ホーレン上院議員はガルシアとの面会に成功

Photo credit : The New York Times

米国上院民主党議員であり、上院外交委員会の委員でもあるクリス・ヴァン・ホーレンは、連邦議会を担当する記者ロバート・ジミソンと共にエルサルバドルのテコルカを訪問した。それは、エルサルバドルに不法に国外追放されたメリーランド州出身のキルマー・アルマンド・アブレゴ・ガルシアと面会するためである。しかし、彼らは幾つかの障壁があった。テロリスト拘束センターに向かう途中で、その刑務所から約1マイル離れた軍の検問所で止められた。

Photo credit : The Coffman Chronicle

ニューヨーク・タイムスの報道によると、ヴァン・ホーレンは停車直後に「これはごく単純な人道的要請でした。彼らは、我々がこれ以上進むことを許可しないよう命令されたと言っていました」と語った。そして刑務所に到着すると、アブレゴ・ガルシアが収容されている刑務所への立ち入りおよび面会を拒否された。しかし、数時間後17日の夜に面会することに成功した。そして、二人の面会はサン・サルバドルのホテルで行われた。ガルシアは私服を着て、ホーレン議員と会話を交わした。二人が話している場面も含めて公開されている一部の写真によると、ガルシアはヴァン・ホーレンと真剣な表情で会話をしている様子が描写されている。ホーレンは、面会前のインタビューで、「今日の私たちの目的は簡単明瞭です。キルマー・アブレゴ・ガルシアが無事かどうか確認するためです。彼が米国から不法に拉致されて以来、彼の容態について誰も何も聞いていません。彼には全く連絡が取れない状態です」と語った。

Photo credit : The Los Angeles Times

エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領はソーシャル・メディアへの投稿で、アブレゴ・ガルシアは引き続き同国で拘留されると述べた。また、木曜遅くにホーレン議員がアブレゴ・ガルシアと面会したことを認め、「彼の健康状態が確認されたので、エルサルバドルの拘留下に留まる栄誉を得た」と述べた。ブケレ大統領は、エルサルバドルが国外追放した移民を拘留する代わりに、米国政府から600万ドルを支払われていると述べている。

第4巡回区控訴裁判所の3人の判事らは17日、キルマー・アブレゴ・ガルシアのエルサルバドルへの誤送還に関する政府関係者に証言を求める命令後に上訴したトランプ政権の請願を却下した。この裁判官らは「事案によっては問題の核心に迫るのは難しいが、今回の件は全く難しくない」と述べ、政府は我が国の憲法秩序の基盤である適正手続きの体裁も整えずに、この国の住民を外国の刑務所に収容する権利があると主張している」と批判した。これは一般的にデュー・プロセス(due process)と呼ばれている法的手続のことである。トランプ大統領は戦争時の法律である外国人敵対者法を発動して、ガルシアと他のベネズエラ人を早急にエルサルバドルの刑務所に強制送還したことで、その法的手続きを受ける権利が無視されたとして裁判所および法専門家の間で論争的になっている。つまり、米国の大統領と彼の政権は国際法で定められたその法的手続きに従っていない。法的手続きの原則は、移民の地位に関係なく、個人に対して公正な対応を保証している。米国最高裁はその理由に基づき、トランプ政権に対し、ガルシアの帰国を「促進する」よう命じたが、今のところ、その命令にも従っていない。

加えて、ベネズエラ人の強制送還の裁判を担当した連邦地方裁判所のジェイムス・ボアズバーグ判事は16日、政府の行動が命令に対する「故意の無視」を示しているため、裁判所は政府を刑事侮辱罪で有罪とする相当な根拠があると十分結論付けることができる」と発表した。トランプ政権は、ガルシアが不法入国したと主張しているが、明白な証拠を一般に公開していない。そして、クリス・ヴァン・ホーレン議員の人道的行動が注目されている中で、トランプ大統領は、ガルシアの身元について真実を知る必要があると述べたが、それを知る方法は法的手続きのみである。

要するに、ガルシアの事件は、上院外交委員会の委員である民主党上院議員クリス・ヴァン・ホーレンが驚くべき勇敢な行動を取った後、写真の公開を通して、如何にガルシアを解放することが容易であるかを示唆している。ドナルド・トランプ大統領が大統領執務室でエルサルバドルの大統領ナジブ・ブケレと会談を行った14日に司法省は、ガルシアを帰国させるための飛行機を提供できるが、それはエルサルバドルの大統領ナジブ・ブケレ次第であると言った。ホーレン議員がガルシアに会ったことが報道された時、ドナルド・トランプは記者団にガルシアはホーレンと共に米国に戻ることができるのかと聞かれ、「私は関与していない」と答えた。

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