ジョンズの劇的で皮肉な裁判の教訓

By NPR

極右派インフォウォーズの陰謀論者アレックス・ジョンズは2012年の小学校銃乱射事件に関して、名誉毀損訴訟の裁判に直面している。昨日3日の裁判で、皮肉にも虚偽を語ったジョーンズに対して、サンディフックの家族の弁護士は、ジョンズの弁護士が誤って送信したとされるテキスト・メッセージを提起した。彼は、この裁判に直面しているだけでなく、下院特別委員会は、昨年1月6日の議事堂反乱とドナルド・トランプの虚偽の不正選挙キャンペーンに関与した可能性があるジョンズに対する召喚を昨年11月から求めている。従って、委員会はサンディフックの家族の弁護士が入手したその通信記録を求めている。

裁判に直面している陰謀論者アレックス・ジョンズは水曜日(3日)の裁判での論争で、非常に皮肉な状況に直面した。彼の携帯電話から通信された相当な量のテキスト・メッセージの記録は、彼を告訴した原告側の手に渡っていた。ジョンズは2012年12月14日にコネチカット州ニュータウンのサンディフック小学校で6歳から7歳の20人の小学生および6人の教職員が殺害された「銃撃はデマ」であり、家族は「俳優」であり、作り話であるとの陰謀説を彼のインフォウォーズを通して拡大した。その後、被害者の家族は彼を名誉毀損で告訴していた。彼の弁護士は、二年間分の携帯電話からのテキスト・メッセージによる通信記録をサンディフックの家族を代表する弁護士に誤って送信した為、ほとんどの彼の発言に反する証拠は原告側に渡ったという皮肉で稀な裁判が話題になっている。

ニューヨーク・タイムスによると、ジョンズは3日、最後の反対尋問で、彼の弁護士が「誤って送信したと思われる携帯電話からのテキスト・メッセージをサンディフックの両親から提示され、2012年の学校銃乱射事件について陰謀説を拡散した名誉毀損訴訟で重要な証拠を差し控えた」ことを示した。 両親を代表する弁護士のマーク・バンクストンは、「ジョーンズ氏、12 日前にあなたの弁護士が混同し、あなたが過去 2 年間に送信したすべてのテキスト・メッセージを含むあなたの携帯電話全体のデジタル・ コピーを送ってきたことを知っていましたか?」と尋ねた。ジョーンズは何年も前から、携帯電話でサンディフック事件に関するテキストを探したが何も見つからなかったと主張していたため、テキスト・ メッセージは重要なものであることを示唆した。バンクストンは「偽証罪が何であるか知っているでしょう?」とジョーンズに尋ねた。ジョーンズは知っていたと答えた。バンクストンは、ジョーンズが銃乱射事件とその犠牲者について広めた嘘に関連する裁判所命令の文書を提出しなかったという新たな証拠を明らかにした。ジョーンズは、40分間の反対尋問中、汗が目や首に流れ込み、苦痛の様子が明白であったという。彼は、銃撃が行われたと「100%」信じていたと語った。

サンディフック小学校での銃乱射事件で死亡した子供の両親に対する賠償金をいくら支払わなければならないかを決定する裁判での証言の最終日に彼の虚偽は、彼が所有するテキスト・メッセージから証拠を隠蔽しようとした事実が暴露されたという非常に劇的で皮肉な裁判に転じた。陪審は水曜日遅くに審議を開始した。また、1月6日を調査している下院特別委員会は、国会議事堂への攻撃をめぐるイベントの計画におけるジョーンズの役割について精査しているため、テキストは1月6日を調査している委員会にとっても「興味深いものになる」可能性がある。バンクストンは、「これらの資料を見ることに関心を持っている法執行機関や米国政府当局者に全面的に協力するつもりです」と述べた。委員会はサンディフック裁判で提示された数千に及ぶそのテキストと電子メールの召喚を求めていると今日報告されている。

委員会は先月、2021年1月6日にシークレット・サービスのテキスト・メッセージ記録が削除されたとして、最も重要であるとされる証拠は永久に隠蔽された可能性があることを伝えた。除去された文書の中に、クーデター計画およびその他の重要な証拠が含まれていた場合、それらは永久に消去されたことを意味する。それらの情報は、トランプが政治任命し、2019年11月から2021年1月まで就任した国土安全保障省の長官代行のチャド・ウルフと同時期に国土安全保障省の副長官代理であったケン・クッチネリ両氏の携帯から来ていると報告された。ウルフとクッチネリへの「テキスト・メッセージは、2021年1月6日の議会議事堂への攻撃に至る重要な時期に行方不明になっている」とワシントン・ポストが伝えた。クッチネリはドミニオンの投票機械を押収するトランプの提案に協力したが、失敗したことをトランプの個人弁護士であるルディ・ジュリアニ語った。トランプの忠誠者として知られていた両氏は、失われた情報について報告しなかった為、司法省と議会の両方から調査の対象になっている。

要するに、サンディフック小学校での銃撃事件の犠牲者を代表する弁護士は、二年間分のジョンズのテキスト・メッセージや電子メールの記録を入手した為、様々な連邦および法務執行機関が、その情報にアクセスすることを要請しているという。彼は、インフォウォーズの放送で、陰謀論や虚偽を広める番組に提供される製品の宣伝広告から収入を得ている人物である。言論は自由であるが、発言には注意が必要であり、世間に知られている人物が何を公的に語るかで、それはまさに「口は災いのもと」になる教訓を示している。委員会と司法省は選挙結果を変える為、証拠もなく大規模な選挙不正があったとの虚偽によって導かれた1月6日の反乱を計画し、扇動し、暴動を犯した人々に、その説明責任を負わせることを目指している。陰謀論者アレックス・ジョンズはトランプ同盟者の一人として、議事堂の暴動に協力した可能性があるため、サンディフック小学校銃撃に関する虚偽による名誉毀損で罰金を支払うだけで済むような性質とは異なる刑事犯罪で、もっと深刻な罰則に直面する可能性がある。昨年11月からジョンズおよびトランプの友人であるロジャー・ストーンは、委員会から議事堂での暴動の計画と財政援助の役割に関する召喚を受けているが、彼らは憲法第5条の権利を主張している。国会議事堂への攻撃に物理的に関与している可能性があるトランプの同盟者とトランプを結ぶ点線は多岐におよぶ為、委員会および司法省の調査は、益々複雑で広範であることを示唆している。

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