民主党が米国下院議会を支配する可能性が高い別の理由 

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現在、米国下院議会での多数派を争う戦いは全米の複数の州で活発に行われている。その中で注目されているバージニア州では11月の中間選挙に向けて、米国下院議会の議席を覆すため、富豪者が選挙区地図編成の資金を主に民主党に提供している。一方、同州での選挙区地図編成に反対する組織は、共和党に提供されているが、民主党に提供する組織数は遥かに多い。選挙区地図編成を支持するかどうかを決定する住民投票は来週火曜日に迫っているため、可決すれば、米国下院議会では共和党が多数派を失う別の原因となり得る可能性が高い。

昨年、トランプ大統領が州の共和党議員らに対し、米国下院議会の多数派を維持するために、選挙区割編成を行うよう求めた。その直後からテキサス、オハイオ、ノース・キャロライナ、ミズリーを含む複数の州が大統領の要望に沿った動きを開始した。テキサス州が米国下院民主党の5議席をターゲットにしたことを受けて、カリフォニア州は共和党の5席を奪うための挑戦に勝利した。いずれのケースも米国最高裁によって承認された。

バージニア州民主党が公正な投票をアピールするVirginians for Fair Electionsのサイトは、「全米各地で、トランプ氏とMAGA支持派が支配する州議会は、有権者の承認なしに、選挙区割りを不正操作する前例のない措置を講じている。テキサス州、オハイオ州、ノース・キャロライナ州、そして間もなくフロリダ州が同様の動きを見せる中、バージニア州民はワシントンにおける自分たちの声が縮小されるという深刻なリスクに直面している」とのメッセージを掲載している。そのサイトは、最低5ドルから最大100ドル以上の寄付金を募っているが、ワシントン・ポストの16日の報告によると、この組織は、6,400万ドルの資金を集めたと報告しており、「分裂した対立グループよりも遥かに多くの資金」を調達しており、1,600万ドルをテレビ広告に費やしているという。

バージニア州の選挙区割りに関する住民投票には巨額の資金が流入しているようである。州の選挙記録は、13日の締め切り時点でバージニア州において、これまでに集まった総額9,300万ドルのうち、約95%は、献金者の開示義務を負わない非営利団体が寄付したダークマネー(闇資金)である。今年の中間選挙では、両党の陣営で確認されたダークマネーの割合は、昨年カリフォルニア州で行われた同様の住民投票における水準を上回っている。同州の事例では、富裕層の個人、政治委員会、労働組合からの献金は、同様の非営利団体からの献金を大幅に上回っていたためである。

資金を提供している組織と金額を調査したポスト紙によると、寄付者名を提供する必要がない寄付は圧倒的に民主党を支持している。下記のリストのトップに挙っているHouse Majority Forwardは、下院民主党の政治活動を担う非営利組織であり、この修正案を支持するために4,000万ドル近くを拠出した。下院民主党少数派リーダーのハキーム・ジェフリーズ議員(ニューヨーク州)が率いるこの団体には、法的な寄付者情報の開示義務はないという。The Fairness Project(フェアネス・プロジェクト)という別の政治系非営利団体は、バージニア州公正選挙推進団体に1,200万ドル以上を寄付した。この団体は、他複数の非営利団体から資金提供を受けていた。その他の主要な寄付者には、カリフォルニア州の選挙区再編に関する住民投票案にも資金を提供した富豪者ジョージ・ソロス氏の政策改革基金や、バージニア州民主党などが含まれている。

組織名所属党目的寄付額
House Majority Forward 民主党区割り編成支持3,800万ドル
Virginians for Fair Maps  共和党反区割り編成1,900万ドル
The Fairness Project民主党区割り編成支持1,200万ドル
Per Aspera Policy Incorporated 共和党反割り編成   700万ドル
Fund for Policy Reform民主党区割り編成支持   500万ドル
American Opportunity Action   民主党区割り編成支持   400万ドル
Global Impact Social Welfare Fund 民主党区割り編成支持   200万ドル
Democratic Party of Virginia 民主党区割り編成支持978,000ドル
First Principles Action共和党反区割り編成775,000 ドル
Service Employees International Union民主党区割り編成支持500,000 ドル

要するに、選挙区割り編成に挑戦しているバージナ州では、下院議会の支配権の戦いを巡り、選挙区割りを支援または反対するグループが寄付を募っている。この新たな選挙区割りを支持する団体と反対する団体はいずれも寄付を募っているが、双方には、資金面で大きな差が生じている。区割り編成支持派は圧倒的に有利である。バージニア州での住民投票は2026年4月21日に予定されており、この戦いを目前に、政治資金をめぐる熾烈な争いが繰り広げられている。住民投票で選挙区割が可決すれば、州の民主党は米国下院議会11議席のバランスが変わることになる。現在、バージニア州を代表する民主党は6議席、共和党は5議席を保持しているが、4月21日の選挙で可決すれば、民主党10対共和党1で大きくバランスが変化する。民主党の寄付グループは区割り編成を圧倒的に支持しており、米国下院議会を民主党優位の構図へと転換することを目的としている。昨年、民主党の候補者が同州の知事選で圧倒的に勝利し、今年1月に知事として就任したアビゲイル・スパンバーガーの政策は以前の共和党知事と比較して大きく変化している中で、資金集めにも優勢である状況を踏まえると、その可能性は益々高くなっている。

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