DEI 採用とは何か?

DEI は Diversity(多様性)、Equality(公平性) 、Inclusion(全ての包含性)の3つの単語の略語である。多様性は人種、年齢、性別、社会および経済的地位、性的指向、能力などが含まれる。公平性は、すべての人々が成長と成功の機会にアクセスできることである。全ての包含性は、差別がなく、すべての従業員が受け入れられ、尊重される職場の環境が整っていることである。

つまり、DEI 採用は、特に連邦政府の職員を採用する場合に適用するものである。これら3 つの主な原則に基づいて、さまざまな背景を持つ人材を公平に雇用することである。もちろん、これは民主党の理想論であり、究極の目的である。一方、共和党にはこのような思想はない。むしろ、2024年の選挙に共和党候補者が勝利した場合、この概念は排除される。ヘリテージ財団が考案した「プロジェクト 2025」 は、2025年1月に共和党がホワイトハウスを支配した後の政府改革の大幅なプログラムとして知られている。これには、連邦政府内の DEI 採用を大幅に撤回するよう提案している。民主党は、共和党大統領のために設計されたProject 2025 を「積極的差別」の一形態と見なしている。そして、共和党はDEI 採用を除去し、実力主義の採用慣行と見なすものを提唱することを目指している。しかし、ドナルド・トランプは、彼に対する忠誠者を優先事項にすると言われているため、実力主義は無関係である。

CNNの記者マヌ・ラジュはカマラ・ハリスが最初のキヤンペーンとなった23日に米国下院議会の付近でカマラ・ハリスについてどう思うかを取材したところ、テネシー州の米国共和党下院議員 ティム・バーチェットは、バイデンが副大統領に黒人女性を採用したと述べ、「白人女性はどうか?他のグループはどうですか?その道を進むと凡庸な人物が選ばれるが、それは今彼らが副大統領として抱えているものです」と言った。その後、バーチェットはハリスがDEIの採用だと思うかと直接尋ねられ、「彼女は100%DEIの採用だ」と答えた。この共和党議員は幾分女性軽視と人種差別の傾向があることを示唆した。

つまり、ハリスが大統領に就任した場合、彼女の政権は、非常に多様な人種及び民族性によって採用される可能性が高いことを示唆した。米国は従来多様な人種で構成された移民の国であると思うが、白人至上主義は、極右派から来ている。前大統領ドナルド・トランプの任期中にもっとも顕著になった事例は、白人至上主義や極右派が台頭し、MAGA 運動の中心的役割を果たしたことである。その極端な例は2021年1月6日の米国議会議事堂での暴動であったことは既に広範に知られている。

ニキ・ヘイリーが競争から辞退した後、彼女の支持者の一部は、ハリスを支持し始めたことはご承知の通りである。彼らは、ハリスが彼女の副大統領に穏健派の白人男性を選択するべきであると提案している。これは、特に白人至上主義や人種差別を意味したものではなく、恐らく、ハリスに投票する可能性がもっとも低いカテゴリーは白人男性である可能性が高いためである。彼女は有色人種であり、リベラルであるため、彼女とは異なる穏健派の白人男性を選択することで、白人男性および白人女性の票が増える可能性があることを期待しているようである。つまり、民主党の穏健派とは、リベラルと保守派の中道であり、場合によっては、共和党の有権者の中にドナルド・トランプに投票することを拒否している人達の票を獲得する可能性があることを示唆している。加えて、大統領が突然死亡または病気により職務遂行の能力を失った場合、副大統領が大統領の職務を引き継ぐため、その副大統領が穏健派の白人男性であり、幅広い層の有権者から支持され、人気がある場合、2028年の大統領選でも勝利する可能性がある。加えて、ハリスは自身の副大統領を選択する際、その人物の空席が同じく民主党の後継者になる可能性が高いかどうかも考慮しなくてはならないのである。

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