ドナルド・トランプ大統領が1月20日に就任して今日で1ヶ月になる2月20日に公開された最初の世論調査では、大多数の有権者はトランプの行動が大統領の権限を超えていると考えている。また、大統領の行動が権威を超えている場合、米国最高裁がそれを阻止すると信じている。加えて、イーロン・マスクは人気がなく、不透明な彼の行動を支持していないことを明白にしている。この世論調査では民主党と共和党は党派的に大幅な違いがあり、独立派の有権者は大幅に両氏の行動を支持していない。
ワシントン・ポストとイプソスの最新の合同世論調査によると、成人の45%がトランプ大統領の「職務遂行方法」を支持し、53%が支持していない。党派的には非常に異なっている。
| 支持する | 支持しない | |
| 全体 | 45% | 53% |
| 民主党 | 9% | 91% |
| 独立派 | 37% | 58% |
| 共和党 | 88% | 12% |
また、57%の回答者は就任以来、トランプ大統領の行動が権限を逸脱していると答えた。これは権限内であると答えた40 %を遥かに超過している。総体的に、大統領が就任後 1 か月間で行った事に対して、アメリカ人の 43 %が支持すると答え、48 %が反対すると答えた。強く反対する(37 %)人の率は、強く支持(27 %)する人の率を上回っている。そして、党派的に大きな差があることを示している。
| 権威を遥かに超過 | 権威の範囲内 | |
| 全体 | 57% | 40% |
| 民主党 | 92% | 7% |
| 独立派 | 61% | 32% |
| 共和党 | 20% | 79% |
現在、25以上の訴訟が提起されている中で、連邦裁判所が大統領の違法行為を認定した場合、10人中8人以上が、大統領は裁判所の判決に従うべきだと答えている。その中には、民主党員の10人中9人以上と、共和党員および無所属の10人中8人が含まれている。
| 命令に従うべき | 無視するべき | |
| 全体 | 84% | 11% |
| 民主党 | 92% | 7% |
| 独立派 | 82% | 9% |
| 共和党 | 79% | 18% |
「トランプ大統領が大統領としての権限を超えた行動をとった場合、議会共和党議員や最高裁判所はトランプ大統領を阻止しようとすると思いますか、それともトランプ大統領の望みに従うと思いますか?」との質問に対して、議会共和党が阻止すると答えた率は33%、トランプの希みに従うと答えた率は62%である。一方、米国最高裁が阻止すると答えた率は56%で、トランプの望みに従うと答えた率は40%である。
さらに、重要な3つの課題で支持率が不支持を上回ったのは移民政策だけである。
| 支持 | 不支持 | |
| 経済向上 | 45% | 53% |
| 政府管理 | 44% | 54% |
| 移民対策 | 50% | 48% |
個人的な特性について、ほとんどのアメリカ人(62%)はトランプが「正直で信頼できる人ではない」と答えた。一方で「大統領として効果的に務めるのに必要な精神的明晰さを持っているか?」については意見が分かれたが、持っていると答えた(47%)率は、持っていないと答えた(50%)率を低下した。
更に、億万長者でトランプが大統領令に基づいて設立された行政部門の政府効率化(DOGE)のリーダーとして、大統領に指名されたイーロン・マスクに対する支持はトランプに対する支持率よりもっと低いことが判明した。マスクの「職務遂行方法を支持する」と答えた人は34%、不支持が49%、「わからない」が14%であった。党派的に分裂しているものの、独立系の不支持率は支持率の2倍高い。
| 支持する | 支持しない | 不明である | |
| 全体 | 34% | 49% | 14% |
| 民主党 | 6% | 85% | 8% |
| 独立派 | 26% | 52% | 17% |
| 共和党 | 70% | 15% | 15% |
詳細な政策に対して支持する率と反対する率は以下の通りである。
課題 支持 反対
性的転換者の人々の軍務への従事の禁止。 42% 53 %
連邦政府における DEIプログラムの終了。 46 % 49%
承認なしに連邦保健機関が国民とコミュニケーションをとることを阻止。 支持 25% 反対 68%
長年勤めた連邦職員を大統領が解雇する。 37% 58%
連邦政府職員の大量解雇。 39% 58%
低所得国で人道援助を提供する米国機関の閉鎖。 38% 59%
2021 年 1 月 6 日の国会議事堂襲撃に関連する暴力犯罪で有罪判決を受けた人々への恩赦 。 支持 14% 反対 83%
同日非暴力犯罪で有罪判決を受けた人々の恩赦。 42% 55%
要するに、2月13日から18日までに2,600人以上を対象にした本格的な世論調査はトランプ大統領の就任1ヶ月後に公開され、圧倒的にトランプの行動及びイーロン・マスクの活動が支持されていないことを明白にしている。特に、2021 年 1 月 6 日の国会議事堂襲撃で、暴力に関与した犯罪で有罪判決を受けた人々を恩赦したことには圧倒的多数の回答者が反対している。また、圧倒的多数派の人々が、トランプは訴訟で判事の命令に従うよう望んでいる事実は、大統領の指令とマスクの行動は、権威的であり、憲法及び法律に違反していることを有権者が認識していることを示唆している。そして、現在共和党のみが、民主党及び独立系の有権者とは大幅に異なり、彼らは道徳的、人道的、倫理的に異なることを浮き彫りにしている。大統領が過剰に法的権限を超えているとみなした場合でも、議会共和党はトランプの行動を阻止する可能性は、保守派が支配する米国最高裁より低いことを示した世論は驚きである。これは、有権者が時には中道的立場にいる主席判事ジョン・ロバーツとトランプに指名されたエイミー・コニー・バレットに望みを託していることを示唆している。