
Photo credit : Tom Brenner/The Washington Post
上記写真:左から欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長、英国のキール・スターマー首相、フィンランドのアレクサンダー・ストゥブ大統領、ウクライナのヴォロディミール・ゼレンスキー大統領、ドナルド・トランプ大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、イタリアのジョルジア・メローニ首相、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相、NATOのマルク・ルッテ事務総長。
ドナルド・トランプ大統領は18日の月曜日、先週15 日にアラスカで、ロシアの大統領ウラジーミル・プーチンにあった時とは顕著な違いがあり、ウクライナ大統領のヴォロディミール・ゼレンスキーとの大統領執務室の会談では、緊張感はなく、ゼレンスキーと共に笑う場面もあった。さらに、2月28日に喧騒的であった前回の会談とは多くの違いがあったと報告されている。しかし、ゼレンスキー大統領との会談では、トランプ大統領の表現は、特に停戦に関して、ロシアのプーチンを代表したことを示唆したようである。
多数の記者団は18日、ライブで瞬間、瞬間の報告をしている。トランプ大統領は、東部時間午後1時13分にホワイトハウスに到着したゼレンスキーをドアの外側で暖かく迎え、握手を交わし、ゼレンスキーの肩を軽く叩き、写真撮影が終わると、ゼレンスキーを内側に招き入れた。その後、大統領執務室での生放送は提供されていなかったが、ビデオを含む記者団のライブ報告によると、2月のゼレンスキーのホワイトハウス訪問は、彼の服装が正装ではないと指摘されたため、今回、ゼレンスキーは黒のスーツを着用していたため、冗談があったと言う。また、前回の会談で、ウクライナを援助している大統領に感謝を表明していないとして、副大統領J・Dヴァンスから厳しく批判された。しかし、ヴァンスは18日何の異議も唱えることはなかった。今回、ゼレンスキー大統領は、この紛争を終結させるためのトランプ大統領の個人的な努力に対して、何回も有難うと述べたようである。
EUのリーダー達は、ゼレンスキーの会談が終わった後に別の会議を行うスケジュルーになっていたと言う。ゼレンスキー大統領との会談に先立ってホワイトハウスに到着するよう要請された欧州各国首脳はそれぞれ別々にゼレンスキーより早く到着したようである。彼らは、トランプ大統領がゼレンスキー大統領と会談するまでホワイトハウスで待機することになり、その後に米国大統領と面談することになったようである。トランプ大統領とゼレンスキー大統領との会談では、執務室の大統領に一倍近い正面右側のソファにヴァンス副大統領、次に国務長官マルコ・ルビオ、次に特使のスティーブ・ウィトコフが着席し、左側にはウクライナの大統領側近達が着席していた。
トランプ/ゼレンスキー会談前の記者団の質問:トランプ大統領は、ヴォロディミール・ゼレンスキー大統領と大統領執務室で会談する直前に米国がウクライナに平和維持活動の一環として米軍を派遣するかどうかを問われた。トランプ大統領は、この質問に直接答えなかったが、安全保障に関しては多くの支援を行うと述べた。 トランプは「我々は彼らを支援するつもりです。そして、我々は関与するつもりです」と言った。 ゼレンスキーは、ロシアが安易に合意した後に体制を立て直し、再びウクライナに侵攻するのを防ぐため、ウクライナへの安全保障の保証を繰り返し求めてきた。記者からどのような安全保障の保証を求めるのか問われると、ゼレンスキーは「全てです」と答えた。
トランプ/ゼレンスキー会談:約1時間のトランプ・ゼレンスキー会談ではほとんど具体性はないものの、トランプ大統領は、ウクライナに何らかの安全保障を提供すると述べた。トランプは「今日はこれについて議論する予定だが、我々は彼らに非常に良い保護と安全を与えるつもりです」と述べた。さらに、「彼らはそこにいるので第一防衛線です。だが我々は彼らを助けるつもりです。そして我々も関与するつもりです」と言った。トランプは、ウクライナを保護するとし、三首脳会談が行われることを期待していると語った。しかし、停戦については、最初の態度をほぼ180度転換した。トランプ大統領は15日にプーチンと会談する前までは、停戦を強く求め、プーチン大統領が戦争を止めなければロシアに深刻な結果をもたらすと警告していたにも関わらず、今日大統領執務室で、ゼレンスキーに対して「停戦は必要ないと思う。停戦は望ましいことかもしれないが、戦略的には、どちらかの国がそれを望まないだろうという点も理解できる」と述べた。ゼレンスキーとの二首脳の会談は、深く協議することなく終わった。ゼレンスキー大統領は、ある時点で彼の妻がメラニア夫人に宛てて書いた手紙をトランプ大統領に手渡したと言う。
EU メンバーとの会談:東部時間午後15時頃、トランプ大統領はイースト・ルームで欧州各国首脳を接待し、各首脳を紹介し、協力に感謝の意を表した。ニューヨーク・タイムス(NYT)のライブ報道によると、トランプ大統領は、両首脳が「ウクライナに対する将来のいかなる侵略も抑止する」合意に達することができると「楽観的」であると述べた。大統領は、初めて公式に、プーチン大統領がウクライナへの何らかの西側軍の駐留を受け入れる用意があると述べた。しかし、ロシアは安全保障の一環としてウクライナにNATO軍を派遣することに反対を表明した。 ロシア外務省は声明で、「NATO諸国の軍隊がウクライナに駐留するといういかなるシナリオも断固として拒否するという、これまで繰り返し表明してきた立場を改めて表明する」と述べた。従って、「プーチン大統領の見解を正しく評価していたかどうか疑問視する」必要があるとタイムスの記者は述べている。(続)