歴史上最強の友好関係を結ぶ日米首脳会談

2024年4月10日 南芝 Photo credit : The Wall Street Journal

ジョー・バイデン大統領は10日、日本の岸田文雄首相をホワイトハウスに招待し、歓迎式典、合同会議、合同記者会見、国賓夕食会など、多忙なスケジュールに追われているようである。ホワイトハウスへの岸田首相夫妻の国賓訪問は、最初に南芝での歓迎から始まり、最後に公式晩餐会の招待である。久しぶりの日米首脳会談は、歴史的に見られない広範な協定を結ぶためである。それはなぜだろうか?

大統領の公開スケジュールによると、東部時間午前10時には大統領とファースト・レディは、南芝での式典で日本の岸田文雄首相と岸田裕子夫人を出迎えた。この歓迎式典で、バイデン大統領は日米関係を「平和、安全、繁栄の礎、壊れないパートナーシップ」と表現した。これには副大統領カマラ・ハリスも参加した。11時には、大統領執務室で大統領、岸田文雄首相と二国間会談を行った。大統領とファースト・レディは、公式晩餐会に到着した日本の岸田文雄首相夫妻を6時半に出迎えるという公式スケジュールになっていた。

Photo credit : The Atlanta Journal

南芝での歓迎式典で、バイデン大統領は「ほんの数世代前、私たちの両国は壊滅的な紛争に巻き込まれていました。私たちが依然として敵対関係にあると言うのは簡単でしょう。 代わりに、私たちは遥かに良い選択をしました。私たちは最も親しい友人になりました」と言った。10日の午後1時半からのローズ・ガーデンでの合同記者会見で、両氏は両国のパートナーシップとフレンドシップを強調した。早めに演台前に立ったバイデン大統領は13時23分にスピーチを開始し、非常に短いスピーチで「私たちの同盟はアメリカの最大の資産です。日本との関係はその強力な証拠です」と述べた。また経済関係は「かつてないほど強固になっている」と述べ、「日本は米国に対する最大の外国投資家である」と2回繰り返した。また、米国は日本に対する最大の外国投資家です。ここ米国では100万人近くのアメリカ人が日本企業で働いています」と語った。バイデンはスピーチの最後の段階で、岸田首相を称賛し、ロシアの大統領プーチンがウクライナを残酷に侵略したことを非難し、120億ドル以上の援助を約束し、国連安全保障理事会で核不拡散を優先し、南シナ海航行の自由を保護し、台湾海峡全体の平和と安定を維持し、米国とともに強固な態度で臨んでいる」と述べた。

そして、スピーチを引き継いだ岸田首相は「ありがとう。ジョー」と言い、「私たちは重大な岐路に立たされており、日米パートナーシップは非常に重要です」と言った。また、「今日、私は大統領に、今こそ日米がグローバル・パートナーとして提供できる真の価値を実証する時であり、人間の尊厳を世界的に創造する責任を共に果たすべきであると伝えた」と述べた。また、「日本は常に米国に対して毅然とした態度で臨みます」と語った。中国への対応については、日米「両国が引き続き緊密な連携を通して、中国との対話を継続し、共通の課題について中国と協力することの重要性を確認した」と報告した。岸田氏は、ロシアのウクライナ侵略について、「ロシアに対する厳しい制裁とウクライナへの強力な支援を継続する」と述べ、「志を同じくする国々と緊密なパートナーシップを維持することに合意した」と語った。さらに、中東での紛争については、「人質解放や人道状況の改善、事態の沈静化に向けたバイデン大統領の努力」を支持していると述べ、「人道的向上と持続可能な停戦の実現」に関して、日本がどのような「外交努力を続けているかを説明した」と語った。岸田首相のスピーチは東部時間13時30分に終え、合同記者会見は55分に終了した。

日米首脳会談は、両国で中国との緊張がある中で行われた。ニューヨーク・タイムスの10日の報告によると、米国と日本は、軍事統合をさらに進め、技術と防衛に関する新たな協定を発表する予定である。今回の日米首脳会談の理由は「インド太平洋地域における中国の攻撃的な行動に対抗する大統領の取り組みの一環として、長年の同盟国である両国間の軍事、経済、その他の協力をさらに強化する為のさまざまな措置を発表」するためである。この日の会談で、バイデンは「国際秩序を再構築し、その目的を推進するために経済力、外交力、軍事力、技術力を益々再構築する意図がある」と述べた。両国の指導者は「日本で生産された装備品の防衛関連輸出の拡大を支援できる共同防衛評議会の設立、両国軍間の連携と統合の強化」についての概要を提供した。そして、当局者らは、宇宙ベンチャーに関する新たな協力や、人工知能、半導体、クリーン・エネルギーに取り組む研究機関間の協力について合意した。

これらの合意は、11月の選挙の最悪の状態に備えて、選挙前の日米関係をさらに強化するためである。外交政策にかけては「予測不可能」なドナルド・J・トランプの「政権復帰の可能性をめぐって多くの世界の指導者を不安にさせている」中で、バイデンの目標の一つは、11月の選挙までに「日本との関係を可能な限り永続性をもたらすため」であるという。今後の会談について、匿名を条件に語った政権当局者は、トランプがバイデンや歴代大統領が行ってきた国際関係を継続するかどうかについて、日本を含む世界中のリーダーは「不安」を抱いていると述べた。別の当局者は、トランプが再選されれば、日米首脳が10日に発表した内容を撤回する可能性があるという現実的なリスクがあると述べた。

要するに、今回の日米首脳会談は、11月の大統領選挙の約7ヶ月前に行われ、過去のイベントに比較して、その目的及び協議は、かってないほど広範に及ぶものである。トランプが2017年1月から2021年1月まで第一期目の大統領であった時、日本の首相は安倍氏であった。日米関係は、基本的に誰が大統領になっても変わらない側面がある。日本は戦後、全国の各地に米軍基地を置くことに合意し、その代わりに米国の核の傘下で安全保障の保護を得ているからである。この基本的協定が変化しない限り、日米関係も変化することはないが、ジョー・バイデン大統領と岸田文雄首相は、共同防衛評議会の設立、両国軍間の連携と統合の強化など、さらに日米間の同盟関係、パートナーシップ、及び友好関係を益々強固にするという協議を行い、11月の選挙前までにさらに協議を固める計画があることを明らかにした。

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む