ワクチンのブースター・シャットが利用できるようになっており、その規模は11月のある時点までに拡大する可能性がある中で、ホワイトハウスは外国人の入国を完全に禁止する制限を緩和し、完全にワクチン接種を終えた人々は、米国に旅行可能になると報告した。米国疾病対策予防センターはそのガイドラインを提供している。
ファイザー/バイオNテック社のブースター・シャットと呼ばれる三回目のワクチン接種は、多くの州で10月1日から利用可能になっている。同社の付加的なワクチンの利用は、65歳以上および免疫機能不全の人々、職場でコロナウイルスの危機に日々直面している医療関係者、教師、養護ホームや幼稚園の職員、特定の健康上の危険性がある人々に利用可能である。ファイザー・ワクチンのブースター・シャットは、FDAが認可したことが9月24日に報告され、既に全米で開始されている。米国では過半数以上の人口が既にコロナウイルスのワクチン接種を終えている。米国疾病対策予防センター(CDC)によると、1月23日から9月20日までにCovid-19のワクチン接種を完了した人口は、ファイザー/バイオNテック社の場合99,477,000人以上、モダーナの場合、67,779,000人以上、ジョンソン&ジョンソンの場合14,651,000人以上である。この状況下で、更に、モダーナとジョンソン&ジョンソン(J&J)のブースター・シャットは11月に利用可能になる可能性がある。
ワシントン・ポストが15日に伝えたところによると、モダーナのコロナウイルス・ワクチンは14日、食品医薬品局(FDA)の独立した諮問委員会が65歳以上の人々と基礎疾患または職場での曝露のために重篤な病気のリスクが高い成人にブースター・シャットを「推奨することを満場一致」で決定した。加えて、同じ委員会は15日、FDAにJ&Jのコロナウイルス・ワクチンの追加接種を承認するようアドバイスし、一回で完了する最初のワクチンを少なくとも2か月前に投与した18歳以上の人々に推奨した。J&Jのワクチンを接種した人々の多くは、彼らが「取り残されている」と感じているという。同社のワクチンは重篤な病気による入院および死亡から保護する率は71%で、ファイザー(93 %)やモダーナ(88%)に比較すると「感染に対する完全な保護が不十分 」であると言われていた。J&Jのグローバル領域の治療責任者であるヨハン・ヴァン・フーフは、同社の「Covid-19ワクチンが、免疫反応を最適化し、症候性感染からの保護を強化し、将来の懸念の変種に備え、感染を減少させる事に役立つ可能性があることで、米国がcovid-19から個人をさらに保護するのに役立つている事を示した」と述べた。
ワクチン開発社とホワイトハウスがワクチンのブースター・シャットを促進している中で、バイデン政権は外国からの旅行禁止を緩和し、完全にワクチンを接種した人々は入国を許可すると発表した。ホワイトハウスの報道補佐官は「米国への外国人旅行者に予防接種を義務付ける米国の新しい旅行対策は11月8日に始まる。この方針は、公衆衛生、厳格性、そして一貫性によって導かれている」とツイートした。CDCは、米国の旅行者に対する旅行前、旅行中、米国に到着する前、旅行後およびワクチン接種を完全に終えていないが、米国に旅行しなくてはならない人々のためのガイドラインを提供している。
例えば、完全にワクチンを接種した旅行者は旅行前に、マスク着用、テスト、隔離に関連するすべての「航空会社と目的地の要件」に従うことを警告している。旅行中に、 飛行機、バス、電車、および米国内外を移動するその他の公共交通機関、および米国内の屋内では、マスクを着用する必要があると述べている。米国に到着する前の規定として、米国市民および完全にワクチン接種された人々を含めて、米国行きの飛行機に乗るすべての航空旅客は、旅行の3日前までにCovid-19の検査結果が陰性であるか、又は過去3か月前にCovid -19からの回復の文書を提供する必要がある。旅行3〜5日後にウイルス検査を受けるよう促している。更に、Covid-19症状の自己監視を行い、症状が出た場合は隔離し、検査を受けるよう求めている。旅行後、州および地方のすべての推奨事項又は要件に従うよう要請している。
ニューヨーク・タイムスの更新によると、現在、全ての年齢層でワクチンを少なくとも一回接種した人々の率は66%、完全に終えた率は57%である。これは、ワクチンが義務化され、12歳以上の子供達が接種可能になっているにも関わらず、さほどスピードが速いとは言えない。その原因は、各地でワクチン義務化の抗議活動が見られるように、米国の少数派はワクチン義務化に反対している。テキサス州の知事グレッグ・アボットはワクチンの義務化を禁止する知事令に署名したことが12日に報告された。同日、ホワイトハウスの記者会見で、報道官のジェン・サキは、テキサス州の行動の背後にあるものは何だと思うかと記者団に聞かれ「政治です」と答えた。フロリダ州の知事ロン・ディサンティスは、ワクチンおよびマスクの義務化をブロックする担当者を任命したことが9月24日に報告された。ディサンティスはコロナウイルスの拡大を防ぐための二つの重要な対策を閉じている一方で、彼はバイデンがCovid-19をまだ包囲していないと批判した。米国50州すべてとワシントンDCでの過去7日間の10万人あたり1日の平均Covid-19死亡数と死亡数の内訳を示すベッカーズ病院レビュー の10月15日の更新データーによると、100,000人あたりの死者数ランクでは、フロリダは5番目に高く、テキサスは6番目に高い。このリストのトップ10州は、ほぼ全て共和党州である。
結論として、米国政府によるワクチン摂取の促進は衰えていない。一方、一部州のリーダーたちは、学校区の指導者が推進している事と反対の対処を行っているため、これらの州では紛争があると報告されている。加えて、基本的に保守的な機関の一つである軍隊では、最高指揮官ジョー・バイデン大統領によってワクチン摂取が義務化されたにも関わらず、大多数の軍人はまだワクチンを接種していないと報告されている。宗教的な理由、ワクチンを接種できない免疫不全の体質、ワクチンの科学に懐疑的、コロナウイルスのワクチンに対する過激な陰謀説に動揺しているなど、様々な理由によって、ワクチン接種は引き続きスローである。良いニュースは、デルタ変異種の猛威があるにも関わらず、新たな感染症例は10月14日の時点で86,287であり、過去2週間で22%減少した。また、同期間の新たな死亡は1,818 人であり、これも 6%減少した。様々なデーターは、Covid-19の蔓延がワクチンを拒絶または躊躇している人々が多い保守派州から来ていると示唆したバイデンのコメントは的確である。