急上昇インフレに対するFRBの金利引き上げは何を意味?

Inflation rises AGAIN as prices jump by 7% in a year to the highest level  in 40 years | Daily Mail Online

By Daily Mail

インフレ率は約40年ぶりに7%の最高値に押し上げられている。バイデン大統領はこの報告に反応し、インフレーションは世界的傾向であると述べた。連邦準備制度理事会の議長ジェローム・パウエルは、上院銀行委員会での認証公聴会で、高インフレを回避するため早急に金利を引き上げる考えがあることを示した。幾人かの連邦準備銀行関係者はパウエルに同意している。

マーケット・ウォッチが12日に伝えたところによると、消費者物価は12月に0.5%上昇し、昨年の国民の生活費は1982年以来、最高の7%に押し上げられた。この高インフレは2022年に続く可能性が高いと予測されている。政府は12日、食品とエネルギーの不安定な価格を取り除く消費者インフレの別の指標が先月0.6%上昇したと述べた。これにより、過去12か月間の増加は31年ぶりの高値である4.9%から5.5%に押し上げられた。インフレの急上昇は強い顧客需要および継続的な労働力と供給の不足に起因している。価格圧力は2022年に緩和される可能性が高いが、経済専門家はインフレ率が年末までに3%を超える可能性があると予測している。 これとは対照的に、パンデミックが発生する前の10年間のインフレ率は年平均1.5%以上であった。

物価が上昇している分野は、特に食品、住宅、エネルギー、中古車、医療費などである。昨年からサプライ・チェーンに問題があると言われている中で、中古車や建設資材に対する高い消費者需要があり、個人消費者およびビジネスが購入するほぼすべてのものに高値が浸透し、インフレは経済全体に広がっている。幾つかの食品は、ストアーの棚から消え、肉類、卵、パンなどの値段は上昇している。一方、クリスマスのショッピング・シーズンであった12月中旬にはさほど緊迫した必需品ではない衣料品や装飾品などは価格が低下していたような印象があった。しかし、食品の高騰は、一般的な家庭に影響を与えていることは確実である。

このニュースはバイデン大統領にも警告を与えている。バイデンはホワイトハウスでの短いスピーチで、今日の報告は先月のインフレの報告から比較するとガソリンと食料の価格が下落し、価格上昇率の鈍化が進んでいることを示していると述べた。しかし、価格の上昇は依然として、家計費を圧迫しているため、やるべきことが残っていることは明白であると述べ、インフレは世界的な課題であり、パンデミックの景気低迷から抜け出すにつれて、事実上すべての先進国に現れると言った。バイデンは「アメリカは幸運なことに、最も急速に成長している経済の1つであり、米国救助計画のおかげで、価格の上昇に対処し、強力で持続可能な経済成長を維持することができます。それが私の目標であり、私は毎日それに到達することに焦点を当てています」と述べ、2021年3月に通過したケア法が米国のコロナウイルス経済を援助したことを強調した。

トランプ政権下でも奉仕した連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board:FRB) の議長ジェローム・パウエルは引き続き、最近二期目の議長としてバイデン大統領に指名された。パウエルは、世界で最も強力な中央銀行の長としてさらに4年間の任期を迎えるにあたり、11日に開催された上院銀行委員会での認証聴聞会で、インフレを抑えるための彼の考えについての質問をうけた。ニューヨーク・タイムスが11日に伝えたところによると、彼はこの日、議員らに「労働者に利益をもたらした急速に回復する経済は、もはや中央銀行からの援助を必要とせず、金利を引き上げることを含めて、インフレを抑えることが安定した拡大を可能にするために重要である」と語り、「FRBの挑戦についての最新の考え」を述べた。パウエルは「インフレが予想よりも長く高水準で持続するのを見れば、時間の経過とともに金利を引き上げなければならない場合、そうするでしょう。高インフレは最大の雇用を達成するための深刻な脅威です」と述べた。パウエルは、インフレが長引き「これらの高水準のインフレが私たちの経済や人々の思考に定着した場合、それは必然的に私たちからの遥かに厳しい金融政策につながり、不況につながる可能性があります。労働者にとって悪いことです」と言った。引き上げの回数については、経済がどのように発展するかに依ると述べたパウエルの考えに対する専門家の反応もある。クリーブランド連邦準備銀行の総裁であり、伝統的に多くの同僚よりも多くの利上げを支持してきたロレッタ・メスターは11日のブルームバーグのテレビ放送で、3月の利上げ開始を支持し、今年3回の利上げを期待していると述べた。アトランタ連邦準備銀行のラファエル・ボスティック総裁もロイターとのインタビューで、3月の金利政策変更は適切である可能性があることを示した。

FRBの議長パウエルが言及している金利引き上げは、彼がコントロールしている銀行、すなわちFRBおよび他の銀行からお金を借りる銀行に対してである。それは銀行からお金を借りるかまたは預金している消費者に影響が出てくる。金利の引き上げは、預金者にとって、その資産が上がることを意味するため、出費より更に預金をする動機を高めることになる。また、消費者が出費を抑えるようになると、製品の価格は低下する傾向があるため、物価高を抑える結果になる。一方、お金を借りることはもっと高くなるため、住宅ローンのある家の所有者は月々の支払いが高くなることを意味する。インフレーションを抑えるために金利を引き上げることは、必ずしも全ての人々にとってプラスであるとは言えない。しかし、現在の高水準のインフレが続く場合、多くの一般的な消費者にとって、歓迎できる状況ではないことも確かであるが、現在0.08%である金利の引き上げの規模、タイミング、および回数は非常に微妙でダイナミックな経済の影響を反映する問題であることを意味している。

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