米国人のイスラエルからの避難状

Photo credit : The New York Times

ガザ地区で多数の外国人が誘拐されている状況で、ニューヨークを含む世界中の都市では、写真付きの赤裸々なポスターがハマスに拉致された人々への注目を集めている。グローバル的な救済が行われており、米国でもアメリカ人が戻ってきている。フロリダ州の知事は、フロリダ州および他の州からイスラエルに旅行または滞在している人々を飛行機で避難させるための援助を行なっている。

イスラエルとガザで戦争が7日に勃発してから数日間、ニューヨークを含めて、アジアからヨーロッパに至る都市の街並みは、イスラエル人の苦悩と戦争への怒りを象徴するポスターやチラシが溢れているという。それらは街路灯、公共場所の電柱、駐車標識、地下鉄駅の階段側の壁に貼られており、それぞれに「誘拐」という文字と、ハマスのテロリストによってイスラエルで誘拐された人物の写真が掲載されている。しかし、場所によって、ポスターが剥がされ、引き裂かれているという。これらのポスターやチラシは、活動家の「誘拐キャンペーン」の一環として、イスラエル人芸術家によって作成されたものである。彼らは、7日にハマスが空、陸、海でイスラエルを攻撃した後、人質になった可能性が高いと述べている。誘拐された人の公式の公開リストがないため、芸術家らは、拉致された人々の名前と写真を入手するため、その親族や友人と直接コンタクトを取る努力をしたという。

数百人が拉致された可能性がある中で、16日のニュースは、米国人が少しずつ帰国していることである。イスラエルから避難した乗客は15日夜、フロリダ州タンパ国際空港に到着した。ほぼ全員がアメリカ人である乗客270名を乗せたイスラエル発の飛行機が15日の夜、フロリダ州タンパに着陸した。ロン・デサンティス知事は先週、フロリダや他の州から来た人々を米国に連れて帰るための知事令を発行し、政府は州緊急事態当局者による避難活動の実施が可能になったと発表した。ニューヨーク・タイムスの報告によると、飛行計画を支援した非営利団体の国際救助プロジェクト・ダイナモは、乗客には91人の子供が含まれており、乗客の中にはフロリダ以外の州から来た人もおり、チェコ共和国からの乗客も1人いたという。

デサンティスは午後8時頃に着陸した彼らに握手して歓迎した。着陸後、彼らはプライベート・レセプションのために設置された可能性がある大きなテント・エリアに歩いて行った。デサンティスは、他に7人の避難乗客がフロリダ州オーランドに到着しており、全体で700人から1,000人ものフロリダ人を乗せたイスラエルからの便がさらに運航されるだろうと述べた。彼は、 避難者の多くは「援助がなく」自力でイスラエルから出ることができなかったと言った。タイムスは、デサンティスが彼の大統領選挙を有利にするため、イスラエル・パレスティナ紛争を個人的に利用していると示唆した。

そして、現在ガザ地区では食糧、水、および燃料の供給が大幅に不足しており、約60万人が北部から避難している中で、欧州連合(EU)は16日の声明で、ガザへの人道空路橋を開始すると発表した。この提案に基づき、今週エジプトへの2便が運航される予定であるが、交渉が進行中で封鎖されたままのラファ国境検問所を通ってガザ地区に援助物資が届くかどうかは依然として不明である。一方、国務長官アントニー・ブリンケンは16日にイスラエルの都市テルアビブに到着し、同国の首相ベンヤミン・ネタニヤフとの会談で、ガザで大規模な軍事攻撃を準備している米国は引き続きイスラエルを支援すると述べた。ブリンケンのイスラエル訪問は7日以来、数回連続しているようである。バイデン大統領は15日、ガザの人道危機が深刻化する中で、イスラエルによるガザの新たな占領は「大きな間違い」であると警告した。

ハマスの攻撃によりイスラエル国内で少なくとも1,400人が死亡し 4,100人以上が負傷したという。パレスチナ当局者は、ガザ地区で約2,800人が死亡し、9,900人以上が負傷したと発表した。 国務省は15日、イスラエルで米国人30人が殺害され、米国人13人は依然として行方不明であると発表した。推定500から600人のパレスチナ系米国人が居住するガザで米国人が殺害されたかどうかに関する質問に、当局者らは回答しなかったとワシントン・ポストが報告した。現在、全米の大都市では、ハマスに誘拐されたイスラエル系アメリカ人の家族、親パレスチナ・グループ、イスラエル・ガザの平和を求める抗議者を含めて、様々なグループがプロテストを行なっているようである。

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