5日の予備選結果は何を示唆?

注目されていた2026年5月5日のインディアナ州上院議会の共和党予備選では、トランプ大統領に支持された7人の候補者中5人が、現役共和党議員を打破した。再選に直面していた現役の7人は、昨年ジェリーマンダー(選挙区割り)を推進したトランプ氏に反して、反対票を投じたとして、彼らは予備選での標的となっていたとされている。5日の顕著な予備選結果は、オハイオ州の米国上院特別選挙で、民主党の元米国上院議員が再度上院に戻るため、立候補した結果、年齢的に難点があったものの、約90%の投票率で圧勝したことである。更に、ミシガン州では州上院議会特別選挙でも、共和党及びリバタリアンの候補者を大きく引き離し、民主党候補者が楽勝したことである。

オハイオ州の予備選

米国上院議会の特別選挙:米国上院議会のオハイオ州民主党の特別予備選では、2007年1月から2025年1月まで米国上院議会の民主党議員であり、一時的に辞職した後に、再度戻る決定をしたシェロッド・ブラウン氏(73歳)は708,008票(89.5%)を獲得し、対抗者ロン・キンケイド(83,350 +10.5%)に対して圧勝した。共和党特別予備選では、対抗者がいない 候補者ジョン・ハステッドが現在のところ勝利者として挙げられている。

オハイオ州知事選:オハイオ州知事選の共和党予備選では、大統領選の元候補者の一人であったビジネスマンの富豪者ヴィヴェク・ラマスワミが673,902票(82.5%)を獲得し、143,257票(17.5%)を獲得した共和党対抗者のケイシー・プッチに対して圧勝した。ラマスワミ氏は民主党予備選で、対抗者が存在せず勝利したオハイオ州知事の民主党候補であるエイミー・アクトン(1966年2月16日生まれ)と11月に対決しなくてはならない。彼女は2019年2月26日から 2020年6月11日 まで、オハイオ州保健局長であった医師であり研究者である。

米国下院議会の予備選:米国下院議会の予備選では30地区で15人の民主党及び15人の共和党が同等に再選に勝利している。そのうち、再選された民主党現役は5人で10名は新人である。共和党は10人が現役で、新人は5名である。民主党候補者に新人が多い理由は、高齢のため辞職する率が高いのは民主党議員であることを示唆している。

インディアナ州の予備選

米国下院議会の予備選:インディアの9地区では9人(その中で7名は新人)の民主党と共和党9人(その中で新人1名)が勝利した。米国下院議会の民主党予備選では、高齢化した議員らが再選に挑戦せず、辞職したため、新人候補者が予備選で勝利したことを示唆した。この傾向は、オハイオ州を含む他の州米国下院議会の予備選も同様である可能性がある。

インディアナ州上院予備選:インディアナ州7地区の全ての7人の現役候補者は昨年、トランプ氏が要請した同州のジェリーマンダーに反対し、反対票を投じた。これにより、トランプ氏はこの7人の現役共和党に対抗するため7人の対抗者を後援し、彼らが現役を打破すると宣言していた。その挑戦に直面していた7人中5人の現役共和党議員らは、95%が開封された6日夕方の時点で、トランプ氏に支持された候補者に敗北した。二名の現役のうち、グッド氏が勝利し、ディアリー氏は、50%対50%の勝利者が決定していない状況に直面している。

地区名州上院現役投票結果トランプ支持者投票結果
地区1ダーヌルク23%デ・フリース75%
地区11ロジャース41%シュムッツラー59%
地区19ホールドマン39%フィクター61%
地区21バック35%パウエル65%
地区23ディアリー50%コペンハーバー50%
地区38グッド54%ウィルソン36%
地区41ウォーカー41%デイヴィス59%

ニューヨーク・タイムスの州別の検索システムに基づく予備選結果を見ると、インディアナ州上院の予備選結果は24人の民主党が勝利し、22人の共和党が勝利しているが、地区23を含めて3議席はまだ不明な状態である。

ミシガン州上院議会の特別選挙

ミシガン州では州上院の第35地区からの特別選挙が行われ、民主党、共和党、リバタリアンの3党からの候補者が競った。6日に判明した投票結果は、民主党候補者のチェドリック・グリーン が36,575 票(58.9% )を獲得し、共和党候補者ジェイソン・タニー(24,491 : 39.4%)及びリバタリアン党アリ・スレッズ(1,058 : 1.7%)を大幅に引き離して大勝利した。

2026年5月5日の予備選結果が示唆している事

数年前まで、ジェリーマンダーについて、州議会に圧力をかける大統領は存在しなかった為、州議会の選挙にはさほど注目されていなかったが、近年顕著な変化が起きている。5日の予備選の結果、インディアナ州の7地区のうち、少なくとも5地区の有権者は、ジェリーマンダーを支持し、米国下院議会の共和党による多数派維持を望んでいることを示唆した。従って、昨年の大統領の選挙区割りを拒否した同州の共和党議員らに対する圧力は、深い赤州の共和党有権者に有効であったことを示唆している。しかし、この7地区は共和党予備選であるため、11月には民主党予備選で勝利した候補者と対抗することになり、トランプ氏に支持された候補者らが最終的に勝利するかどうかは11月の中間選挙まで不明である。約6ヶ月後の総選挙で、インディアナ州議会が両院で多数派となった場合、2028年の大統領選に向けた選挙区割りが行われる可能性が高いことを示唆している。その結果、この州を代表する米国下院議会の民主党が保持する二議席が危機に晒されるとの説もある。現在、両党の州がジェリーマンダーに挑戦しているが、その取り組みは、自州の憲法を無視するケースもあり、共和党州の方がもっと攻撃的に拡大している。一方、ミシガン州では州上院議員の予備選で民主党も精力的であることを示唆した。5月5日の予備選結果は、11月の中間選挙に向けた戦いが益々党派的に二極分化している中で、従来、完全な保守州であるインディアナ州の一部の地区では、主流派の共和党は、少なくとも選挙区割りに関して、有権者に支持されていないことを示し、州の選挙も連邦化しようとするトランプ氏の戦略は一部の地域で共和党有権者にとって有効であることを示唆している。しかし、5日の予備選は、世論調査で有利性がある民主党に顕著な教訓を与えていることから、イラン戦争がもたらす経済的混乱と医療費の高騰が一般的な有権者に多大な負担となっている現状を更に激しく訴える機会が開かれていることを示唆している。

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