名誉高きカーター大統領の葬式は今日から開始

Photo credit : The Washington Post

米国第39代大統領ジミー・カーターは2024年12月29日に100歳で他界された。葬式は9日であるが、ジョージア州では4日、カーター元大統領の遺体を乗せた棺は、ジョージア州南部の田舎道をスタートし、6日間の葬式および告別式のためにアトランタに向けた移動が開始された。来週、ワシントンで行われる国葬を前に、カーター大統領の車列を軍隊が護衛した軍事パレードは、幾つかの場所で停止し、東部時間午後2時頃にはアトランタのカーター・センターに到着したようである。次期大統領ドナルド・トランプは、以前彼が批判した反対党の大統領の死に際し、稀に見る善意を示す追悼文を投稿した。

ジミー・カーター元大統領は1924年10月1日にジョージア州プレーンズのワイズ・サナトリウムで、看護師の母親ベッシー・ゴーディと父ジェイムス・カーター・シニアとの間に長男として生まれた。カーター家は何世代にもわたる綿花農家の子孫である。カーターの父親は第一次世界大戦中にアメリカ陸軍補給部隊の予備役少尉を務め、地元の成功した実業家で、雑貨店を経営し、農地の投資家でもあった。カーターは1941年、ジョージア州のジョージア・サウス・ウェスタン大学で工学の学部課程を開始した。1942年、カーターはアトランタのジョージア工科大学に転校し、1943年に海軍兵学校への入学許可を受け、1946年に理学士号を取得して卒業した。彼は優秀な生徒で、控えめで物静かな人物としての印象を与えていた。兵学校在学中、カーターは妹ルースの友人ロザリン・スミスと恋に落ちた。2人は1946年の卒業直後に結婚し、彼女が2023年11月19日に亡くなるまで生涯のパートナーであった。

カーターは1960年初期に政治に関与する前に、彼が精通している科学技術分野を活かし、相続したピーナッツ栽培事業の拡大に着手した。当時、海軍から農業への移行は困難であり、最初の年の収穫は干ばつで失敗し、農業を学んだカーターは農場を維持するために複数の銀行から融資を受ける必要があった。最初の年はほとんど利益はなかったが、カーター夫妻は事業を拡大し、徐々に成功を収めた。その後、カーターは政治に関心を持つようになり、1963年にジョージア州の上院議員として就任し、1971年には同州の知事となり、1977年1 月に米国第39代大統領として就任した。カーターはホワイトハウスに入居する前に、家族の農業資材ビジネスをブラインド・トラストの保護下に置いた。この信託により、カーターが就任中、アトランタの法律事務所が農業資材ビジネスを全面的に管理することを可能にした。ブラインド・トラストは、信託受益者が信託の保有資産について何も知ることができず、その取り扱いに介入する権利も持たないことから、盲を意味するブラインドと呼ばれている。

次期大統領ドナルド・トランプは、カーターが死亡した29日の夜、二つの声明をツゥルース・ソーシャルに投稿した。最初の文書で、「私たち全員が彼に感謝の念を抱いています」と述べた。その後、投稿した二つ目の文書には「ジミー・カーター大統領は100歳で亡くなりました。私は哲学的にも政治的にも彼に強く反対しましたが、彼は私たちの国とその理念を心から愛し、尊敬していたこともわかりました。彼はアメリカをより良い場所にするために懸命に働き、私はそのことに最大限の敬意を払います。彼は本当に良い人でした。もちろん、彼の不在は大変惜しまれます。また、大統領職を退任した後も、他の​​ほとんどの大統領よりもはるかに大きな影響力を持っていました。メラニアと私から彼の素晴らしいご家族に心からお悔やみ申し上げます」と書いた。トランプの公的声明は、実際には本人自身が書いたのではない可能性があるものの、トランプが反対党の大統領に対する、この丁寧な追悼の辞は、11月の選挙前のキャンペーンで、カーター大統領を頻繁に激しく批判し、1970年代のガソリンの高騰とジョー・バイデン大統領のインフレ率上昇を批判的に比較した事とは対照的に異なっている。

カーター元大統領とトランプ前大統領の違いは、倫理、常識、誠意など人格的側面で大きく異なり、二人の大統領には類似点はない。例えば、カーター大統領は、農業を経営していたが、利益相反を避けるために、ブラインド・トラストを利用した。一方、ドナルド・トランプは2017年に子供たちにビジネスを任せただけで、最初の任期中、トランプ・オルガニゼーションのビジネス状況を把握していた。彼は、彼のビジネスと並行して大統領職に従事できると平然と述べたことがある。つまり、ホワイトハウスでの仕事は、パートタイムで行うことができると示唆した。さらに、カーターは自身のエゴや不満を公的に表面することはなく、優秀であったが傲慢さはなく、控えめで静かな大統領であった。対照的にトランプは、彼が気に入らないことに直面すると、すぐに不満を表明する。最新の例では、1月20日の彼の就任式に、故ジミー・カーター大統領を偲んで、アメリカ国旗は半旗に(旗の高さレベルが低く)なることに怒りを表明した。同氏は3日、彼のツゥルース・ソーシャルで、「誰もこんなことは見たくないし、アメリカ人は誰も喜べない」と不満を表明した。そして、自身の就任式で国旗が半旗になることに民主党が「喜んでいる」と根拠のない非難をした。トランプは、我々は招待されているとし、参加すると述べている。ジョー・バイデン大統領は1月9日に追悼演説を行う予定である。

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