アメリカ人はなぜアサルト銃を保持しているの?

Why do Americans own AR-15s?

2023年3月27日:Washington Post

軍隊スタイルのアサルト銃を利用した大量殺人事件が起きる度に、平穏な一般のアメリカ人には不要であるはずと思うが、約 1,600 万人のアメリカ人が、米国で良く売れている AR-15 を所有していることことが判明している。ワシントン・ポストは27日、人々がどのような理由で購入するのか、どのような人々が購入しているのか、どのような地域に住む人々がAR-15を保持しているのか、非常に興味深い調査結果を公開した。

この記事によると、米国で最も売れているライフルはAR-15である。現在、ほぼすべての主要な銃器メーカー(almost every major gunmaker)が独自のバージョンの武器を製造しており、銃のディーラーやウェッブ・サイトで販売されている。批評家(Critics)は、軍事用の銃(the military-style gun)は民間で合法的に使用されていない(no legitimate civilian use)と主張しているが、アメリカ人の約 20 人に 1 人(about 1 in 20 Americans)が銃を所有している。ワシントン・ポストとイプソスは、約400人のAR-15所有者に武器を所有する理由、使用目的、発射頻度に関連する情報を提供するよう求めた。

ワシントン・ポストとイプソスの合同調査によると、AR-15 の所有者は民主党、共和党、無党派による全ての州に住んでいる。しかし、アメリカ人全体と比較すると、AR-15 の所有者は白人、男性、40 歳から 65 歳の間である可能性が大幅に(significantly)高い。また、彼らはより高い収入があり(have higher incomes)、軍隊に勤務した(have served in the military)ことがなく、共和党員である(to be Republican)可能性が高い。また、AR-15 の所有者は、2020 年にドナルド・トランプ前大統領が勝利した州に住む可能性は、成人全体より(than adults overall)も高いという。

AR-15 を所有する最も一般的な理由は33%が護身用(self-defense)であり、その他の一般的な回答には、15%がレクリエーション、15%は射撃(target shooting)、12%が狩猟(hunting)のためであり、12%は憲法修正第 2 条の権利として(as their Second Amendment right)、 AR-15 を所有していると述べた。9%の人々は「見た目がいい」こと、「好き」だから、「欲しいため」などの理由を挙げた。6%の人は、「使いやすい」、「簡単」、「正確である」を理由に挙げた。また、「軍隊で利用した」、または「警察官として使用している」、「仕事」で必要との理由を挙げた人は4%である。

以下の調査は性別、年収、地理、所在地、人種、年齢、教育、党派別などの人口動態的な比較を示している

表1:性別男性女性
AR-15 を所有81%19%
他の銃を所有60%40%
米国成人全体49%51%
表2:年収$5,000以下$5000 – 99,000$100,000以上
AR-15 を所有15%29%56%
他の銃を所有27%34%39%
米国成人全体29%29%43%
表3:地理的田舎郊外都市
AR-15 を所有28%48% 24%
他の銃を所有27%44%30%
米国成人全体17%48%35%
表4:場所南西中西部北東
AR-15 を所有47%23%20%10%
他の銃を所有44%21%23%12%
他の銃を所有38%24%21%17%
表5:人種白人ヒスパニック黒人その他
AR-15 を所有74%11%9% 
他の銃を所有75%9%10%7%
他の銃を所有62%17%12%9%
表6:年齢18 – 3940 – 6465 以上
AR-15 を所有28%56%15%
他の銃を所有25%49%26%
米国成人全体37%41%22%
表7:教育非大卒大卒
AR-15 を所有67%33%
他の銃を所有72%28%
米国成人全体65%35%
表8:党派別共和党民主党独立系その他
AR-15 を所有41%10%46% 
他の銃を所有36%21%40% 
他の銃を所有27%27%39%7%
表9:軍隊の経験経験未経験
AR-15 を所有28%72%
他の銃を所有18%82%
米国成人全体  8%92%

ポストによると、2022 年にイプソス が実施した全国調査で成人の 31% は銃を所有していることが判明した。AR-15 所有者に対するポストとイプソスの調査では、銃所有者の推定 20% は軍隊スタイルの AR-15 を所有し、アメリカ人の約 20 人に 1 人(6%)はAR-15 を所有している。米国成人の人口は 2 億 6,080 万人であるため、約 1,600 万人のアメリカ人が AR-15 を所有していることを示唆している。

結論として、表8 : 党派別の調査で、注意すべきことは、独立系と主張する有権者の中には実際には共和党に投票する有権者も多いことである。そのような背景にはジョージW・ブッシュ政権下で2003年にイラクを侵略した時、対テロ戦争の一環としてイラクが大量破壊兵器を保持していること、2001年9 月 11 日の同時多発テロ攻撃に関与したオサマ・ビンラディンを擁護しているとの理由に基づいていたが、それはいずれも間違っていたことが判明した後に、共和党の有権者は、表面上「私は独立派です」と言うようになった時期があった。しかし、それは長く続いている傾向であるため、AR-15 を所有している率は、独立系が最も多いと言う数値は疑問である。この調査の特徴として言えることは、AR-15 の所有者は男性より女性が圧倒的に多く、白人が最も多い。更に、郊外および保守州が集中する南部地域が最も多く、年齢では中高年層が最も多く、高所得者が最も多い。教育レベルの高い人々より、高くない人々の方が遥かに多い。党派的には独立系が最も多く、軍隊に奉仕したことがない人々が圧倒的にAR-15を購入しているという驚きの現状を示している。

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