児童性的虐待の犠牲者は遂に公的に語り全ての情報公開を要求

トーマス・マシー Photo credit : The New York Times

今日9月3日、米国下院議会の共和党議員らは、司法省が公開せず保持している未成年の性的虐待者であり、自殺した児童性的人身売買者に関連する書類をすべて公開することを義務づける投票を行うために犠牲者を議事堂に招待している。このキャンペーンに参加している女性らは昨夜2日からメディアでのインタビューに応じ、3日にはワシントンDCの議事堂の外で行われた記者会見でも、初めて公的に彼らの苦痛な経験を語り始めた。

今日、「被害者」と呼ばれている女性の一人は泣いており、その後長年トラウマに苦しんでいたことを示唆した。性的人身売買で起訴され、2019年の裁判前に刑務所で自殺したとされるジェフリー・エプスタインに関連する数万ページの書類は、すでにパブリック・ドメインに公開されている。司法省が議会に提供した文書は、これと同じ情報であり、全く新たな情報は含まれていないとして、議員らは苦情を述べていた。そして、司法省が最近公開したものは、先月司法省の副長官であり、ニューヨークでの裁判で口止め料支払いと財務記録の改竄により有罪判決を受けた当時、元大統領トランプの弁護士であったトッド・ブランシュが服役中のエプスタインの性的人身売買の重要な役目を果たしたギスレイン・マクスウェルにインタビューをした時の記録であった。このインタビューで、マクスウェルは彼女が会った著名な人々は、不道徳的な行動に関与していないと語った。

一方、共和党議員らは、まだ公開されていない秘密の書類があるとして、「エプスタイン・ファイル」と呼ばれる書類を公開するよう司法省に圧力をかけている。このファイルには被害者の名前や、性的虐待に関与した顧客の氏名が記載されていると推測されている。2日に議会に戻った共和党議員及び議員らに参加した女性たちは、当時まだ十代であったとされる彼等の名前を非公開にする以外の操作を行わず、可能な限り透明性のある書類を提供するよう求めている。その書類を入手することは、簡単ではないと悟った共和党議員らは、ディスチャージ・ペティションと呼ばれる目的に対する投票を行う予定であり、そのキヤンペーンを扇動しているのは共和党下院議員トーマス・マシー(ケンタッキー州)及び米国下院民主党議員ロー・カーナ(カリフォルニア州)である。エプスタイン被告のファイル公開を求める採決を強行しようとしている共和党議員の1人であるマシーは3日、ジェフリー・エプスタイン被告に対する告発者10人との合同記者会見を先導した。超党派の努力があることを示している議員らは、30日以内にそのファイルを提供するよう司法省に要求しており、それを強制するために法案の本会議採決を強く推進し、署名を集めている。この記者会見に参加した共和党下院議員マージョリー・テイラー・グリーン(ジョージア州)、ナンシー・メイス(サウス・キャロライナ州)、ローレン・ボーバート(コロラド州)など、強固な保守派の女性議員らが署名に協力しているようである。

2025年9月3日の記者会見で、初めて公的に語った被害者とその家族のグループの幾人かは彼らが「10代の頃にエプスタインとマクスウェルが運営する入念な性的人身売買組織に誘い込まれ、何年も虐待を受けた経緯」を公的に語った。一人は、マクスウェルが、セキュリティが厳密ではない施設に移送されたことは不公平であると述べ、マクスウェルがこの性犯罪のスシテムそのものであると指摘し、彼女に恩赦や減刑が与えられることがあってはならないと警告した。下院議員が主導する稀な超党派法案である「エプスタイン文書透明性法案」の可決を10人全員が支持すると声を上げた。児童性的虐待の告発者の一人であるショーンテ・デイヴィスは、「これは私だけの物語ではありません。目に見えない傷を負ったすべての被害者の物語です。私たちが日々背負っている重荷です。家族が崩壊し、未来が奪われた物語です」と涙をこらえながら語った。「ですから、トランプ大統領と議会の皆さんにお伺いします。なぜ私たちは性的虐待と暴行を隠蔽し続けるのでしょうか?私たちは誰のために隠蔽しているのでしょうか?国民に真実を知らせてください。正義がなければ、私たちは癒されることはできません。過去と向き合うことを拒否すれば、未来を守ることはできません」と述べた。

司法省の長官「パム・ボンディは7月に捜査は事実上終了したと発表し、不正行為に関与した可能性のある有力者の名前が記載された『顧客リスト』は存在しないと述べて以来、膨大な文書の公開を求める超党派の圧力が高まっている。ドナルド・トランプ大統領は、この件への関心を『作り話』と呼び、この問題から遠ざかるよう繰り返し訴えてきた。しかし、共和党支持者の多くは、選出された彼等の議員らに対して、この状況に不満を訴え、透明性の向上を求めているという。その状況下で、「議員たちは、より多くの情報を確保するために2つの取り組みを開始した。これらの情報は公表される予定である。1つは、ジェイムス・カマー下院共和党議員(ケンタッキー州)が率いる下院監視委員会によるもので、司法省とエプスタイン財団に対し、文書の提出を求める召喚状を発行し、証人を召喚して証言を求める。マイク・ジョンソン共和党下院議長(ルイジアナ州)が提出した決議案は、カマー議員のアプローチへの支持を再確認するもので、3日午後に下院を通過する見込みである」と同日のワシントン・ポストが伝えている。

最後に、議会及び司法省のジェフリー・エプスタイン関連の最近の動きを整理すると以下のようになる。8月5日、下院監視委員会はエプスタインに関連する記録の提出を求める召喚状を発行した。カマー委員長は、司法省が被害者の身元情報や児童性的虐待に関する資料の編集を確実に行いながら、これらの記録の提出を継続すると表明した。司法省は、副長官トッド・ブランシュがジェフリー・エプスタインの共犯者であるギスレイン・マクスウェルにインタビューした時の会話の記録を8月22日に公開し、その全文記録はCNNを含む複数のメディアが提供している。マクスウェルは、エプスタインと接触した著名人に関するブランシュとの会談で、有罪を示すような情報を一切提供しなかったことが判明している。一部の被害者は、マクスウェルが真実を語っていないため、独自のリストを作成すると述べているが、彼らの身元が公開されることを恐れていたという。下院共和党議員らが、児童性的虐待の犠牲者らに会うと報告された9月2日、司法省はエプスタイン関連の記録約33,000ページの文書を公開 した。全国のテレビ放映で、彼女らを代表する弁護士と共に、対面インタビューに応じた女性達は、彼等の名前や年齢が公開されることに同意したようである。9月3日、下院議員のメンバーに会った女性達は、彼等が顧客リストを作成すると述べ、もはや恐れていないことを示唆した。記者会見で、語った女性達の名前は公開されており、彼等は「透明性と説明責任」を明白にしなくてはならないと語り、全ての情報を公開するために戦う決意があることを示唆している。

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