調査委員会設立の訴えは劇的な状況に発展

Brian Sicknick's Mom Doubts Fire Extinguisher Caused Son's Death | News  Talk WBAP-AM
By WBAP

下院議会で5月19日に通過した1月6日の反乱を調査する為の委員会設立に関する超党派の法案は、暴動の犠牲者の家族が議会共和党に支持を呼びかけるエモーショナルな段階に入っている。その中で、二人の中道派の民主党は、共和党がフィリバスター(議事妨害)を行う気配があるとして、共和党上院議員を説得しようとしている。この反乱で攻撃を受けた後に死亡した国会議事堂の警察官ブライアン.シックニックの母は、この法案の重要性を訴え、共和党全員に会うことを公的に要請した。独立した委員会の設定は、政治的である反面、単なる政治を超えた個人的で劇的な戦いでもある。

26日のニューヨーク.タイムスによると、ジョー.マンチン(ウェスト.バージニア)とキルステン.シネマ(アリゾナ)の両人は25日、上院議会でのフロアーで1月6日の反乱を調査する為の委員会設立に反対することを止めるよう、共和党に請願する為の努力に11時間戦った。マンチンは共和党がフィリバスターを行う可能性があるとして、最近警告した。彼らは、9.11スタイルの調査の形成を「私たちの国が二度と私たちの同胞の手による攻撃に耐える必要がないことを保証するための重要なステップ」であると表明した。両人は舞台裏で、この法案を推進するため10人の共和党議員を民主党側に参加させることを期待し、「法案を微調整」するために働いている。二人の上院議員は、共同声明で「私たちは、上院共和党の同僚に、1月6日の出来事を調査する委員会の前進の道を見つけるため、私たちに協力するよう請願します」と書いた。

現在、調査委員会の設立を支持している共和党は、前大統領ドナルド.トランプの2回目の上院弾劾裁判で2月13日、有罪に投票した人々である。彼らは10人で構成される委員会を喜んで支持している。上院議員ミット.ロムニー、リサ.マーカウスキー、スーザン.コリンズ、ビル. キャシディ、パット. ツゥーミーなどが含まれている。他、ベン.サセとリチァード.バーについては不明である。現時点では、下院で通過した法案に微調整を行うことで、10人の上院共和党が支持するかどうか不明であるが、議事妨害の上院規定を強固に支持しているマンチンとシネマの努力は「共和党の支持を集めるための独自の動機」もある。10人の共和党議員が支持しない場合、これは今年最初に阻止される法案になる可能性もある。

ワシントン外では、反乱の犠牲者になった家族による個人的でエモーショナルな訴えが注目されている。ブライアン.シックニックは共和党支持者であったことで知られている。彼は、仕事を愛し、自分の仕事に忠実な国会議事堂の警察官として、高い評価と敬意に値する個人であった。彼の葬式には、民主党の大統領が参加し、故人の冥福を祈ったことも知られている。上院共和党リーダー達が、1月6日の親トランプ派による反乱を調査する為の委員会設立に、政治的理由に基づき公然と反対している中で、シックニックの母は、1月6日の反乱を調査する為の独立した委員会設立を求め、上院共和党全員に会うことを要請している。

26日のワシントン.ポストによると、暴動中に暴徒と対峙した翌日に二回の発作で死亡し、地区の主任検視官は自然死であったと先月判決を下した。ニュージャージー州で育ったシックニックは、2 月初旬、アメリカ合衆国議会議事堂で表彰され、彼の遺体はアーリントン国立墓地に埋葬された。シックニックの母親であるグラディス.シックニックは、この問題について共和党議員に声明を送ったことをワシントン.ポストに認めた。同日のインタビューで、「なぜ委員会を要求するのか」と尋ねられた時、「息子が4か月以上去っているので、答えが欲しいです。それだけです」と言った。グラディス.シックニックと彼女に参加しているサンドラ.ガルザは11年間シックニックのパートナーであった。この二人の女性は「上院が今週投票することになる」可能性があるため、27日に国会議事堂に出席し、すべての共和党上院議員との会合を要求している。電子メールに含まれていた声明の中で、彼女の息子と彼の仲間の警察官は「私たちが知っているように、議事堂と私たちの民主主義を乗っ取ろうとしている動物と何時間も戦った」とグラディスは述べた。更に「何が起こったのかを正確に調査するための 1 月 6 日の委員会がないことは、その日に職務を遂行したすべての警察官の顔を平手打ちしたことになります。彼らの行動のおかげで、建物にいた人々はその夜、家に帰って家族と一緒に過ごすことができました。ブライアンと他の多くの警官は病院に行きました。この法案に反対するすべての議員と上院議員は、アーリントン国立墓地にある私の息子の墓を訪れ、そこにいる間、彼らの有害な決定が、彼らのためにそこ(議事堂)にいる警察官たちに何をもたらすかを考えるよう提案します」と書いている。

委員会設立の重要性は、1月6日の暴動の最中、下院議会のフロアーで息を潜めて隠れていた議員達にとって、特にターゲットにされていた民主党議員らにとって、以前経験したことのない恐怖の出来事であった。そのトラウマ的な体験は最近まで語られている。下院議長のナンシー.ペロシは、1月6日の夕方に米国議会議事堂に戻った直後、最初に「感情的な傷」を見たと語った。ペロシは「私が彼らの目に見たトラウマ」であると語ったと2021年1月30日にワシントン.ポストが伝えた。彼女は彼女の最も近い側近の顔を思い出しながら3秒間一時無言になった。「それはただ圧倒的で….ただ圧倒的でした。ご存知のように、私たちの職員は主に若いです。 彼らは理想主義の感覚でここに来て、彼らが国会議事堂で働いていることを愛しているだけです」 と述べた。彼女の職員の何人かは窓のない会議室に閉じ込められ、オフィス家具でドアを塞ぎ、暴徒らがドアを壊そうとした時にテーブルの下に2時間半隠れるという体験をした。暴徒は「ナンシー、どこにいる?」と叫びながら、彼女を探している一部の暴徒の姿がビデオで頻繁に紹介された。ペロシを含む他複数の女性下院民主党議員らもトラウマを体験した人々である。ペロシによって、提案された委員会設立の法案に35人の共和党議員が参加し、19日の夕方通過した直後、投票結果を議長席から報告した時のペロシの表情は晴れやかであった。

最後に、二人の無名の女性が、どれほど上院共和党議員を揺さぶるか不明な状況下で、中道派の上院民主党の二人は、下院で通過した委員会設置の法案を支持するよう、共和党議員を説得し始めた。彼らは、通常フィリバスターの廃止に反対しているため、それは共和党議員らに有利性を提供し、単純投票のチャンスを弱体化していると言われている。国会議事堂の攻撃およびその前後の治安体制の失敗を説明するための穏健派の民主党議員マンチンとシネマの努力は、上院議会でも「完全な超党派の法案」にするチャンスがあると見られている。しかし、彼らは、フィリバスターに固執している為、超党派の法案を上院で通過させる為には60票が必要である。委員会の調査を通して、真実を知る事は米国の安全保障という側面で重要であるだけでなく、議会内外の個人に直接的および間接的に健全な結果になる可能性があることを示唆している。現在、委員会設置は政治を超えた個人的レベルでのエモーショナルな戦いになっている側面が見られる。

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