ハッチンソンの驚異的で爆発的な証言

2022年6月28日  By AP News

今日の公聴会のスポットライトはホワイトハウスの大統領補佐官マーク・メドウズの元補佐官であるキャシディ・ハッチンソンであった。単独の証言者であった彼女は、1月6日の議事堂反乱を調査している下院特別委員会による6回目の公聴会で、前大統領ドナルド・トランプが副大統領マイク・ペンスは絞首刑に「値する」とメドウズに言ったと証言した。ハッチンソンは以前に非公開のインタビューを受けており、即時にそして自然に応答した。今日の公聴会での委員会の主なテーマーは暴力であり、暴動が起きる前から、ドナルド・トランプは、彼の支持者による議事堂への行進が暴力的に発展することを知っていたことを示した。委員会は、ハッチンソンの証言に関連するビデオ、メモ、文書などを公開することで、これまで知られていなかった幾つかの驚異的な事実を明らかにした。

今日東部時間午後13時から始まった公聴会は、いつものように委員会の議長ベニー・トンプソンおよび副議長リズ・チェイニーの冒頭スピーチ後、13時9分に25歳のキャシディ・ハッチンソンは起立し、宣誓を行った。今日の公聴会での唯一の証言者である彼女に対して、委員会は、以前に非公開のインタビューを受けた時のビデオ録画証言を頻繁に利用した。彼女へのチェイニーの質問は、彼女が以前に述べたことを再確認しながら、トランプとメドウズ、メドウズと彼女との会話での記録を通して、トランプは暴力が起きることを知っていたこと、親トランプ派の暴徒は、最初から議会をターゲットにしていたこと、顕著な選挙不正はなかったと知らされた時、トランプは暴力的な態度を示したこと、反乱後に幾人かの官僚が辞職するなど、トランプを弾劾する必要性の懸念が提起されたことである。今日の公聴会の主な目的は「暴力」が計画的なものであり、それはトランプが知っていたことを示すことである。

ハッチンソンは、トランプが事前に議会で暴動が発生することを知っていたと証言をした。彼女は、大統領補佐官のマーク・メドウズが2021年1月2日、彼女に「物事は1月6日に現実になり、本当に悪くなるかもしれない」と警告したと証言した。彼女は以前の証言で、メドウズに言及し「重要な証拠がないように思われる特定の州で訴訟を起こし、それについて州議会に連絡するホワイトハウスが選挙後の期間を処理する方法で、彼は選挙の前例に関して危険な影響がある可能性があると彼(メドウズ)は感じていました。あなたが知っているように、私たちの民主主義のために、彼は私たちが(敗北を)認めることを望んでいました」と述べ、メドウズはある側面で圧力を受けていたことを示唆した。

更に、委員会は暴徒が議会全体を攻撃の対象にしていたことを示した。委員会は、トランプ政権下の司法省の安全保障部門が記録した「連邦の建物を占領しろ」および「国会議事堂に侵入しろ」との二つの電子メールのメッセージを公開した。さらに米国シークレット・サービス(USSS)諜報部門は「盗みを止めろ」のトランプMAGA(アメリカを再び偉大にする)の集会が「選挙詐欺に抗議するために愛国者は1月6日にワシントンDCに現れなければなりません。私たちはすべての連邦政府の建物、公園、記念碑、そして広場を占領しなければなりません。」と記載された電子メールも公開した。更に、議事堂警察の掲示板に書かれた「以前の選挙後の抗議とは異なり、親トランプ支持者の標的は、以前のように必ずしも抗議者に反対するのではなく、むしろ議会自体が6日の標的である」との警告の文書を提示した。また、USSSの諜報部門の文書は「コンスティテューション通りにあるホワイトハウス近辺の大統領楕円と呼ばれるサイトに、暴徒らが持参している武器を検波する磁力計を通過するのを待っている列には約10,000人以上が並んでいます。群衆の一部のメンバーは、防弾チョッキを着用し、無線機器と軍用級のバックパックを持っています。」との安全保障に関連する複数の記録を公開した。ハッチンソンはトランプが、銃器を検波する措置を除去しないとするシークレット・サービスの決定を無効にするよう要請したと証言した。彼女は、トランプが議会に行進すると群衆に言った時、トランプは群衆が武器を持ちボディ・アーマーを着用していたことを知っていたと証言した。また、ホワイトハウスのトランプの弁護士パット・チポロンは、メドウズがトランプに議事堂に行くよう押していたと述べたことについて証言した。

加えて、委員会はトランプに暴力的な素養があることを示した。反乱の日に正午からスピーチを始めたトランプは「私はあなた達と一緒に議事堂まで歩きます」とある時点で言った。しかし、実際にトランプは議事堂には行かなかった。ハッチンソンは、トランプが「1月6日に議事堂に行くことはできないと言われた時、『私は大統領だぞ』と言い、怒りました」と証言した。また、委員会は、USSSの詳細に言及し、トランプが議会に向けて運転するため、リムジンのハンドルを掴もうとしたと彼女が証言したとする以前の非公開ビデオ録画を公開した。また、当時の司法長官ウィリアム・バァーが選挙詐欺の証拠はないと言った後に、トランプは昼食の皿を壁に投げたと証言した。最も驚きの証言は、ペンスが絞首されることに「値する」とトランプが思ったとメドウズが彼女に語ったことである。

下院共和党少数派リーダーのケビン・マッカーシーを含む複数の共和党議員、彼の娘のイバンカ、長男のトランプ・ジュニア、トランプと親しいとされるフォックス・ニュースの複数のホストらは、暴動がエスカレートする前後に、暴力をやめさせるよう又は暴徒らを自宅に帰すよう、並々ならぬ説得を行ったが、トランプは彼らの請願を無視し、即時に行動を取らなかったことを委員会は強調した。事実、政権内およびホワイトハウス内では混沌またはパニック状態があり、トランプ政権の官僚の幾人かは辞職した。当時教育省の長官であったベッツィー.デヴォスは辞表の書簡に「あなたのレトリックが状況に与えた影響を誤解することはありません。そして、それは私にとっての感染点です」との文書の一部を委員会が公表した。ハッチンソンは、トランプが公的に発表するべき提案としてのメモを書いたと証言した。委員会が召喚したそのメモには「適切な認可がなく、議事堂に入った人は誰でもすぐに去るべきです」と述べている。そして、委員会は副大統領マイク・ペンスが即時に大統領を代行するべきであるとの要請があったことを示す文書を公開した。それにはホワイトハウスが「その職務の権限と義務を果たすことができないため、副大統領は、直ちに大統領代行としての職務の権限と義務を引き受けるものとする」との憲法修正第25条に基づく動きがあったことを示した。それはフォックス・ニュースの主要人物であり、トランプの強い支持者であったショーン・ハニティが当時ホワイトハウスの報道官ケイリー・マケナニに送ったテキストに示されている。委員会がテレビ画面に公開した記録は、その5つの要点の中に「弾劾と修正25条は現実であり、多くの人々は辞職する」と述べていることを示した。

東部時間午後2時55分に終わった公聴会で、キャシディ・ハッチンソンはドナルド・トランプが議事堂に行くことを望んでいたことが法的に危険であることを示唆した。彼女は、チポロン弁護士が「私たちは考えられるすべての犯罪で起訴されるでしょう」と言ったことについて説明し、トランプが暴徒らと一緒に議事堂に行く意思があったと証言した。また、彼女はトランプが暴力の発生を知っていたこと、トランプは暴徒らがペンスに危害を加えることを承認したことを示唆した証言は非常にショックであり、トランプ自身が乱暴且つ抑制不可能な態度を見せたこと、ホワイトハウスとトランプのメディアと言われたフォックス・ニュースの主要ホストがトランプへの弾劾の可能性を表明していたことなど、総体的にハッチンソンは、選挙に敗北したにもかかわらず権力に留まろうとしたトランプの世界には脅しがあることを視聴者に示した。言い換えれば、2021年1月6日に国会議事堂を襲撃した暴力的な暴徒とトランプは、選挙結果を受け入れないとする共通の強固な意思に基づき、暴力に対する彼らの心と行動は一体であったことを示した。かなり遅くなってから、トランプが「平和的に家に帰りなさい。あなた達を愛しています。あなた達はとても特別です」と言った時のビデオに描写されたトランプの表情は、まさにそうであった。公聴会の閉会スピーチで、トンプソン議長は多大な勇気を持ち、公聴会で証言することに協力したハッチンソンに感謝を表明したように、彼女のためらいを示さない率直な語りは、そのような状況を視聴者に直接伝えており、そして、委員会は、暴力を扇動した人物が4年間米国の大統領だったことを視聴者に伝えるショッキングな幾つかの瞬間を描写した。

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