最初の長時間の交渉が合意に至らなかった理由

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週末から副大統領J.Dヴァンスは、イラン高官との停戦交渉をリードしているが、パキスタンのイスラマバードで行われた最初のマラソン協議は成功しなかったとホワイトハウスが12日に報告した。イランには幾つかの懸念事項があるが、どのような協議が行われたのか?

JD・ヴァンス副大統領は、最初から戦争に反対していた為、トランプ大統領は、彼が交渉をリードするよう求めたとされている。2026年4月11日、ヴァンス氏は、パキスタンのシェバズ・シャリフ首相およびイラン首席交渉官モハンマド・バゲル・ガリバフとイスラマバードで20時間以上に及ぶ交渉を行った。米国とイランはホルムズ海峡を全面的に再開し、戦争終結に向けた一連の協議を行ったが、合意に至ることはなかった。しかし、イランのガリバフ首席交渉官は、引き続き協議する可能性があることを示唆した。

合意に至らなかった主な協議で、ホルムズ海峡を全面的に再開し、戦争を終結するとの米国の要求にイランは応じなかった。また、米国はイランに対し、核兵器を追求しないとの確約を求めたが、イラン側はこれを拒否した。ヴァンス氏は、決裂した協議の責任はイランにあると非難した。同氏は協議後、イラン側が「我々の条件を受け入れないことを選択した」と記者団に語った。その後、イラン首席交渉官ガリバフ氏はソーシャル・メディア上で、米国が今回の協議において「イラン代表団の信頼を得ることができなかった」と述べた。この最初の協議は数日前から準備されたものであるが、最初から双方には極めて重要な懸案事項において、両者間の大きな違いがあることを示唆していた。協議の内情に詳しいイラン当局者2人の話を引用したニューヨーク・タイムスによると、「日曜早朝の時点で、主に3つの懸念事項が依然として残っていた。それは、① ホルムズ海峡の再開、② 約900ポンド(約400キロ)に及ぶ高濃縮ウランの処遇、③ 海外で凍結されている約270億ドル相当の収益の解除を求めるイラン側の要求である。

米国はイランに対し、「すべての海上交通に向けて、同海峡を直ちに再開する」よう要求している。しかし、機密性の高い外交交渉について、匿名を条件に語った2人のイラン当局者は、イラン側が、石油タンカーにとって極めて重要なこのホルムズ海峡に対する「影響力を手放すことを拒否し、最終的な和平合意が成立した後にのみ再開に応じると主張した」という。イラン側はさらに、6週間にわたる空爆によって生じた損害に対する賠償を求めるとともに、イラク、ルクセンブルク、バーレーン、日本、カタール、トルコ、ドイツで凍結されている石油収入を、復興資金として解放するよう要請した。これに対し、米国側は一連の要求を拒否した。別の争点で、トランプ大統領は、イランが保有する核兵器級に極めて近い濃縮ウランの全備蓄量を、引き渡すか、あるいは売却するよう求めているが、イラン側は対案を提示したものの、両者は合意点を見出すことに失敗したという。

ヴァンス副大統領は、イラン政府高官らと21時間に及ぶ会談を行った後、パキスタンのイスラマバードにあるセリーナ・ホテルで、「我々のレッドライン(譲れない一線)が何であるか、どのような点であれば彼らの要求を受け入れられるか、そしてどのような点については受け入れられないか、我々はそのすべてを極めて明確に伝えた」と語った。ヴァンス氏は、その「レッドライン」について具体的に言及しなかった。

最後に、合意に至らないのは双方のゴールが大きく異なる為であり、双方は妥協点を見出すという観点を中心にした協議を進めていないようにも見える。テヘランのアナリストであるメフディ・ラフマティ氏はタイムス紙との電話インタビューで、「合意成立の意思を持った真剣な二つのチームが交渉の席に着く以上、それは双方にとってウィン・ウィン(勝利・勝利)の関係でなければなりません。重大な譲歩を一切行わずにこの交渉を終えることができると考えるのは非現実的であり、それは米国側にとっても同様です」と述べた。しかし、2月28日に米国・イスラエルが対イラン戦争を開始して以来、初めて21時間にもおよぶ真剣な高官間の戦争終結に向けた協議が行われたことは、重要な第一歩を踏み出したことを示唆している。米国側を代表している副大統領J. Dヴァンスは、この戦争計画に全く関与していなかったからこそ、イラン側に極度の緊張感を与えずこの重要な交渉をリードできるのである。イラン側を代表しているモハンマド・バゲル・ガリバフはイランの国会議長であり、有力な軍司令官でもあるという。両氏は握手を交わし、「交渉は友好的かつ穏やかな雰囲気で行われた」という。極めて高い地位の真剣な人々が戦争終結に向けて真剣な協議を行う場合、いずれも勝者でなくてはならない。現在のところ、両側は譲歩という姿勢に欠けていることを示唆している。

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