ボールルーム建設の驚くべき事実

East Wing が取り崩される前のホワイトハウス Photo credit BBC

歴代大統領の多くはホワイトハウスの一部を改造したり、何かを追加したり、修繕したりして向上してきたが、ボールルーム建設はイースト・ウィングの全体を取り壊し、そこにドナルド・トランプ大統領が望んでいたボールルームを建設するというものである。今週月曜日から開始された取り壊しは23日までにほぼ終わったようである。最初の発表では、現在の建物構造には変化がないとされていたという。そして、この建設費用は、35以上の富豪企業又は個人が寄付したお金が利用されるという。今日判明している問題は、大規模な変化であるにも関わらず、認可されていないプロジェクトであると主要メディアが指摘した。

歴代の大統領はそれぞれのニーズに合わせて改造を行ったが、ホワイトハウスの建物の大半をブルドーザーで取り壊して、別の建物を建設するという本格的な変化をもたらすための取り組みを行なっているのはドナルド・トランプ氏だけである。ニューヨーク・タイムスは、「ホワイトハウスの改修自体は珍しいことではない。しかし、トランプ大統領の改修は異例である」と述べている。同紙の24日の報告によると、「トランプ大統領はイースト・ウィングを解体し、3億ドルをかけたボールルームの建設を彼個人のプロジェクトとして位置づけようと躍起になっている」と述べている。歴代大統領はホワイトハウスを自らのニーズに合わせて改造してきた。」例えば、トーマス・ジェファーソンはワインセラーを増築し、ジェームズ・モンローとアンドリュー・ジャクソンはポルティコ(建物入り口の柱で支えられた屋根付きのポーチ)を建設した。セオドア・ルーズベルトはウェスト・ウィングを建設し、フランクリン・ルーズベルトはプールを設置した。リチャード・ニクソンはボーリング場を増築した。バラク・オバマはテニスコートを改修し、バスケットボール場を設置した。

しかし、イースト・ウィング全体が破壊された衝撃は多大であり、少なくともホワイトハウスに住んだことがある大統領の家族や専門家は強烈な反応を示している。ヒラリー・クリントンはXでの投稿で「これは彼の家じゃないです。あなたの家です。そして彼はそれを破壊しています」と書いた。一方、キャメロットの設計:ケネディ・ホワイトハウス修復とその遺産の著者であるジェイムス・アボットは、大きなボールルームは「60年来必要とされていた。ホワイトハウスは、大統領府のニーズに合わせて進化しなければならない」と述べた。アボットは、歴代大統領政権がホワイトハウスの国賓晩餐会の収容人数のスペース制約に縛られていると不満を漏らしていたことを指摘した。そして、トランプ夫妻の政治方針や新ボールルームの建設予定地には賛同できないと言いながら、「トランプ夫妻を責めるな。彼らが目指しているのは、設備がニーズを満たせるようにすることだ」と建設の権利を擁護した。

East Wingの破壊中 Photo credit : New York Post

しかし、ホワイトハウスは、取り壊しに入る前にすべき重要な法的手続きが漏れていたのである。同紙によると、建築史家たちはこのボールルームの建設に関して「深刻な懸念」を表明している。ワシントンD.Cの政府庁舎を監督する国立首都計画委員会の承認を得ていないことを指摘する声もある。火曜日、全国信託歴史保存協会は「法的に義務付けられた公聴会プロセス」の一時停止を求めた。「この解体は、大統領自身が『現在の建物に影響を与えない』と公約したこととも矛盾しているように思われます。 政府機関が依然として閉鎖され、多くの人々が依然として苦境に立たされている中、ボールルーム建設は経済的な観点からも厳しい批判を受けています。」マサチューセッツ州の民主党米国上院議員エリザベス・ウォーレンは「生活費が急騰していると言いたいのですか?ホワイトハウスの一角をブルドーザーが取り壊す音で、ドナルド・トランプにはあなたの声が聞こえないでしょうね」とXに投稿した。

PBSのリストによると、合計37の富豪者および企業がボールルームの建設に貢献している。1. アルトリア・グループ、 2. アマゾン 、3. アップル、4. ブーズ・アレン・ハミルトン 、5. キャタピラー、 6. コインベース 、7. カムキャスト、8.  J・ペペ&エミリア・ファンジュル、 9. ハード・ロック・インターナショナル、10.  グーグル、11.  HP、 12. ロッキード・マーティン 、13. メタ・プラットフォームズ、14.  マイクロン・テクノロジー 、15. マイクロソフト、16.  ネクストエラ・エナジー、17. パランティア・テクノロジーズ 、18. リップル、 19. レイノルズ・アメリカン、20. Tモバイル 、21. テザー・アメリカ、22.  ユニオン・パシフィック鉄道、23. アデルソン・ファミリー財団、24. ステファン・E・ブロディ、25. ベティ・ウォルド・ジョンソン財団、26.  チャールズ&マリッサ・カスカリラ、27.  エドワード&シャリ・グレイザー 、28. ハロルド・ハム 、29. ベンジャミン・レオン・ジュニア、30.  ルトニック・ファミリー、31. ローラ&アイザック・パールマッター財団 、32. スティーブン・シュワルツマン、33. コンスタンチン・ソコロフ、34. ケリー・レフラー&ジェフ・シュプレッチャー、35. パオロ・ティラマーニ、36. キャメロン・ウィンクルボス、37. タイラー・ウィンクルボス

ボールルームの推定内装 Photo credit : BBC

最後に、ホワイトハウスが建設されたのは 1792年10月13日である。そして1800年にホワイトハウスはオープンした。それ以来、大統領はマイナーな改造を行なってきたが、イースト・ウイングの建物を完全に破壊した大統領はトランプ氏だけである。これらの費用は富豪者からの寄付金によるものである。アマゾン、アップル、グーグル、メタのCEOらの姿は1月20日、室内で開催された就任式前後とその最中にカメラが捉えた。特定の利益相反はないかもしれないが、トランプ政権に寄付する著名な企業にはマイナスにはならないと見られている。ボールルームの内装はほぼゴールド・カラーになると予測されている。新たなボールルームは約1,000人を収容可能であるという。トランプ大統領は大きな内装の設計図を記者団に見せていた様子が23日にビデオ記録された。タイムスによると、トランプ氏は金色に「取りつかれている」という。金は裕福を意味し、裕福はパワーの意味があるという。大統領が1月20日に就任した時、すでに、ジョー・バイデン政権の時の大統領執務室の雰囲気は消えており、トランプ氏のホワイトハウスの大統領執務室は、暖炉付近の壁、カーテン、椅子、装飾品はほぼ全て眩しい黄金色である。カラーは個人の好みであるため、政権が変わる度に大統領執務室は、家具も交換されるため、雰囲気が完全に変わるのである。しかし、大規模なホワイトハウスの一部の建物がブルドーザーで壊されている様子をテレビで見た時は非常に驚いた。その取り壊しが国立首都計画委員会の認可前に行われたとの報告は二重のショックを受けた人々がいることを示唆している。




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