東京オリンピック開始前のコロナウイルスのクラスター状況

Tokyo Olympics hit by rising Covid cases and scandals days before opening |  Financial Times

By Financial Times

東京では最初のオリンピックの試合が21日から開始されると言われている中で、コロナウイルス感染者のクラスターが、影を落としている。今日19日の時点で、既に東京にいる多数の感染数がオリンピック村、大会に取り組んでいる職員、海外からの競技者など、驚くべきクラスターが報告されている。オリンピックの主催側は、リスク・ゼロはないがテストを日々繰り返し、隔離を行うなどの措置において、リスクを抑える努力を行うと述べている。

東京オリンピックの最初の試合は水曜日に行われるが、開会式は金曜日(23日)である。ニューヨーク・タイムスが19日に伝えたところによると、ここ数日で約2万人の競技者、監督、審判員などが日本に到着した。オリンピック村内では3症例を含め、20人以上がウイルス陽性を示した。陽性と判定されたこれらの3人は、2人の選手と1人の役員を含む南アフリカのサッカーチームである。チェコ共和国からのビーチ・バレー選手の一人も、オリンピック村で陽性を示した。 加えて、大会に取り組んでいる日本人居住者である追加の33人の職員または請負業者はテストで陽性を示した。

更に、米国オリンピック・パラリンピック委員会が、東京郊外の千葉県でのトレーニング中に、女性体操チームの代理人がコロナウイルスの検査で陽性であったことを月曜日に確認した。ミズリー州グレインバレーのカラ・イーカーは19日に初めて陽性を示した為、10日から14日の隔離を開始したことを彼女のコーチであるアル・フォンが東京からのテキスト・メッセージで報告した。彼女は「気分が良い」状態であり、先月、記者とのビデオ通話でワクチンを受理したと述べた。空港での検査でコロナウイルスの陽性であった東京行きの人の近くに座っていたと知らされた後、英国からの別の6人の選手と2人のオリンピック関係者も隔離された。

オリンピックの主催者は、テストを繰り返し、社会的距離を維持し、移動を制限するなどの対策において、コロナウイルスの症例を制限する努力はできるが、症例を消滅させることはできないと述べているという。東京組織委員会の広報者は、テストで陽性となった選手と密接に接触している選手が隔離制限に従えばトレーニングを許可されると述べた。また、 競技者は毎日テストされ、競技から6時間以内にテストで陰性になった場合、試合参加が許可されると述べている。 国際オリンピック委員会のスポーツ・ディレクターはリスク・ゼロはないとし、テストと厳密なコンタクト・トレーシングおよび迅速な隔離により、オリンピック村は「Covidに安全な環境ですが、Covidがないわけではありません」と述べている。

2020年のコロナウイルスの蔓延のために1年遅れて開催される東京オリンピックは、最近から急速に拡大し始めたデルタ変異種によって、主催者および参加者が再度同じ不安に直面している。日本の国民は、オリンピック開催数日前に報告されているコロナウイルスのクラスターが、全土に拡大しないかどうかについて不安な面持ちで、大分長く待った東京オリンピックを迎えることになる。Covid-19の症例増加に伴い、東京オリンピックのキャンセルを求める抗議活動もある中で、観客の会場参加を中止したことは正しい判断だったかもしれない。

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