ロシアによるウクライナ侵攻の月曜日の状況

By The New York Times

ウクライナからの避難者は増加し、昨日6日までに数百人のウクライナ人が死亡している中で、母親と二人の子供は避難中にロシアの迫撃砲に遭遇し、死亡した悲惨な状況がある。ロシアとウクライナ代表団の交渉で同意したとされる一つは、避難回廊を許可することであったが、爆撃は停止されておらず、避難することが著しく困難になっている。ロシアは今日、避難への複数の回廊を提案したが、そのほとんどはロシアまたは彼らの同盟国であるベラルーシに繋がるように企画されている。両国は今日、三回目の交渉を行ったが、結果を得ることはなかった。また、ロシアの大統領ウラジミール・プーチンはロシアが戦争を止める条件を提示したが、ウクライナはその一方的な要求を承認していない。加えて、ウクライナがロシアを訴訟した国際裁判所で、両国は7日に論議を行う予定であったが、ロシア側はボイコットした。

先週4日までには、ロシア軍はウクライナの首都キエフを包囲し始め、住民の食糧、医薬品、水、電気、燃料の供給を大幅に削減し、近隣を砲撃している。そして、6日までには150万人以上が、ポーランドまたは他のヨーロッパ諸国に避難したが、避難者は今日更に増加している可能性がある。現在、残っている大多数のウクライナ人は彼らの避難ルートが極端に狭くなり、益々必死の状況に追い込まれているようである。ビデオや写真での情報で見る限り、ウクライナは若い人口層、特に子供が多いことが印象的である。国連は先週、避難または亡命者の50%は子供であると推定した。また先週、二回目の両国代表団による交渉で、ウクライナ市民の避難中にロシアは攻撃しないという条件を受け入れたと報告されたが、実際には爆弾は続いており、無差別に攻撃している。6日の日曜日、避難中の家族のグループは、ロシア軍のターゲットになり、子供連れの家族は住宅地の通路で死亡した。その写真は、ロシア軍の残酷性のシンボルになっている。ウクライナのイルピンでは、「イルピン川を安全に渡る確率を計算」し、バックパックと青いスーツケースを運んでいた家族が日曜日、建造物の入り口近くでロシアの迫撃砲に撃たれて死亡した。この日の朝、空気に漂っているコンクリートのほこりが減少したとき、ウクライナ人は「現場から狂った」ように逃亡を急いだ。母親と彼女の子供の二人は、家族の友人と一緒に、突然死亡し、車道に倒れている痛ましい写真が紹介された。

モスクワがウクライナに提案した6つの避難経路のうちの4つは、ロシアとベラルーシの2つの国につながっているため、ウクライナは、ロシアとベラルーシへの避難は「受け入れられない」と述べ、戦闘地帯から逃げる民間人がウクライナ西部またはEU諸国に到達することを許可されるべきであると主張した。 ワシントン・ポストが7日に伝えたところによると、戦争が12日目に入った7日、ロシアとウクライナの代表団は、三回目の交渉を行なった。ロシアは、攻撃を止める条件として、ウクライナがクリミアとウクライナ東部の大部分を放棄するよう求めたため、この交渉も「突破口なしで終った」という。しかし、ウクライナの交渉担当者ミカイロ・ポドリャクは、地元の消火と避難回廊の後方支援の取り決めについて、幾つかの進展をもたらしたと述べた。これまで、ロシアは攻撃を続けているため、安全に地域を離れることは極端に困難になり、状況を大幅に改善する結果はないようである。ウクライナ側は「協議が継続され、結果は得られる」との希望を表明している。しかし、その交渉が行われる前に、プーチンは、ウクライナが「中立国になる事を受け入れ、NATOに加盟する努力を放棄し、完全に非軍事化する」ことを要求した。ロシアはウクライナが、これらの野心的で一方的な条件に同意しない場合、攻撃が止むことはない事を示唆した。

一方、ウクライナ当局は、民間人が逃げようとしている「避難回廊」の砲撃を止めなかっとロシア軍を批判し、数十万人を西側ではなくロシアとその同盟国であるベラルーシに避難させるというクレムリンの提案を拒否し、最も困窮している人々を救済する活動をロシアが阻止したとして非難した。また、ロシアは7日に、オランダ西海岸の都市ハーグにある国連の最高裁判所での公聴会に出席せず、戦闘の即時終結を求めるウクライナの努力を事実上ボイコットした。ウクライナが進めた国際司法裁判所(ICJ)での訴訟は、プーチンの侵略の理由が、ウクライナの「非ナチ化」を達成し、東部での「大量虐殺」を終わらせることを目的としていると述べている為、ウクライナ侵攻に関するロシアの公式説明に焦点を当てることが目的であった。ロシアがウクライナに対するその証拠を提示できるのであれば、ICJでの論議は絶好のチャンスになるが、ロシアはこの機会をボイコットした。

ウクライナに残っている主に男性の市民らは、複数の都市の各地で爆破されている建物の残骸の痕跡を調査し、ロシアの戦争犯罪を証明するための証拠を探している。また、ウクライナ兵士や民間人は、地面に散在している武器や鉄を集め、ロシア軍が通る道路に要塞を作り、待ち伏せている作戦も展開している。プーチンは引き続き、ウクライナ大統領が「大量虐殺」を指揮しているとするプロパガンダを世界に広める戦略を推進しているようである。ロシアは月曜日(7日)のみ、一時的に停戦すると述べたと報告されたが、今日もロシアの戦車、ロケット、地雷などを利用した攻撃は続いているため、ウクライナ人のロシア軍に対する不信感と恐れは益々高まっていると言われている。ウクライナでの緊迫した状況を受けて、ゼレンスキーは、ウクライナの空上を「非飛行ゾーン」にするか又は戦闘機を送るよう要請している。米国やNATOは、非飛行ゾーンを定める場合、状況は悪化するとして反対しているため、ジェット機をウクライナに送ることを考慮しているようである。米国の高官は7日、米国とNATOはこれまでに、17,000発の対戦車ミサイルと2,000発の対空ミサイルをウクライナに送ったとCNNに語った。そのような武器を搭載した14機がウクライナとポーランドの国境に4日到着し、ウクライナは、ミサイル、ロケット発射装置、銃器、弾丸、武装衣類、医薬品などを含めて、既に多量の軍事品と物資を受理したと報告された。

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