写真で見る週末の世界のプロテストの様子と米国民の世論

ワシントン DC Photo credit : The New York Times

イスラエルによるガザの攻撃で、多数の人々が避難し、死亡及び負傷している中で、週末、米国を含む世界の各地で大規模な抗議活動が展開された。米国では大都市のニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルの他にもナッシュビル、シンシナティ、ラスベガスなどの都市で大勢の人々が通りに出た。米国の人々は総体的にハマスとの戦いでイスラエルを支持しているが、イスラエルがガザへの攻撃をエスカレートしているため、国務長官アントニー・ブリンケンは人道的対応を求めてイスラエルを再度訪問している。最近の世論調査は、圧倒的多数の米国民が中東での戦争に米国兵士が派遣されることや、米国でのユダヤ人に対する偏見が増加していることを懸念している。

シカゴ Photo credit : Chicago Sun Times

クイニピアックによると、2日に発表された登録有権者を対象とした大学の全国世論調査は、有権者の圧倒的多数(84%)が、中東での軍事紛争に巻き込まれることを懸念している(43%)か又は幾分懸念している(41%)かのどちらかである。16%は、あまり懸念していない(10%)か、または全く懸念(6%)していない。 懸念の度合いは政党によって異なる。共和党員の52%が非常に懸念していると答え、民主党員の30%、無党派層の47%が非常に懸念していると回答した。イスラエルへの軍事援助に関しては、わずかに過半数(51%)の有権者が、ハマスとの戦争での努力に対して米国がイスラエルにさらに多くの軍事援助を送ることを支持しているが、41%がそれに反対している。共和党員(65~30%)と民主党員(49~43%)はイスラエルへの軍事援助の追加を支持している。 無党派層の支持は46%、反対が47%と意見が分かれている。

ニューヨーク Photo credit : Al Jazeera

ウクライナへの軍事援助に関しても、有権者のわずかに過半数(53%)が、ロシアとの戦争での努力に対して米国がウクライナにさらに多くの軍事援助を送ることを支持しているが、42%はそれに反対している。民主党(77~20%)と無党派層(52~44%)はウクライナへの軍事援助の追加を支持しているが、共和党(63~33%)は反対している。

サンフランシスコ Photo credit : San Francisco Chronicle

また、有権者の半数(50%)は10月7日のハマス・テロ攻撃へのイスラエルの対応方法を支持しているが、35%が不支持で、15%は意見を述べていない。党派や年齢層の間には大きな隔たりがある。共和党員(75〜14%)と無所属員(46〜39%)が賛成する一方、民主党員(49〜33%)はイスラエルの対応方法に反対している。65歳以上の有権者(59~27%)、50~64歳の有権者(58~26%)、35~49歳の有権者(48~38%)は、イスラエルが10月7日のハマスのテロ攻撃に対応している方法を支持しているが、18~34歳の有権者(52~32%)は支持していない。

西ロスアンゼルス Photo credit : Los Angeles Times

米国でのユダヤ系およびイスラム系アメリカ人に対する偏見については、有権者の4分の3(75%)は、今日の米国におけるユダヤ人に対する偏見が非常に深刻な問題(38%)またはやや深刻な問題(37%)のいずれかであると考えているが、23%はそれほど問題ではないと考えている。 深刻な問題はない(14%)、または全く問題がない (9%)と考えている率は非常に低い。これは、クイニピアック大学の世論調査が2017年に質問を開始して以来、米国におけるユダヤ人に対する偏見が深刻な問題であると考える割合は今年が最も高い。有権者の 68%は、今日の米国におけるイスラム教徒に対する偏見が非常に深刻な問題(30%)またはやや深刻な問題 (38%) のいずれかであると考えており、28%はそれほど深刻な問題ではないと考えている(18%)、まったく問題がないと考えている(10 %)率は最も低い。

ベルリン(Berlin) Photo credit : Barron’s

中東を訪問している国務長官アントニー・ブリンケンは、テル・アビブでベンヤミン・ネタニヤフ首相に会った後、ヨルダンとエジプトの外相らとの記者会見で、イスラエルはハマスによる人質返還が含まれない限り停戦案を拒否しているため、同様の立場を表明した。しかし、米国はガザへの援助拡大を可能にすること及びイスラエル政府は一時停止をどのように行うかを議論することに4日に同意した。ブリンケンは「人道的一時停止」への支持を繰り返し述べた。しかし、同日見られるワシントンDCからパリに至るまで世界の各地で行われているプロテストは、ガザ市民の犠牲者があまりにも多すぎる為、世界の人々、特に多数の親パレスチナ・デモの群衆はイスラエルによるガザ爆撃の停止を求めている。最新のガザでの死者数は9,000から9,500人であると言われている中で、ガザでの人道的停戦を求める記録的な抗議は当分続く可能性がある。

シアトル Photo credit : The Seattle Times

ロンドン Photo credit :UPI

フランス Photo credit : RFI

スウェーデン Photo credit : Anadolw Ajansi

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