
By CNBC
ファイザー(左)とモダーナ(右)のワクチンの免疫維持期間は6ヶ月であると4月に報告されていた為、3回目の接種が必要であるかどうかの疑問が提起されていた。しかし28日、科学者らはこの二つのワクチンについては、数年間持続的な免疫反応を引き起す可能性があると報告した。特定のグループを除き、ブースターと呼ばれる強い免疫性を維持するための3回目の接種は限定される可能性がある。また、研究の初期段階で、ファイザーとアストラゼネカのワクチンをそれぞれ一回ずつ投与すると強力な保護作用があることが判明している。
科学誌ネイチャーに28日公開された多数の科学者の研究結果を引用したニューヨーク.タイムスによると、ファイザー/BioNTechとモダーナが生産したワクチンは、コロナウイルスから「何年も保護する」可能性があると報告した。23人の科学者たちが28日に発表した調査結果は「ウイルスとその変異体が現在の形態をはるかに超えて進化しない」限り、これらのワクチンで免疫を受けたほとんどの人々は「追加免疫を必要としない可能性があるという証拠」を強化している。しかし、これは完全に「保証されていない」が、「ワクチン接種前にCovid-19から回復した人々は、たとえウイルスが重大な変化を起こしたとしても、追加免疫を必要としない」可能性がある。セントルイスのワシントン大学の免疫学者で、ネイチャー誌に掲載された研究を主導したアリ.エルベディ博士は「これは、このワクチンによる免疫の持続性を示す良い兆候です」と述べている。エルベディ博士と彼の同僚は先月、Covid-19から生存した人々に、ウイルスを認識する免疫細胞が感染後少なくとも8か月間骨髄に残っていたと報告した。
別のチームによる研究では、いわゆるメモリーB細胞は、感染後少なくとも1年間は成熟し、強化され続けることを示した。これらの発見に基づいて、研究者は、感染後にワクチンを接種した人々における免疫は数年、おそらく一生続くかもしれないことを示唆した。 しかし、ワクチン接種だけで、同様に長期的な効果があるかどうかは不明である。エルベディ博士のチームは、ワクチンの初回投与から15週間後、参加者14人全員の免疫性は依然として非常に活発であり、コロナウイルスを認識するメモリー細胞の数は減少していないことを発見した。博士は「ワクチン接種後、反応がほぼ4か月間続いたという事実は、非常に良い兆候です」と述べた。アリゾナ大学の免疫学者であるディプタ.バッタチャリヤは、ワクチンによって刺激された免疫力は「まだ数ヶ月間続いており、ほとんどの人には、それほど衰退していません」と述べた。この新しい研究は、ワクチン接種後に人々に何が起こるかを示した最初の臨床結果である。ワクチン接種を受けた大多数の人々は、少なくとも既存の変異種から長期的に保護されることを示唆している。しかし、高齢者、免疫力の弱い人、免疫を抑制する薬を服用している人は、3回目のワクチンを受理する必要がある場合もある。一方、Covid-19を生き延び、後に免疫化された人々は、全くその必要はないかもしれないとタイムス紙は報告している。
同じく、タイムス紙の別の記事は、ファイザーの一回投与とアストラゼネカ一回のワクチンを接種すると強力な防御が得られるとの予備調査について報告している。英国のワクチン研究の初期の結果は、ボランティアがファイザー/BioNTechワクチンを1回接種し、ある一定の期間後にアストラゼネカ/オックスフォードのワクチンを1回接種した場合、高レベルの抗体と免疫細胞を産生したと伝えている。それぞれ、異なるブランドのワクチンを接種すると、Covid-19に対する免疫の保護効果がかなり高い可能性があることを示唆している。
オックスフォード大学のワクチン専門家であるマシュー.スネイプ博士と彼の同僚は、830人のボランティアを対象に2月にCom-COVと呼ばれる試験を開始した。彼らは、この参加者を ① ファイザーのワクチンのみを二回接種した人々、② アストラゼネカを2回投与した人々、③ アストラゼネカの投与を受け、続いてファイザーを1回受けた人々、④ ファイザーを先に投与し、2回目にアストラゼネカのワクチンを接種した人々の4つのグループに分類し、それぞれCovid-19に対する有効性を研究した。研究者は投与の間に4週間待った。研究によると、アストラゼネのカワクチンは2回目の投与が最大12週間遅れた場合、強力な保護力を提供するため、研究者は別の12週間の試験も実施しており、来月結果が出るはずであると伝えている。
要するに、最初の研究はファイザーとモダーナのワクチンのみに言及しており、ジョンソン&ジョンソンや他のメーカーのワクチンは考慮していない。また、免疫力の弱い高齢者や病弱の年配者は、ファイザーまたはモダーナのワクチンを3回目として、接種する必要があるかもしれないという事である。加えて、これまで同じメーカーのワクチンを二回接種することが奨励されていたが、最近の新たな予備的研究では、ファイザーとアストラゼネカのワクチンをそれぞれ一回ずつ混合すると、強力な保護力があるということである。この研究は進行中であり、更なる詳細な結果が公表されると期待されている。アストラゼネカのワクチンは、最初に英国で承認され、最初のワクチン接種は2021年1月に実施された。その後、欧州の医薬機関によって承認され、世界保健機構 (WHO)による緊急使用に承認された。一部の国では、ワクチンの非常に稀な副作用が若い人にあったと報告された為、アストラゼネカのワクチン使用は重度のCovid-19感染のリスクが高い高齢者に制限されていた。しかし、この新たな研究は、一部の国の一部の人々に報告された副作用の危険度より、ワクチンの効力性の方が顕著であることを示唆している。