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2025年5月、元FBIディレクターのジェイムス・コミ氏はノース・キャロライナ州のあるビーチを散歩中に見かけた貝殻を並べた数字を描写した写真を投稿し、その数字の意味は大統領に対する脅しであるとして、2025年にトランプ政権は、シークレットサービスがコミ氏による「86 47」というソーシャル・メディアへの投稿について捜査を行っていると発表した。ほぼ一年後の4月28日の昨日、米国司法省はコミ氏を告訴した。2回目の告訴に直面したコミ氏は、前回と同様に自身が無実であり、彼に対する告訴は正当な司法制度下で行われているものではないと示唆するビデオ声明を公開した。法学者は、コミ氏に対する証拠を集めることは困難であると述べている。コミ氏の元側近は、司法省が本来の仕事をしていないと厳しく批判した。
2025年5月、元FBIディレクターのジェイムス・コミ氏はビーチの砂上に小さい貝殻を並べて「86 47」の数字が描かれた写真をインスタグラムに投稿した。一部の共和党議員からの批判を受けた後に、その投稿を削除した。2025年5月15日にコミ氏がインスタグラムに投稿したメッセーは、「先ほど、今日のビーチ散歩中に見かけた貝殻の写真を投稿しました。私自身は、それを何らかの政治的なメッセージだと解釈していました。しかし、一部の方々が、その数字の並びを暴力と結びつけて捉えられることに、私は気づいていませんでした。そのような連想は私には全く思い至らないことでしたが、私はいかなる種類の暴力にも反対する立場ですので、当該の投稿は削除いたしました」と記述した。
「86」はスラングの一種であり、レストランやバーなどの飲食サービス業界で良く使われている「品切れ」や、一般的に、人や物を「排除」または「始末」するという意味である。当時、トランプ氏の強固な支持者であるマット・ゲイツ氏を含む一部の共和党員は、トランプ氏を指して「86」という言葉を用いたコミ氏の行為に激怒したと表明したが、彼ら自身、以前に政治的な対立相手に対してこの数字の表現を使ったことがあった。一部保守系のメディアは、2025年5月に投稿された貝殻でビーチに並べられた数字の写真を公開した。前FBIディレクターのジェイムス・コミ氏によるソーシャル・メディアへの投稿に対し、論争的になった為、それに対するドナルド・トランプ大統領の反応が注目された。トランプ大統領は、フォックス・ニュースの司会者ブレット・ベイヤー氏に対して、47の数字は、第47代大統領である彼自身を意味し、86は暗殺することを意味していると語った。共和党議員らの一部は、トランプ大統領の生命に対する脅迫であると主張していた。
コミ氏は、論争的となった写真を公開した後に、捜査官に積極的に会い、捜査に協力したが、当時、彼は起訴されることはなかった。昨年捜査を受けた後に告訴されることはなかったのに、なぜ今頃なのかとの疑問が提起されている。約一年が経過した2026年4月28日、司法省の長官代行を務めるトッド・ブランシュは、記者会見で、同州の大陪審員がコミ氏を起訴したと報告した。ブランシュ氏は、「米国大統領の生命を脅かす行為は、司法省として決して容認することはない。過去1年間、当省はあらゆる立場の個人に対する脅迫に関わる数十件の事件について、起訴を行ってきました。意図というものは、証人や文書、そして適切であれば被告人自身によって立証するものです。本件において、我々はそのようにして意図を立証するつもりです」と述べた。
ワシントン・ポストの28日の報告によると、ジェイムス・コミ氏の裁判は、ノース・キャロライナ州東部地区の連邦地方判事であり、ジョージW・ブッシュ大統領によって任命されたルイーズ・フラナガン判事が担当することになっている。28日にコミ氏に対して提起された「起訴状は、貝殻が写った同氏の公開インスタグラム投稿以外に、司法省およびFBIがこの元FBI長官に対する証拠を、もしあるとしても、具体的にどのようなものを収集したのかについては明らかにしていない」という。元連邦検察官であり、現在ノートルダム大学法学教授であるジミー・グルレ氏は、起訴状に示された証拠のみに基づいて、司法省が裁判に耐えうる確固たる立件を行うことは困難だろうとの見解を示した。「数字を投稿したことが脅迫にあたるというのか? 私には到底受け入れられない」とグルレ氏は語った。「彼らはその点を陪審員に対し、『合理的な疑いを差し挟む余地がないほど』明確に証明しなければならないが、彼らがその法的ハードルをクリアできるとは私には思えない」と述べた。
FBIの元副ディレクターのアンドリュー・マッケイブは、元上司であるコミ氏を起訴しようとしている米国司法省を厳しく非難した。昨日28日、CNNのアンダーソン・クーパー とのインタビューで、「彼らには、実際にやるべき本業があるはずです。もし司法長官代行の言葉を額面通りに受け取るなら、司法省や、ひいてはFBIの内部に、未だにこんな『くだらないこと』に時間を費やして取り組もうとする人間がいるという事実に、私はただただ呆れ返るばかりです。もし、そこに何らかの正当性があったとしたら、もし、あの発言が『脅迫』にあたるという正当な主張が少しでも成り立ったとしたら、果たして、シークレットサービスが、その脅迫がなされたとされる翌日に彼から事情聴取を行ったにもかかわらず、その後1年もの間、コミ氏が何のお咎めもなく、自由に日常生活を送ることを許していたと本気で思うのですか?この男が、アメリカ合衆国大統領にとって実際に『正当な脅威』であると認識していながら、逮捕するまでに1年も待っていたとでも言うつもりですか?」と続け、司法省による今回の起訴の試みを「完全なる詐欺」であると断言した。
当時バラク・オバマ大統領にFBIディレクターとして指名され、2017年からトランプ政権下で2016年の選挙に干渉したとされるロシアとトランプ・キャンペーンとの共謀可能性の調査を監督していたコミ氏は、2020年9月30日に行われた上院司法委員会での証言で虚偽を語ったとの容疑で2025年9月25日に告訴された。しかし、十分な証拠がなく、未経験のホワイトハウスの元弁護士リンジー・ハリガン氏がバージニア州の連邦検事として不法に指名されたとの理由で、コミ氏に対する最初の告訴は却下され、昨年9月に指名された彼女は、この職務から今年1月に罷免された。2回目となった2026年4月28日午後の告訴後、コミ氏はビデオ声明で、前回と同様に、自身が無実であるとし、恐れていないと表明し、裁判で争う構えを示唆した。コミ氏は「私たち全員が心に留めておくべき極めて重要な点は、これが、国としての私たちの本来のあり方ではないということです」と述べた。さらに、「これこそが、司法省のあるべき姿ではないのです。そして、幸いなことに、私たちは日々、そうした価値観を取り戻すことに近づきつつあります」と語った。コミ氏のこの声明は、彼自身に向けられた訴追が、「司法省の原則」と矛盾していると述べ、再度戦うとの強い姿勢を示した。
要するに、コミ氏は、昨年5月15日にノース・キャロライナのビーチで散歩中に見かけた貝殻で描かれた数字「86 47」を撮影し、インスタグラムに投稿しただけで、捜査を受けたという。コミ氏は、その投稿を削除し、インスタグラム上で、自身はその投稿を政治的なメッセージとして捉えていたものの、「一部の人々がそれらの数字を暴力と結びつけて解釈するとは気づかなかった」と書いた。彼はシークレットサービスによる事情聴取に応じ、大統領に対して危害を加える意図は一切なかったと説明した。一部の共和党議員は、同様に、民主党議員らに対して「86」の表現を用いていたとされていたこと自体は全く問題にされておらず、2016年の大統領選に関与したとの疑いにより、ロシアとトランプ陣営の動きを捜査したFBIのディレクターであったジェイムス・コミ氏は、すでに10年間、トランプ氏の報復の標的にされていることを示唆する異様な状況が益々明白になっている。コミ氏もそれを認めている。28日午後のビデオ声明で、「さて、彼らがまた戻ってきました。今回は、1年前にノース・キャロライナ州の海岸で撮られた貝殻の写真に関する件です。そして、これで終わりというわけでもないでしょう。だが、私自身は何一つ変わっていません。私は今も無実であり、恐れなど抱いておらず、そして独立した連邦司法制度を信じています。さあ、受けて立ちましょう」と語った。