
行き詰まっているロシア軍のコンボイ By Task & Purpose
ウクライナからの避難者は100万人を超え、グローバル的な人道危機に直面している中で、海外で暮らす50,000人は戦いに参加する為に、故郷のウクライナに戻った。国際刑事裁判所は、前例にない早い時期にロシアの大統領ウラジミール・プーチンに対する潜在的戦争犯罪の捜査を開始した。ロシア軍は二つの都市を征服したとの説もあるが、首都キエフに向かうコンボイと呼ばれる数十マイルの長さの戦車護送団は行き詰まっていると繰り返し報告されている。ウクライナの都市では意図的に民間区域が爆弾による攻撃を受けている中で、戦争が始まって以来、初めて記者会見に姿を見せた大統領ゼレンスキーは、ロシアと会話することだけが現在の平和的な手段であると述べた。また、ロシアとウクライナは二回目の交渉を行なったが、戦争を終えるという兆候はない。今日の展開で、真実を反映しているかもしれないエピソードは、ロシア軍の兵士が死亡する前に、母に宛てたメッセージである。
ウクライナからの避難者は100万人を超過
数分毎に新たな情報が追加更新されるニューヨーク・タイムスのライブによると、家を放棄し、国外に逃亡したウクライナからの避難者は100万人を超えている。国連は、約400万人が他国への難民になることを含め、人口の約4分の1に相当する1,000万人のウクライナ人が避難する可能性があると予測した。ロシアの爆破による攻撃はエスカレートし、ウクライナのほぼ全ての都市で、壊滅的な建物の破壊、死者、負傷者が増えている為、国外へ避難する人々も日々増加している。同紙によると、ロシア軍は、南部にある主要都市の一つであるヘルソンを含めて、2つの都市をほぼ取り囲んでいるという。ヘルソンは水曜日にロシア軍の手に落ちたが、ウクライナの当局者は、彼らの軍隊が「ロシア軍を数週間または数ヶ月間つまずかせる可能性のある機知と創造性でロシアの路線で戦いを繰り広げている」と述べた。
5万のウクライナ人は海外から自国に戻り闘いに参加
ウクライナの多くの都市で、爆破による崩壊のひどい状況を描写するイメージが劇的に増えている。爆破された瓦礫と死体など、壊滅的で悲惨な状況が報告されている中で、ウクライナ国境警備局の当局者は、フェイスブックへの投稿で、海外に住む5万人以上のウクライナ人が、リヴィウ地域の検問所を経由し、ウクライナに戻り、戦争に参加していると伝えた。それらの約80%は18歳から60歳までの男性である。この国に住むその年齢のすべてのウクライナ人男性は、戒厳令下で去ることを禁じられている。
行き詰まっているロシア軍の数十マイルの長さのコンボイ
ロシアによるウクライナ侵略の数日後から、ほぼ毎日ロシア軍のコンボイは、引き続き「行き詰まり」状態であると報告されている。米国国防当局者は3日(木曜日)の朝、ロシアは、多くの軍隊をウクライナに送ったが、3日目に停滞しているように見えたと言った。ウクライナ軍は主要な北部の都市であるキエフ、ハリコフ、チェルニヒウの侵略を試みるロシア軍のコンボイを攻撃している可能性があると述べた。ロシアの作戦をモニターしている国防総省は最新情報を国防総省の記者に提供した。ロシアは、ウクライナに15万人以上の兵士を送り、その90%を侵略軍として配備しているが、2日の朝、国防高官はその数字を82%に変更した。国防総省は、クリミア半島北の都市であるヘルソンがロシアの支配下に置かれたという報告を確認できず、アゾフ海にあるマリウポリの港湾都市はウクライナの支配下にあると見ている。国防総省の当局者は、黒海の重要な港であるオデッサ市に向かって、ロシア軍が移動している様子を見たことがないと述べた。当局は、ウクライナの標的に対して、多様な種類のロシアのミサイル480発以上が発射された事を確認した。これらのミサイルのうち230発以上はウクライナ国内の移動式発射装置から発射され、約160発がロシア国内から発射され、70発はベラルーシ内から発射され、10発が黒海のロシア軍艦から発射された。当局者は米国がウクライナに対空兵器と防空兵器を提供し続けていると言ったが、それぞれの量と種類についての質問に答えることを拒否したとタイムスは伝えている。
ゼレンスキー大統領の記者会見
ロシアの攻撃が激化している中で、ウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーは、キエフに留まっていることを示すため、彼自身のビデオを公開し、1対1のインタビューで数日間話した後、戦争開始以来、3日に最初の記者会見を行なった。記者たちは護衛されながら、大統領府の敷地内にある土嚢の障壁を通り過ぎ、兵士で溢れている暗い廊下を通ってゼレンスキーに会った。戦争時の大統領になった彼は、ウクライナの将来の安全は、戦争の結果に依ることを西ヨーロッパの指導者たちに説得するための彼の努力を説明した。
二回目の両国間交渉
ロシアとウクライナ当局者間の二回目の協議は3日ベラルーシで始まった。ロシアの国営テレビは、交渉のテーブルに座る前に、両国の当局者が握手をしていることを示した。ゼレンスキーの補佐官は交渉におけるウクライナの優先事項は、即時停戦、休戦協定、民間人の避難のための人道的な方法についてであるとツイッターに投稿した。両国は、激しい戦闘の地域に食糧と医薬品を届け、民間人が避難できるように「人道的回廊」を確立することに同意した。 しかし、ウクライナの代表者の一人は「残念ながら、ウクライナが必要とする結果はまだ達成されていません」と伝えた。ウクライナの即時停戦の希望にも関わらず、ほとんど進展はなかったようである。
死亡前のロシア兵士の母へのメッセージ
ウクライナの国連大使セルギー・キスリチャは今週、国連総会で、ロシアの兵士が殺される直前に母親に送ったテキスト・メッセージを読み上げた。タイムスによると、そのメッセージは、兵士が死亡した後、ウクライナ軍によって入手されたものである。大使が読みあげたメッセージには「ママ、私はウクライナにいます。ここには本当の戦争があります。私は怖いです。 私たちは、すべての都市を一緒に爆撃し、民間人を標的にすることさえしています。彼らは私たちを歓迎すると言われました。彼らは私たちの装甲車の下に落ち、車輪の下に身を投げ、私たちを通過させませんでした。彼らは私たちをファシストと呼んでいます。ママ、これはとても厳しいです。」と書かれている。
ロシアに対する戦争犯罪の捜査が開始
ロシア兵士のメッセージは明らかに、ロシア軍が意図的にウクライナの民間人を殺害していることを示唆し、プーチンは戦争犯罪に問われる責任があることを示している。国際刑事裁判所(ICC)の検察官は、ウクライナで潜在的な戦争犯罪の即時の犯罪捜査を開始した。検察官のカリム・カーンは2日遅く、ほとんどがヨーロッパ諸国である39か国からの要請を受けた後、捜査を早急に進めると述べた。検察官は通常、裁判官からの承認を数か月待つ為、この動きは前例がない。
爆撃による攻撃が激化している中で、安全上の多大なリスクがあるにも関わらず、ICCの捜査官による調査が始まるという前代未聞の状況がある。この捜査については、今後も注目されるはずである。ウクライナでの破壊が悲惨な状況になっている中で、海外の動きも活発になっている。国連総会は2日ウクライナに対するロシアの侵略を責める為の決議案に投票し、141か国が賛成し、35か国が棄権し、ロシア、ベラルーシ、シリア、北朝鮮、エリトリアの5か国のみが反対票を投じた。この動きは、国連総会に参加した大多数の国が、ウクライナ側に立っていることをロシアに知らせるための象徴的な合図のひとつである。バイデン大統領は、人道的および軍事的援助の為、100億ドルを融資するよう議会に求めている。ウクライナ国防相は2日、海外から幾つかのミサイルとトルコからドローンの出荷を受け取ると発表した。プーチンのウクライナへの侵攻が激化している中で、米国とヨーロッパは3日、プーチンに直結しているロシアのエリート富豪者に旅行禁止や、資産差し押さえを含む一連の制裁を追加し、経済的圧力を益々強化している。プーチンは核兵器の危機を脅しているため、直接軍隊を派遣することは、その危惧を更に高めるため、ウクライナに軍事品を送るかまたはロシアに対する経済的制裁を強化するかのいずれかで対処しているようである。