インド首相のホワイトハウス訪問は何のため?

Photo credit : The Hill

珍しいことに、インド首相ナレンドラ・モディはジョー・バイデン大統領と会談するため、22日ホワイトハウスを訪問している。東部時間午後1 時半頃から始まった記者会見で、バイデンの10分程度のスピーチ後に、スピーチを行ったモディ首相の米国訪問は、中国とロシアに対して緊張が高まっている中で、両国双方のニーズを反映している。

言うまでもなく、バイデン政権の最大の頭痛は中国とロシアであり、特に米国はロシア対ウクライナ戦争での緊張感が高まっているため、インドと強い外交関係を築くための最初の一歩として、バイデンはインドの民主主義の欠如の懸念を率直に表明できる最良の機会になっている。インドは半世紀前に、独裁政権に陥って以来、反政府運動に攻撃的であり、権威主義的な体制がある。加えて、インドはロシアと軍事および経済関係を維持し、ロシアの石油を安値で購入し、ロシアの侵略を非難する国連決議の投票を何回も棄権しているという国である。しかし、モディのホワイトハウス訪問は、米国がインドの民主化を望み、インドを米国側に引き入れる努力をしていると見られている。

バイデン大統領は、完全に民主主義国とは言えないインドの首相ナレンドラ・モディとの22日の合同記者会見で、モディ首相の訪問を歓迎し、電気通信、半導体、人工知能などの分野で協力を推進すると発表した。モディ首相は、両国によるビジネス投資、エネルギー開発、通信技術、人工知能、安全なサプライ・チェーン、テロリズムとの戦いなど、様々な側面で、大きなパートナーになると語った。また、多忙なスケジュールであるため時間を無駄にできないと示唆した。インドは2024年に国際宇宙ステーションへの共同計画を発表する予定であり、月、火星、その他の天体の平和探査に関連する規定書に署名する。バイデン夫妻は今夜南芝で、公式晩餐会にモディ首相を招待し、彼が好む野菜や魚介類を利用したゴージャスなメニューを提供すると報告された。

また、モディ首相は議会合同会議で演説し、カマラ・ハリス副大統領と別途会談するなど、ホワイトハウスのインド首相ナレンドラ・モディに対する歓迎は、「地政学的混乱の中で米国とインド関係の重要性が高まっている」ことを強調している。自国の世界的地位の向上を目指してモディは、バイデンが国賓として迎えた世界の指導者としては3番目になる。ホワイトハウス当局者らは、インドとの友好関係を強化することは、米国に顕著な利益につながる可能性があると述べている。ホワイトハウスの国家安全保障担当補佐官ジェイク・サリバンは、「これは歴史的な訪問になると予想しています。米国とインドが両国間、両国国民の間に自然なパートナーシップを築いており、これが21世紀を特徴づける関係の一つとなるという事実を反映するものになるでしょう。」と語った。 つまり、「世界情勢でのインドの役割がますます顕著になっている」中で、世界最大の人口を誇るインドは、「中国に対する防波堤としての役割」もあるため、外交関係を強化したいという米国政府の願望を反映している。多岐に渡る分野で、経済的な協定を結ぶ場合、双方の協力は必然となるため、インドを米国側に惹きつけるという動機があることを示唆している。

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