
停戦後南レバノンに帰還する数万人による交通渋滞 Photo credit : Reuters Connect
ヒズボラに対するイスラエル軍の軍事作戦は4月17日、10日間の停戦が発効された後、イラン当局は、ホルムズ海峡が完全に再開されたと報告した。トランプ大統領は、ツゥルース・ソーシャルでの投稿で、この旨を伝え、最後に感謝を表明した。レバノンでは避難していた数千の人々が帰宅のために南レバノンへと続く主要幹線道路は交通渋滞が起きている様子が紹介されている。
イランのアッバス・アラグチ外相はXでの投稿で「ホルムズ海峡におけるすべての商船の航行は、完全に開放されたと宣言する」と述べた。その直後、ドナルド・トランプ大統領は「イランは今しがた、イラン海峡が完全に開放され、全面的な航行が可能になったと発表した。感謝する!」とツゥルース・ソーシャルに投稿した。米国当局者は、イランの港を出入りする船舶に対して米国海軍が先導している海上封鎖はまだ継続されたままであると述べている。国防当局者は、13日に封鎖が開始されて以来、海軍はこれまでに約20隻の船舶をUターンさせたと金曜日の17日に発表した。アラグチ外相は「ホルムズ海峡における船舶の航行について、イランの港湾海事機関がすでに発表した『調整済みの航路』に沿って再開される可能性があるとの見解を示した。ただし、これが海峡の利用にあたり船舶が通行料を支払う必要が生じることを意味するのかどうかは、現時点では定かではない」とワシントン・ポストが伝えた。
トランプ大統領は別の投稿で「イスラエルがレバノンを爆撃することは、もはやない。米国によって、その行為は禁止されたのだ。もう沢山だ!!!」とイスラエルに警告した。ニューヨーク・タイムスの報道によると、レバノンの保健省は17日、イスラエルとヒズボラの間で続いた一連の戦闘により、レバノン国内で約2,300人が死亡したと発表した。しかし、瓦礫の中から更なる遺体が発見されるにつれ、死者数は増加する可能性がある。100万人以上の住民が避難を余儀なくされた。避難者の大半は、同国南部からの住民である。一方、イスラエル当局によると、少なくとも13人のイスラエル兵に加え、2人の民間人が死亡した。
イスラエル軍はレバノン南部の占領を継続しており、住民に対し、同地域に戻らないよう警告している。一方、ヒズボラは17日に発表した声明の中で、停戦への直接的言及を避けたものの、「停戦を破る意図があることを示唆するような動き」をほとんど示していないという。イスラエルとレバノンは「米国が仲介した停戦合意を遵守する意向を示している」が、「レバノン政府は、同国軍を凌ぐ軍事力を持つ組織ヒズボラを統制下に置いていないため、遵守することは困難を極める」可能性があるという。停戦開始から24時間が経過する中で、レバノンに駐留する国連平和維持部隊は、南部におけるイスラエル軍による空爆が停止され、レバノン領内からイスラエルに向けたミサイル発射はないと発表した。
要するに、米国/イラン間の停戦で、ワシントンとテヘランの間で、懸案事項となっているのは、ホルムズ海峡であった。17日、イラン側は、レバノンでの停戦期間中、同海峡を「完全に開放」すると発表した。トランプ大統領は、その直後にイランに感謝を表明したものの、イランの港を出入りする船舶に対して、米海軍は海上封鎖をまだ維持すると宣言した。これが、どのような意味があるのか疑問が提起されている。イラン側は、海軍は海上封鎖が続く場合、ホルムズ海峡は再び閉鎖すると述べている。しかし、イランのアッバス・アラグチ外相の発表後、戦争終焉の希望をもたらしており、株式市場は肯定的に上昇した。17日、アリゾナ州フェニックスでTurning Point USAが主催した若いMAGA支持者の集会に主賓として、参加したトランプ大統領はスピーチを行った。この集会は2026年の中間選挙に向けた支持基盤の強化を目的としていたが、「米国優先」を公約したトランプ氏に裏切られたと感じているMAGA支持者の「反戦」感情は、激しい議論を巻き起こしている。参加者は、もはや戦争だけは支持できないと述べており、緊張のある集会となった様子が報告された。