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ペンシルベニア州の集会でのスピーチ中、前大統領ドナルド・トランプが銃撃の暴力に直面した暗殺未遂事件の調査は続いている。銃撃者の車から爆弾の材料が発見されたことから国内テロ事件の角度からも捜査が行われているようであるが、現場で死亡したトーマス・マシュー・クルックス容疑者の動機は依然として不明である。クルックスは非常に頭が良く、右寄りのイデオロギーを持つ傾向があったと言う。主要メディアは、13日の劇的な銃撃事件に集中している。銃撃者の動機に関する捜査が続いている中で、今日新たに判明した情報も増加している。ジョー・バイデン大統領は、トランプと会話し、元大統領の安全性を強化する方針を伝えた。それにもかかわらず、米国下院議会の共和党の一人は根拠もなく、バイデンが暗殺者を派遣したとソーシャル・メディアに驚異的な虚偽を投稿した。
ニューヨーク・タイムスの報告によると、この事件が暗殺未遂であると公的に語ったFBIの特別捜査官ケビン・ロジェックは、「我々は前大統領ドナルド・トランプに対する事件を暗殺未遂事件と呼んでいる」と言った。同氏は容疑者がペンシルベニア州ベセルパーク在住の白人男性トーマス・マシュー・クルックス(20歳)であると特定した。当局は、依然として動機を解明中だと述べた。銃撃事件が発生した野外集会場所は、ピッツバーグの北約34マイルにある人口13,000人の町バトラーのバトラー農業ショーの敷地内である。銃撃犯クルックスはFBIに射殺された。複数の犠牲者の一人である成人男性は家族とともに集会に参加していたとされ、その男性は現場で死亡した。重傷を負った2人はヘリコプターでピッツバーグのアレゲニー総合病院に搬送された。加えて、トランプ・ホワイトハウスの元医師であるロニー・ジャクソンは、彼の甥が集会で軽負傷し、集会現場の医療テントの中で治療を受けたと報告した。
トランプに対する暗殺を企てたとされる20歳の銃撃犯は、集会の現場から車で約1時間の場所にある比較的裕福なピッツバーグ南部の丘陵地帯の郊外に住んでいた。この地域を代表する郡議会のダン・グリズベックは日曜日のインタビューで、銃撃犯が育ったベセルパークの地区は「かなりしっかりとした中流階級、おそらく上部中流階級」であると語った。同氏によると、FBIが特定した銃撃犯のトーマス・マシュー・クルックスは共和党として登録しており、母親は民主党員、父親はリバタリアン党員である。この地域ではごく一般的な構成だという。彼は「ベテルパークには、さまざまな背景や理想を持つ人々が集まっており、間違いなく様々な家庭が混在しています」と語った。また、銃撃犯と同じベテルパーク高校に通っていた2人の元同級生は、前大統領の暗殺を計画していたような「前兆に気付かなかった」と語った。 その1人、ザック・ブラッドフォードは、クルックスがアメリカの歴史と政治の授業を一緒に受けていたこと、クルックスが「信じられないほど頭が良く」、高校時代の考え方が「やや右寄り」だったことなどについて語った。ブラッドフォードは、クルックスが時々いじめられていたことは覚えていたが、クルックスが銃撃犯だと特定されたと聞いてショックを受けたと述べ、 「正直、こんなことは予想もしていませんでした」と語った。
タイムス紙によると、ペンシルベニア州の公開裁判記録は、銃撃犯が2022年(当時18歳)に高校を卒業し、犯罪歴の記録はないことを示した。また、彼は2021年1月(17歳)に民主党の寄付プラットフォーム「アクトブルー」を通して、リベラル派の投票率向上団体プログレッシブ・ターンアウト・プロジェクトに15ドルを寄付していた。しかし、有権者登録記録にはクルックスは共和党員として記録されている。彼の遺体の横で見つかったAR-15型半自動小銃は、おそらくクルックスの父親と思われる家族が購入したものである。警察当局はクルックス容疑者の車内で爆発物2個分の材料を発見し、容疑者の自宅で3個目を発見した可能性があると言う。捜査当局は現在、友人や家族に聞き込み調査を行い、ネット上で犯人がオンラインや日記に残した手がかりを探すなど、幅広く捜査を通して、動機や暗殺未遂を決意した理由を解明しようとしているようであり、今後も集中的な捜査が行われる予定である。
ジョー・バイデン大統領は14日東部時間午後2時からルーズベルト・ルームからのスピーチで、「昨夜、ドナルド・トランプ氏と話をしました。彼が元気で回復していることに心から感謝しています。短い時間でしたが、良い会話ができました」と言った。また「私たちは犠牲者の家族に深い哀悼の意を表します」と述べ、死亡した男性は父親であり、「銃弾から家族を守ろうとしていたのですが、命を落としました」と述べた。また、負傷した二人の被害者の回復を祈っていること、国のために命を危険にさらしたシークレットサービスやその他の法執行機関、そして個人の方々に感謝」していることを伝えた。バイデンは昨夜ホワイトハウスからの国民に向けた短いスピーチで、暗殺未遂事件は「我々が国家として掲げる理念のすべてに反する。これは我々の国家の姿ではない。アメリカ的ではない。このようなことが起きることを許すことはできない」と述べた。
彼は今日もその同様のスピーチを繰り返し、「団結は最も達成困難な目標ですが、今、団結より重要なものは何もありません」と言った。また、「トランプ氏は元大統領であり共和党の候補者としてすでに高度なセキュリティを受けており、私は一貫して、彼の安全を継続的に確保するために必要なあらゆる資源能力と保護手段を提供するよう指示したと述べ、15日から始まる共和党全国大会のすべてのセキュリティ対策を見直すようシークレットサービスの責任者に指示したと述べた。更に、国家安全保障の独立調査を指示し、調査の結果もアメリカ国民と共有すると語り、「我々は一つの国として団結しなければならない。我々が何者であるかを示すために、我々は一つの国として団結しなければならない」と述べた。バイデン大統領は、更に今夜、国民に向けての大統領声明を発表する予定である。
最後に、銃撃犯クルックスは十代の時、母親に影響を受け、選挙投票の資格が得られた後に共和党として登録した可能性がある。銃撃犯が使用したAR-15は、彼の父親が保持していたものであり、無断でクルックスが持ち出したのか父親が渡したのか明白ではない。銃撃に使用された広範に知られているアサルト銃は、軍隊用であるため一般の人々が所有する必要のない銃器であるため、民主党の大統領はその廃止を主張するが、近年の共和党大統領はその逆である。この事件で最も注目すべき点は、バイデン大統領が党派を超えて、前大統領の安全性を強化し、米国の団結を求めたことである。そのモデルに従い、ペンシルベニア州の民主党知事ジャシュ・シャピロは、14日の記者会見で「今、すべての指導者が道徳的に明確な発言と行動をとる責任がある時です。すべての指導者は緊張を和らげ、憎しみに満ちた言辞を超越する必要があります」と言った。一方、2023年からジョージア州ジャクソン(第10選挙区)の米国下院共和党議員マイケル・コリンズ(57歳)は「ジョー・バイデンが(暗殺)命令を出した」とXに投稿した。これは全く根拠のない無責任な発言であり、米国民の団結を求める民主党リーダー達の声明に対立した敵意と憎悪を煽る行動である。下院議員は2年毎に再選に直面するため、無名の議員が自身の名前を売るために、政敵を公的に批判する場合もあるが、これはその最悪の例である。