
Photo credit : Newsweek ラッセル・ヴォート
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予算削減となると共和党はドナルド・トランプ大統領の議題に団結している中で、米国上院議会の民主党議員らは、プロジェク2025の著者であり行政管理予算局(OMB)の局長に指名されたラッセル・ヴォートの承認プロセスをブロックするために議場で徹夜のプロテストを行なった。15人以上の民主党上院議員らは、マラソン・スピーチを行うことで、彼の承認を防ぐための劇的な努力をしている。これは投票日に法案を可決させないためのフィリバスター(議事妨害)ではないが、それに似た伝統的な反対党の作戦の一つである。彼らの涙ぐましい努力は、ヴォートの指名がどれほど米国にダメージを与えるかを伝えるための唯一の強力な対抗戦略としてアピールしている。イーロン・マスクが財務省のデータにアクセスすることに対する訴訟で連邦判事は、マスクのアクセスを一時的にほぼ禁止する命令を下した。
上院民主党は5日の夜から今朝まで、複数の議員らが議場に残りマラソン・スピーチを行った。彼らはカフェイン入りの飲み物を持ち込んで、少なくとも、現在イーロン・マスクが行なっているトランプの議題に反対していることを示すための涙ぐましい努力をしている。この努力に参加したのは民主党上院議員約20人程度である。上院議会は、バラク・オバマ政権時代に大統領指名者に対するフィリバスターを廃止したため、この努力には多大な有望性はないが、少なくとも投票を遅らせることで、民主党議員らが、激しくラッセル・ヴォートに反対していることを態度で示している。トランプの指名者の中でこの最も厳しい民主党の挑戦に直面したのはプロジェク2025の著者であるヴォートだけである。しかも彼は行政管理予算局(OMB)の局長にトランプ大統領が指名したので、共和党多数派の上院議会では単純多数派で簡単に承認される。OMBは大統領府で最大の事務所であり、連邦予算を監督し、その予算に基づいて、政策と優先事項を決定するために予算計画を直接大統領に助言することが可能である。トランプの大統領令はほぼヴォートが記載したプロジェクト2025に基づいており、これまでかなり法律違反及び違憲の計画が多いことを複数の訴訟が明らかにしている。
例えば、連邦裁判所は5日、イーロン・マスクが財務省のデータにアクセスしたとする訴訟で、「司法省の弁護士らは、水曜日の夜遅くに提出した書類で、財務省がイーロン・マスクの政府効率化局と機密性の高い財務データを共有することをほぼ禁止する命令案に同意した。この合意により、マスクと関係がある財務省に雇用されている『特別政府職員』と呼ばれる2人の人物が機密データに『読み取り専用』でアクセスできる」ことを許可した。米国地方裁判所のコリーン・コテリー判事の承認が得られる場合、合意は2月24日まで有効となり、その日に双方は法廷に戻り、長期の仮差し止め命令について議論する」予定になっている。この状況にも関わらず、イーロン・マスクは非常に驚異的なスピードで米国政府変革に乗り出している。マスクは5日に保健福祉省や労働省などを訪問し、重要なデータのアクセスを求めたようである。一度に大規模な行動を取ることで、法的に対抗する人々が追いつけなくなるようなゲームをしているように見える。
しかし、上院民主党議員らは、そのような状況と戦うと決定した。現在、プロジェク2025に反対する草の根のプロテストが全米で拡大した中で、民主党上院議員も抗議活動に参加し、上院議員として彼らができる議場での不眠プロテストを開始した。この最初の挑戦に参加した民主党は、多くの著名なリーダー・クラスが含まれている。例えば、上院少数派民主党リーダーのチャック・シューマー(ニューヨーク)、アダム・シフ(カリフォルニア)、クリス・マフィー(コネチカット)、エイミー・クロバッシャー(ミネソタ)、ラファエル・ワーノック(ジョージア)、ブライアン・シャッツ(ハワイ)を含めて、早朝までには10人以上の民主党がこの戦いに参加した。
メディアは非常に苦痛な戦いに挑んでいる民主党の意気込みに注目している。チャック・シューマーは「私たちは、一晩中話すつもりです。私たちは、ラッセル・ヴォートがいかにひどい計画で、日常生活にどれほどの危険を及ぼしているかを、夜8時であろうと午前3時であろうと、毎時間アメリカ国民に聞いてもらいたいのです」と国民に語りかけた。しかし、上院民主党議員らは、多数派の共和党リーダーであるジョン・スゥーンが6日夕方から投票すると決定した場合、党派ラインでヴォートは上院で承認される可能性がある。トランプは、民主党のこの激しい抵抗に脅威を感じたのか、予算について会談するため6日、共和党議員らと会うと決めたようである。この会議には民主党議員は締め出されている。恐らく、共和党がこの状況に歯止めをかける動きを展開しない限り、裁判所以外にマスクの行動を抑制することは困難に見える。米国地方裁判所のコテリー判事の判定は民主党議員らに希望を与えている可能性がある。今日6日の夕方からも、別の複数の民主党メンバーが引き続き議場でマラソン・スピーチを行い、投票を遅らせる努力を続けている。ヴォートのプロジェク2025を推進しているマスクに対抗しているのは民主党議員、法専門家、トランプ同盟者のスティーブ・バノンである。