーを持参したことが既に判明している中で、30人以上の警察官はトランプ支持者の反乱を援助したか、またはこの反乱を援助した暴徒の一部としての行動があったかどうか、彼らは2月中旬に捜査の対象におかれた。警察署長代行(黒人女性)のヨガナンダ.ピットマンのスポークスマンであるジョン.ストルニスは、1月6日の暴動での疑わしい行動があった6人の米国議会議事堂警察官が停職処分を受け、他29人は調査下に置かれたとCNNに語った。2月18日のCNNによると、ストルニスは「ピットマン署長代理は、彼女の部門のメンバーが部門の行動規則に従わない場合、適切な規律に直面するように指示した」と伝えた。

1月6日の反乱に関する議会委員会の調査は現在も続いている。昨日(21日)のポリティコによると、下院管理委員会での公聴会が開催され、パネルの議長を務めるゾーイ.ロフグレンは、国会議事堂のセキュリティの失敗について証言するために召喚された議事堂警察の検査官マイケル.ボルトンに対して内部調査報告書を読んだかどうかを尋ねながら、調査結果からの発見について説明した。ロフグレン議員は、警察官が群衆の中の「反親トランプだけを探す」よう現場にいた警察官のグループに無線送信で呼びかけたと語り、彼女は彼らが「反トランプ(のグループ)だけを探していた」と付け加えた。ボルトンは、1月6日に30人以上の警官の行動に関する内部調査の報告をまだ読んでいないと述べた。その調査の多くは、OPR(部門の専門職責任局)で進行中である。

4月15日のワシントン.ポストによると、1月6日「午後1時13分、米国議会議事堂の西側で大勢の抗議者に直面していたD.C.警察の司令官ロバート.グローバーは 次の78分間で、少なくとも17回、暴動鎮圧装備の警官を増やすよう緊急に要請したと報告した。この時のポストの分析では、西側の暴徒は最終的に少なくとも9,400人に増加し、警察官1人に対して58人の暴徒」に対応する状況になった。ポストはカーネギーメロン大学の研究者チームに暴徒の画像を分析することで、正確な瞬間に国会議事堂の外にいる人々の数を推定するよう要請した。これらの数値をより明確に視覚化するために、同紙は研究者の群集カウント.ソフトウェアからのデータを使用し、bird’s-eye view(鳥瞰図、ちょうかんず)から群集を概算する国会議事堂の敷地の3Dモデルを作成した。音声録音は、主にMPD(DCの警視庁)からの通信を収録しており、その録音はトランプの2月初旬の弾劾裁判中に議会に引き渡された。午後12時53分、抗議者たちは国会議事堂の西側にあるメッシュ.フェンシングの周囲を突破し、就任式プラットフォームに向けて前進し始めた様子をビデオが描写している。少なくとも30人のチームとグローバーは黄色の袖のジャケットを着用し、午後1時12分に到着した。数分以内に、警察は何とか抗議者を押し戻し、新しい障壁を設定した。しかし、暴徒のサイズが大きくなり、もっと暴力的になるにつれて、警察官らはすぐに負傷した。午後1時18分にグローバーはワシントンD.C.警察本部の統合作戦センターと通信するために警察無線チャンネルを利用して「複数の国会議事堂の負傷」を繰り返し発表した。彼は「私は、今ここに他の2つの堅固な小隊が必要です」と午後1時36分から39分までのある時点で言った。 「サァー、来ています。機能する1隊があります」との返答があった。午後1時55分までに、西側の警官数は増加した。

カーネギーメロン大学のインフォメディア.プロジェクトの研究者は、当時、議事堂西側の北半分に少なくとも3,400人の暴徒がいたと推定した。しかし、旗や木などの物体によって遮られた人々は含まれていないため、研究者らは、ほぼ間違いなく過小評価であると述べた。 画像からの分析では、そのうち約118人は警察官であった。午後2時1分までに、ユニット42は最初のプラットフォームの北側に向かって進み、そこではMPDメンバーの約22人が暴徒に押し込まれ、侮辱されていることをビデオが描写した。午後2時13分から午後2時25分までの間に、グローバーはフォールバック.ポジションと呼ばれる予備員に関するガイダンスを4回要求した。午後2時25分、画像の分析は西側の群衆の中に散在している157人の警官と比較して、群衆の数は9,400人以上であることを示唆した。グローバーは少なくとも7倍多くの武器を要求し、より多くの援軍、少なくとも16倍の武装兵を要求していた。しかし、その3分後、暴徒は就任式のプラットフォームの中央近くの警察ラインを突破し、建物の入り口に向かって氾濫した。午後2時28分にグローバーは「私たちはラインを失いました! 私たちはラインを失いました!MPDは押されています」と叫び、緊急事態のコードを発表した。議事堂の警察当局者は、委員会での証言で、緊急の警備隊を派遣するための援助はなかったことを繰り返し証言した。

最後に、ロフグレン議員は2020年1月に、当時大統領のドナルド.トランプの最初の上院弾劾裁判で下院検察官を努めた一人である。この裁判中、下院検察官のリーダーであったカリフォルニア州の米国下院民主党議員アダム.シフは、トランプは彼が再選に勝利するまで、同様の違反を繰り返すことを「100%保証する」と宣言した。この時の裁判は、ウクライナの新大統領ゼレンスキーに対して、彼の政敵であるジョー.バイデンの汚点を探すことを公言していたトランプが、ロシアとの国境で戦っているウクライナを援助する為、軍事セキュリティに関連する資金の提供をバイデン親子に対する調査と引き換えにすることを条件にし、数か月間、その資金を保留した事実が発覚した。その後、2019年9月から下院での弾劾調査に直面し、2020年11月には再選に敗北し、ホワイトハウスを去ったトランプに対する2021年2月9日から開始された彼の二回目の上院弾劾裁判で、憲法教授と弁護士の経歴を持つジェイミー.ラスキンが率いる下院検察官らは、過去の行動から見られる大統領選に関するトランプの執着と1月6日の議事堂での反乱が起きる前の行動には一貫性があり、この攻撃が「事前に計画されたものである」とする主張を裏付けるビデオ、メール、他の書類を次から次に提供した。

また、30人以上の警察官らが、反トランプ派の抗議者を見つける努力も含めて、不可解な行動によって調査の対象になっているとの報告は、彼らが親トランプ派の一部であった可能性があることを示唆している。また、約80分の期間に武装隊の増加を頻繁に要請したにも関わらず、事前にセキュリテイの準備さえ行われていなかった総体的な理由については、現時点では不明であるため、FBIおよび議会調査は進行中である。しかし、この反乱事件の調査を行うため、独立した外部による委員会設立を求める下院議長のナンシー.ペロシの努力は、共和党議員らの強い抵抗によって、現在衰退傾向である。大統領支持者による国会議事堂への暴動は、コロナウイルスで多数の人命を失い、多くのアメリカ人が失業し、小さなビジネス.オーナーが仕事を失っている時、ダブルパンチによる衝撃をもたらし、特に避難に直面した議員らの多くはトラウマを経験したと言われている。議会がターゲットにされたクーデターであったと言われているこの前代未聞の事件に関する調査報告及び話題は当分続くことを示唆している。

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