ロシア軍は軍隊勢力が後退し縮小している証拠がある

キエフのショッピング・モール  2022年3月21日 By BBC

バイデン大統領は、今週同盟国のリーダー達に会い、ウクライナの状況について会談するため、ヨーロッパへの旅行に向かう前の22日、「プーチンの背中は壁にぶつかっている」と述べた。ウクライナ軍は、ロシア軍が占領していた地域から彼らを追い出すことに成功し、ロシア軍は彼らのヘリコプターを空港から除去した形跡があることが報告されている。同時にウクライナの空軍が支持する戦闘ジェット機の数はロシアの4分の1の規模であるが、空上でもウクライナ軍は優っているようである。ロシア軍は、勢力を失っており、既に行き詰まりの傾向が見られるようであるが、引き続き攻撃を続けている。

バイデン大統領は、23日夕方ベルギーの首都ブリュッセルに到着し、NATOおよびG7の同盟国とロシアが化学兵器を使用する可能性も含めて、ウクライナでの攻撃が残酷になっている状況について会談を行い、その後ポーランドを訪問する予定である。ここ数日間、ロシア軍はマリウポリを占領するため、キエフとマリウポリ周辺でハイパーソニックと呼ばれる急速ミサイルを利用した爆撃を続け、劇場に続き、ショッピング・モール、学校など次から次に大きな敷地の複数の構造物を急激に破壊している。ウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーは、ロシアが人道的な護送団を阻止しただけでなく、避難を援助している複数のバス運転手や救助隊員も攻撃していると批判した。ペンタゴンのスポークスマンは民間人をターゲットにした攻撃がエスカレートしていることを示唆する「証拠を見た」と述べた。また、バイデンおよび当局者は、プーチンが化学兵器または生物兵器の使用を検討している可能性があると警告している。一方、ウクライナ国防省は22日、ウクライナ軍は激しい戦闘の後、キエフ郊外のマカリブからロシア軍を追い出し、領土を取り戻したことで、ウクライナ軍は北西からキエフを包囲するロシア軍の動きを阻止することを可能にしたとし、ロシア軍に後退の兆しがあると述べている。

更に、タイムスが分析した衛星画像によると、ロシアはウクライナ南部のヘルソンにある戦略空港からヘリコプターのほとんどを撤退させた。専門家によると、南部でのロシア軍は後退している明らかな兆候があるという。宇宙画像会社プラネットラボが6日間連続的に撮影した画像が明白にした通り、空港からの機器の撤去は、ウクライナ軍がヘルソン地域の失われた領土の奪還を迫っているときに起きた。 国防総省は、ウクライナにおけるロシアの「戦闘力」は、侵略前にベラルーシとロシア西部に集まった15万人以上の軍隊で構成されているが、ウクライナの兵士は、ロシア軍に損失を与えており、初めて軍隊の90%を下回ったと評価した。国防高官は22日の朝、ロシア軍はウクライナで通常の補給線や兵站を含む「多くの面で苦労している」と述べ、国防総省は、凍傷のために軍隊が避難していた一部のロシア軍の兆候を見たと述べた。当局者は、ロシアの死傷者数の見積もり提供を拒否したが、先週、アメリカの諜報機関は、紛争で7,000人のロシア軍が殺害されたという控えめな見積もりを提示した。国防総省当局者は、ロシア兵の死傷者数が軍事力の10%を失った場合、単一のユニットは戦闘関連の任務を遂行できなくなり、そのような損失は、軍隊の士気と結束にも影響を及ぼすと述べている。つまり、当局は死傷者が増加し、その他の闘争が低迷していることから、ロシアの戦闘部隊は「縮小した」と判断しているという。

また、国防総省はロシア軍が化学兵器または生物兵器の使用に向かっているという兆候を見ていなかったと述べた。 バイデン大統領は21日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が国際条約で禁止されているそのような兵器に目を向ける可能性があることを警告した。バイデンは米国のビジネス・リーダーとの会議で、「彼の背中は壁にぶっかっている」と述べ、プーチンが利用する可能性のある戦略は「厳しさが増している」と述べた。防衛高官は、ロシアの兵士がキエフのような人口密集地を占領する際に、地上で進歩を遂げることができなかったため、ロシア軍は都市への長距離砲撃とロケット攻撃に依存し続けたと述べた。 当局者は、過去24時間でアゾフ海のロシアの軍艦が初めてマリウポリを砲撃しており、民間地域での無差別な爆破は戦争犯罪であると述べた。当局者は、記者団への要旨説明で「確かに先週かそこらで、ロシア人が意図的に民間人を標的にしたという明確な証拠を見た」と述べた。 また、当局者は「同様に戦争犯罪を構成するであろうロシア軍による地上での行動の兆候もある。政権は証拠を提供することで進行中の複数の調査を支援する予定である。しかし、民間人の標的とウクライナの人々に対するこれらの無差別かつ意図的な攻撃を通して、彼らが戦争犯罪を犯しているという明確な証拠を見ている」と述べた。

ゼレンスキーは3月16日の米国議会へのビデオ演説で、「ロシア軍はすでにウクライナで1,000発近くのミサイル、無数の爆弾を発射した」とし、ウクライナ空域を飛行禁止にするか又は戦闘ジェット機を提供するよう要請した。ウクライナには現在、約55機の戦闘機があり、その数は撃墜や機械的故障から減少している。ロシアの保持数と比較すると非常に少なく、ウクライナが5機から10機を飛行している時に、ロシア軍は1日あたり約200の出撃飛行を行っている可能性があるという。ウクライナのパイロットは「最大のパフォーマンスを発揮する」ことが期待されている。ロシア軍のパイロットは、ウクライナ軍によって支配されている領土上空を飛行しているため、ウクライナのパイロットは対空ミサイルを移動させ、飛行機を撃墜することができるという唯一の利点がある。ウクライナ当局は、彼らの軍隊が97機の固定翼ロシア航空機を撃墜したと述べた。

 マリウポリはアゾフ海の北海岸にあるウクライナ南東部に位置し、人口約432,000人のウクライナで10番目に大きい都市である。ここでは、ロシア軍が占領を開始し、3月2日からほぼ毎日、アパート、マンション、産婦人科病院、劇場などの民間人を襲撃している。しかし、ウクライナ軍の激しい抵抗と防衛に直面し、先週、避難場所であった劇場が全面的に爆破された後、ロシア軍は、降参するよう求めたが、マリウポリの市長に拒否された後、更に激しい空爆を続けている。現在もマリウポリでの爆撃は続いている中で、これまでにキエフでは学校、ショッピング・モール、複数の住宅地、レストラン、スーパーマーケット、食品保存倉庫、トロリー・バスが破壊された。その他、少なくとも10以上の都市で、病院、学校、アパート、住宅地、教会など、それぞれ複数の民間の建物が爆破され、多大な被害状況になっている中で、現在も連続的な爆撃が続いている。又、22日ウクライナ軍は、キエフ郊外のマカリブからロシア軍の進歩を阻止することができたようである。ウクライナの空軍が保持するジェット機の数はロシア軍に比較すると、小規模であるが、ウクライナのパイロットは、自国の地理に慣れているという利点に加えて、戦略に優っているという。ロシア軍は、空港に駐機されていたヘリコプターを16日に撤退させた後、21日もその駐車場は空の状態が続いている。23日のCNNニュースによると、ロシア軍は既に10,000人が死亡している。そのような状況について、ペンタゴンはロシア軍が明らかに縮小していると見ている。プーチンは、ウクライナでの攻撃をすぐに停止する計画はないため、米国とNATOは戦争の拡大を防ぎながら、更に制裁を強化し、ヨーロッパの東側にさらに多くの軍隊を配備するように動いているとタイムスが23日に伝えている。

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む