
Photo credit : Medium
米国国際開発庁(USAID)は1961年11月にジョンF・ケネディによって設立され、63年以上が経過した現在、解体の危機に直面している。しかし、ご承知のとおり、2025年3月5日に米国最高裁は、トランプ政権の資金凍結を禁止した中で、国務省と米国国際開発庁の700人以上の外交官は、USAIDの解体に抗議するため、国務長官マルコ・ルビオに書簡を送った。解体は米国のリーダーシップと安全保障を危機に陥れ、中国とロシアは権力の空白を利用すると主張している。
外交官らは、匿名で政策に関する懸念を表明できる国務省の内部「異議申し立てチャンネル」に提出された電報で、外交官らは、トランプ政権が1月20日にほぼすべての対外援助を凍結したことは、米国の外交官と海外の軍隊を危険にさらすだけでなく、米国の援助に依存している海外の何百万人もの人々の命を危険にさらしていると述べた。「意義のある検討なしに対外援助契約と援助金を凍結・終了するという決定は、主要同盟国とのパートナーシップを危険にさらし、信頼を損ない、敵対国が影響力を拡大する余地を作る。命を救う援助の凍結はすでに世界中の何百万人もの人々に取り返しのつかない損害と苦しみをもたらしている。対外援助は慈善事業ではない。むしろ、それは地域を安定させ、紛争を防ぎ、米国の利益を促進する戦略的ツールである」と電報は述べており、ロイターはそのコピーを確認した。
トランプ大統領は、自らが「アメリカ第一主義」政策を追求し、1月20日の大統領令で、億万長者で顧問のイーロン・マスクに、無駄遣いと資金の乱用を理由に連邦政府を縮小するという前例のない取り組みの一環として、USAIDの解体を命じた。すべての対外援助を90日間停止するよう命じたことはご承知のとおりである。この命令により、世界中でUSAIDの活動が停止し、命を救う食糧や医療援助の提供が危うくなり、世界的な人道支援活動が混乱に陥った。米国最高裁判所は5日に、対外援助資金の凍結を拒否し、政権が早急に請負業者への支払いを速やかに行うよう指示しているが、国務省長官ルビオが早急に対応するかどうか不明である。この政権に対しては、最高裁の判定の他にも、大勢の政府職員および一般市民の絶え間ない抗議活動が必要である。
USAIDの設立は1961 年 1 月 20 日に大統領に就任したジョン F・ケネディ大統領が1961 年 3 月 1 日に大統領令により平和部隊を創設したことに由来する。3 月 22 日、ケネディ大統領は対外援助に関するメッセージを議会に送り、米国の開発援助管理を単一の機関に統合することを提案した。彼は5月に「国際開発法」案を議会に提出し、その結果生まれた「対外援助法」が9月に承認され、相互安全保障法が廃止された。1961年11月、ケネディは同法に署名し、国務省長官に、USAIDを創設するよう命じる大統領令を発令した。これにより、国務省は常駐現地ミッションを通して、現在一時停止されている低所得国向けの技術および財政開発援助のグローバル・プログラムを実施する常設機関を創設した。ドナルド・トランプ大統領ほぼ全面的な対外援助の凍結を命じ、数日後、国務長官マルコ・ルビオは人道援助の免除を発令した。第2期目のトランプ政権は、米国の世界援助資金をほぼ全面的に凍結し、約1,600人のUSAID職員と請負業者を解雇した。このような行動を裁判所、外交官、一般市民は支持していないことは明白である。