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エネルギー・スター(Energy Star)は様々な分野で、エネルギー効率の向上を推進する米国環境保護庁(EPA)が企業、公益事業会社、州政府、地方自治体など、数多くの組織と連携して取り組む政府支援のプログラムであり、省エネ活動やインフラに対する認証と認定を提供している。しかし、政権交代から3ヶ月以上が経過した後、新たなトランプ政権は、既に定着したこのエネルギー・スター・プログラムを撤廃すると述べている。これは経済的側面で、後退を意味するかもしれない。
連邦政府の報告書を引用したワシントン・ポストによると、1992年に制定されて以来、このプログラムにより、アメリカの家庭や企業は5,000億ドル以上のエネルギー・コストを節約できたという。全体会議で、トランプ政権の当局者は同局を解散し、エネルギー・スターを廃止すると発表したと匿名者2人が語ったと言う。保守派は、リベラル系政府によって推進されるエネルギー政策に抵抗しているが、この決定は連邦議会で反発を招く可能性が高いと言う。なぜなら、エネルギー・スターは歴史的に超党派に支持されており、幾人かの穏健派共和党上院議員は、消費者の光熱費削減に貢献し、冷蔵庫、食器洗い機、洗濯機などの家電製品の効率向上にも役立っているとして、このプログラムを支持している。
EPAの大気保護局の広報担当者は、電子メールで、同局は大気保護局を含む大気放射線局に影響を及ぼす組織再編を進めていると述べた。EPAは「人事構造の組織的改善を実現し、EPAの中核的使命をさらに推進するとともに、アメリカの偉大な復活を後押しすることになる」と抽象的な説明をしている。一方、エネルギー効率化プログラムを推進する非営利団体である米国グリーン・ビルディング協会の連邦立法担当ディレクターのベン・エバンスは、エネルギー・スターを廃止することは「極めて近視眼的」であり、米国政府効率化局(DOGEサービス)による納税者の税金削減の取り組みを台無しにするでしょう。エネルギー・スターは、製品や建物のエネルギー効率に関する明確な情報を提供するだけで、消費者と企業に年間400億ドル以上の節約をもたらしています。しかも、その費用は3,200万ドルです。つまり、費用対効果は驚くほど高いのです」と述べた。
エネルギー・スターは特定のエネルギー効率基準を満たす製品、住宅、建物、工場を特定し、ラベルを付与し、エネルギー効率の高い製品やエネルギー効率ラベルの導入を促進することで、消費者と企業のコスト削減、環境保護、温室効果ガス排出量の削減を支援することを目的としている。エネルギー効率ラベルはEPAが定める厳格なエネルギー効率基準を満たしていることを示すものである。従って、消費者と企業が情報に基づいた購入決定を行い、費用対効果が高く、より健康的な環境に貢献する製品を選択するのに役立っている。このプログラムは多大な影響を与え、アメリカ国民が数十億ドルものエネルギー・コストを節約し、温室効果ガスの排出量を削減し、省エネ技術を推進するのに役立っている。エネルギー・スター・プログラムは現在では国際的に認知された省エネのシンボルとなり、欧州連合、カナダ、日本、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、台湾でも同様のプログラムが実施されている。
要するに、EPA大気保護局の広報担当者は、これを廃止する合理的な理由を説明しておらず、組織の人事編成とエネルギー・スター・プログラム撤廃との関連性については明白ではない。これを廃止することは前進ではなく、トランプ政権が行なっている経済の後退につながる例の一つである。そして、ドナルド・トランプ大統領はカリフォルニア州にある現在観光地になっている60年以上前に閉鎖されたアルカトラズ島の刑務所を再開したいと述べた。これも、経済的には後退を意味する可能性がある。そのようなプロジェクトは驚異的な費用がかかり、困難を伴うと予測されている。観光地のままであれば、収入源があるが、再度刑務所として再開する場合、現在の収入源を失い、離島にある刑務所を運営するためには、改造費、囚人の食糧、大量の水、その他の物資を移送するための経費、囚人が生活に耐える環境作り、警備員などの人権費など、維持するための出費は非常に高額であると思われる。地理的に永続することが困難であったためこのアルカトラズ島の刑務所は約30年後の1963年に廃止されたのである。閉鎖された主な理由は、最も重要な真水源がなかったためである。その後、クリント・イーストウッドが主演する1979年の「アルカトラズからの脱出」の映画でお馴染みのスポット地であることから、観光客が利用することにより、収入源になっている。そのような理由に基づき、恐らく、ここを刑務所として再開する計画は非現実的であるとして結論づける可能性があるかもしれない。