NATO に加盟する条件とは何か?

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ジョー・バイデン大統領は、今週11日から12日に開催されるNATOサミットに参加している。今回の首脳会議の目的は、ウクライナ戦争について議論、ロシアの侵略に対処する計画、ウクライナのNATO加盟などについてである。ウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーはNATOに加盟する希望を早くから公表している中で、これまでスウェーデンのNATO加盟に反対していたトルコが10日に突然方針を変え、遂に同意した。その状況を受けて、NATOはウクライナのNATO加盟の条件が適合している場合、受け入れる考えを示した。その条件とはどのようなものであるだろうか?

ジョー・バイデン大統領は重要な欧州訪問を前に、9日 CNNとの独占インタビューで、ウクライナはまだNATO(北大西洋条約機構)に加盟する準備ができていないと述べた。現在ウクライナはロシアとの戦争中であるため、その真っ只中でウクライナがNATOに加盟するという事は、全てNATO国がロシアと戦争をしていることを意味すると述べ、NATOのメンバーになる前にこの戦争を終える必要があると言った。バイデンはまた、米国の同盟国がロシアを抑止できる「歴史的な一歩」にウクライナが参加する準備を整えていないと述べた。バイデンは、ウクライナがNATOの加盟国になると、ロシアは米国に対して戦争を宣告するリスクを高める可能性があるとの懸念を表明した。そして、11日NATOのメンバー達は、ウクライナが条件に適合した場合に、加盟を招待すると述べた。

バイデンは10日、首脳会談に先立って、英国のリシ・スゥナック首相と会談し、最終行程はヘルシンキであり、そこで、新たにNATO加盟国となったフィンランドとの同盟関係を祝う予定である。ゼレンスキー大統領は11日に到着したが、同国の同盟への参加の話は引き続き中心であった。また、トルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領は、これまでスウェーデンのNATO加盟に反対していたが、バイデンや他の同盟国からの激しい圧力を受けた後、彼は10日に突然、同意するとの方向転換を行った。バイデンの国家安全保障補佐官ジェイク・サリバンは、エルドアン大統領が要求しているF-16戦闘機をトルコに輸送する件に関しては「議会と協議」して進めると述べた。NATOの事務総長イェンス・ストルテンベルグは、トルコの逆転を「歴史的な一歩」として歓迎した。

ゼレンスキー大統領はオレナ夫人と共に11日、リトアニアのビリニュスに旅行し、ルキスキウ広場で、多数の人々に迎えられた。彼はNATO首脳会議に参加する前に、もっと具体的なスケジュールを設定するよう求めた。NATO指導者らは共同声明で、ウクライナに加盟への招待を申し出ることに同意したが、いつどのように参加するかについては不明であり、メンバーは首脳会談の前に、ウクライナは加盟する準備ができていないと述べた。首脳会議で会談した同盟首脳らはウクライナが最終的にNATO加盟するためのスケジュールと条件をどのようにすれば、全会一致で同意することが可能になるかについて葛藤があるとニューヨーク・タイムスが伝えた。ルキスキウ広場で、ウクライナNATO加盟への受け入れについての曖昧さに苛立ちがあることを示唆したゼレンスキーは、「パートナーへの信頼」と「躊躇しない」強力なNATOを信じてリトアニアに来たと群衆に語った。

米国国務省によると、ゼレンスキー大統領が彼の国であるウクライナをNATO加盟国にするためには、最低限の条件があるが、「NATO加盟国は、同盟の価値観を共有し、加盟の義務を果たす用意がある欧州の新興民主主義国すべてに潜在的に開かれている」ため基本的には会員登録のためのチェック・リストは存在しない。しかし、NATO加盟の最低要件は5つある。

  • 新会員は多様性の容認を含め、民主主義を遵守しなければならない。
  • 新メンバーも市場経済化を推進する必要がある。
  • 彼らの軍隊は厳格な文民統制下に置かれなければならない。
  • 彼らは良き隣人であり、国境外の主権を尊重するべきである。
  • NATO軍との互換性を目指して取り組む必要性がある。

これらの基準は不可欠ではあるが、自動的に NATO 加盟につながるチェック・リストを構成するものではない。しかし、⑴ 新メンバーは、現在のメンバーの合意によって招待される必要がある。⑵ 新しい加盟国を招待する決定は、加盟国で必要な批准プロセスを考慮する必要がある。 ⑶ 米国の場合、議会と協議して決定される。⑷ 新加盟国への招待の主な決定要因は、NATOへの加盟が同盟を強化し、欧州全体の安全と安定を高めるためのNATO拡大の基本目的を促進するかどうかである。

要するに、NATOがウクライナの加盟を引きずっている理由は、バイデンや他の同盟国のリーダー達が、第三次世界大戦への発展を恐れていることを示唆している。ウクライナは、上記5つの最低要件の中で、NATO軍との両立や柔軟性を目指して、取り組んでいく準備ができているかどうか不明である。ウクライナは戦争が終えるまで、NATOに加盟することは困難であることを示しているため、加盟プロセスの具体的なスケジュールを提供されなかったゼレンスキーは11日に「ウクライナをNATOに招待することも、同盟のメンバーにする用意もないようだ」とツイートし、失望を表明した。別の4つの必須条件の中で、もっとも困難な点は、NATO 加盟国の全メンバーの同意が必要であるである。これまでトルコがウクライナの加盟に反対していたように、現在の全メンバーの合意が必要であるということは、障壁があることを意味する。しかし、米国大統領とNATOのリーダーらは、ウクライナの安全保障とロシアに脅威を与えないことを最優先していることを示した。そのような点では、米国議会も同様の見解を持っている可能性もあり、バイデンが議会と協議する緊急性はないことも示唆している。

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