ドナルド・トランプ大統領の一部の外交政策は、彼の一期目から顕著に向上した兆候がある。トランプ大統領のホワイトハウスと議会は一体となって、ウクライナ寄りの方向に動き始めた。及び議会はウクライナへの支援資金を提供し、ロシアを制裁することの準備を行なっているようである。
トランプ大統領は彼の政権一期目(2017年1月- 2021年1月)に、NATOは米国に借りがあるとして、批判的でNATOのリーダ達と疎遠の状況を生み出していた。しかし、二期目にはNATO諸国が、彼らの国の軍事費をGOPの 5%に増加するとして、非常に大胆な決意を表明して以来、トランプ大統領はNATOを称賛するまでになり、NATOから離脱するとの脅しは現在完全に消滅した。もちろん、NATO主要諸国のリーダー達が懸命な努力をしている成果を反映しているものの、この新たな状況はトランプ大統領の外交政策の中で顕著な改善が見られる。先月下旬オランダのハーグで開催された会合後、NATOの事務総長はトランプ大統領がNATOに全面的に専念していると述べた。
二つ目は、ウクライナ戦争に対してトランプ大統領と議会は遂に共通の目的に立ったことである。第一期目には、大統領は頻繁にロシア側に立っていると批判されていた。そして、二期目の約5ヶ月間、大統領はまだプーチン寄りであった。しかし、ご承知の通り、トランプ大統領はロシアの大統領プーチンが、和平交渉となると常に二枚舌を使い、停戦の意思など全くないことを悟ったのである。これとは対照的に、ウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーは、米国が引き続き支援するならトランプ大統領が望んでいるミネラルの何%かを提供するという合意に4月30日に署名していたのである。そのような状況を知っているトランプ大統領は7日と8日の二日間に連続的にウクライナが自国を保護できるようにする為、武器を送ると公的に語った。この事態を受けて、ウクラライナ支援において、トランプ大統領と議会は遂に一体になった。
2022年2月、ロシアの大統領ウラジミール・プーチンが侵攻以来始まったウクライナ戦争で、同国の首都キエフは壊滅的な状況になっている。トランプ大統領は、5月下旬にウクライナへの約1,400のドローンと約95のミサイル攻撃で多数のウクライナ人が死亡した時、トランプ大統領は「ウラジミール、やめろ」と叫んだと報告された。ロシアは今月更にウクライナ攻撃を激化させている。ウクライナ空軍の報告を引用した10日のワシントン・ポストが伝えたところによると、ロシアは3日のプーチン大統領とトランプ大統領の電話会談以来、8日から9日にかけて、ウクライナに対して「記録的な728機のドローンを発射し、戦争中で最も激しい集中攻撃」を行った。
最近の経緯を振り返ると、トランプ大統領は完全にウクライナ側に立つことを決心したように見える。プーチンに対する不満により、大統領と議会はウクライナに接近するために、武器輸出を承認する中で、議会はモスクワに対する新たな制裁を採択に向けて動き始めた。この変化は、和平交渉の仲介を行うつもりであったトランプ大統領に対して、「プーチン大統領がウクライナ戦争終結に向けた真剣な協議に応じようとしない」ため、フラストレーションが蓄積していると見られた大統領は、「紛争終結に向けて迅速に行動すると誓ったが、その努力は実を結んでいない」だけでなく、今後の見通しはないことをほぼ確実に悟ったようである。
そして、ホワイトハウス高官は9日、「ウクライナのヴォロディミール・ゼレンスキー大統領と6月25日にハーグで会談した際に大統領に手渡された詳細なリストに基づき、大統領がウクライナの軍事支援要請の一部に同意した」と述べた。そして、議会両院のリーダー達は、ロシアに対する経済制裁の法案制定に乗り出した。上院議会多数派リーダーのジョン・スゥーンと下院多数派リーダーのマイク・ジョンソンによる共和党指導層は「ロシアのエネルギー輸出の購入者に制裁を課す権限をトランプ大統領に与える法案を今月中に可決させるよう努める」と語った。下院共和党議員の112人は2024年4月中旬に、ウクライナに資金を提供することに反対していた。この時期に大多数の共和党議員は、これ以上ウクライナ支援を維持できないとして拒否していた。
あれから一年以上が経過した今日、NATOにおいて、ゼレンスキー大統領は「非常に具体的な要求をしており、トランプ大統領はそのうちの幾つかを認めた」と当局者は述べたが、承認された兵器の詳細については明らかにしていないという。1941年に米国と英国の間で締結された大西洋憲章を起源するNATOから80年以上、領土拡大を伴わない国際協力によるNATOを正常なルーティンで機能させることとウクライナを支援することには関連性があることから、トランプ大統領がその路線を同時進行で歩き始めたことは、米国が第二次大戦後から維持し続けてきたNATOが健全であることを意味する。トランプ大統領の二期目の重要な外交政策の一部は著しく改善したように見える。