米国最高裁は先週7日に、バイデン政権の二つの分野でのCovid-19のワクチン義務化に関する論争を聴聞した。先週、保守派判事6人は、バイデンのワクチンの取り組みに懐疑的な姿勢を見せていた為、今日13日の判定は驚くことではない。しかし、連邦政府からの資金を受けている医療施設の医療従事者に対するワクチン義務化を保持した。
バイデン政権のワクチン義務化は100人以上の従業員を抱える企業に対するものと、約75,000の医療施設が対象になるほぼ全ての医療従事者に向けられたものである。この義務化は、ワクチン接種を嫌っているが、強固な反対をしていない約20%範囲の人口層に効力があるとされていた。最高裁の判事9人は全員ブースターを投与しており、彼らは保護されていることを知っているにも関わらず、保守派判事6人は、バイデンのワクチンとテストの必須要項に加えて、事業主に対する潜在的な罰金が含まれる規定に反発的な態度を示していたようであった。バイデン政権の弁護士らは、Covid-19は前例のない危険なウイルスで多数の人々が死亡し、急激に増加しているオミクロンによって75万人が新たに感染していることを強調し、最年長のリベラル判事スティーブン・ブレイヤー は「信じられない」と反応したようである。
しかし、連邦政府から援助金を受けている医療施設の医療関係者に対するワクチン義務化の規定を保持した。ニューヨーク・タイムスが13日に伝えたところによると、最高裁は、企業への義務化を6対3で拒否したが、連邦資金を受け取っている施設の医療従事者にワクチン接種を要求する政府のより限定的な任務を5対4で許可したことで、バイデン大統領に「ささやかな勝利」を与えた。最高裁首席判事のジョン・ロバーツとブレット・カヴァナフ判事は3人のリバラルな判事の意見に参加した。一方、雇用主に対するワクチンの義務化での多数意見は、職場の危険に関する法律が8,000万人以上の労働者にコロナウイルスのワクチン接種またはマスク着用と毎週の検査を要求する義務を正当化しないと述べた。 また、義務化は「業界やCovid-19への曝露のリスクに基づく区別はありません。膨大な数の従業員の生活と健康への重大な侵入です」と述べた。しかし、「ほとんどのライフガードとラインマンは、医者や肉詰め業者と同じ規制に直面していることを考えると、より調整された規制は合法である可能性がある」という意見があった。
三人のリベラル判事は、100人以上の従業員を抱える企業に対する義務化を拒否した保守派判事に対して、「Covid-19が我が国の労働者にもたらす比類のない脅威に対抗する連邦政府の能力」を挫折させようとする裁判所の意欲は「信じられない」との失望を表明した。また、「この論争の他のすべての根底にあるのは、単一の単純な質問です。Covid-19から誰がどれだけの保護を決定し、どの種類のアメリカ人労働者が保護を必要とするのですか?職場の健康と安全に関する専門知識を持ち、議会および大統領として行動する機関は認可されていますか? または、裁判所は、職場を保護する方法についての知識がなく、それが引き起こす損害に対する責任から隔離されているのですか?」 との反論意見を書いた。
先週バーチャルで行われた論争で、政権の弁護士は、この緊急対策が6,500 万人の生命と 250,000の入院を防ぐことが可能であると主張していた。従って、超少数派である3人のリベラル判事らが、オミクロンによる極度な感染の激増が日々報告されている中で、多大な失望を表明することは、自然な反応である。保守派の最高裁判事らは、州の義務化に介入する意図はないものの、連邦政府の規定は前例のない権威的な規定であるとして、保守系判事6人全員が反対していた。しかし、連邦政府から援助金を受けている医療施設に対するワクチンの義務化の判定は、多くのメディアが予測していなかったようである。