マフムード・カリルは3月8日に拘束されて以来、3ヶ月以上経過した6月21日に釈放され、ニュージャージー州の自宅に戻った。メリーランド州で米国市民と結婚している合法的移民でエルサルバドルのテロリスト収容所に拘束されていたキルマー・アブレゴ・ガルシアは、米国に移送された。しかし、彼は不法移民を輸送していたとの不法移民犯罪者の証言に基づき、米国での裁判に直面し、裁判官はガルシア釈放を命令したが、政府は裁判終了前に解放できないとして拒否している。

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マフムード・カリルは21日に解放され、同日夕方、ニューアーク・リバティー国際空港に到着し、空港のロビーで妻のヌール・アブダラ博士および4月に生まれた新生児のベビーカーを押しながら、記者団の前に現れた。彼の釈放に多大な援助をしたニューヨーク州の米国下院議員アレクサンドリア・オカシオ・コーテツも彼と並んで一緒に歩いている様子がテレビ画面に描写された。カリルは拳を突き上げ、始終笑顔を見せていた。コロンビア大学を卒業し、永住権を保持しているカリルはトランプ政権のICE(米国移民関税執行局)によって、3ヶ月以上拘束されていた。彼は、反ユダヤ主義を助長したとして、国外追放の対象となっていた。しかし、カリルの弁護士は反ユダヤ主義の容疑を否定し、言論の自由のために違憲の報復的な逮捕の犠牲者となったと主張していた。21日裁判官はカリルの保釈を命じた。彼はルイジアナ州に拘束されていたが、同日彼の釈放を求めていた弁護士、親族、数十人の活動家、および記者団に同空港で囲まれた。カリルは彼の帰宅を歓迎した群衆に向けた短いスピーチで、彼の発言は罰則に値するものではないとし、今後も同様の活動を再開すると述べ、「私がここにいるという事実自体がメッセージとなります」と語った。

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ご承知のように、キルマー・アブレゴ・ガルシアは2025年3月12日にICEの職員に呼び止められ、ギャングであるとされ拘留後にテキサス州の拘留センターに移送された。そして3月15日にエルサルバドルに移送された。ガルシアの妻ジェニファー・スーラと彼女の弁護士は3月24日に適正手続き条項違反と人身保護令状申し立てに基づき、トランプ政権を告訴した。米国最高裁は4月10日夕方、全会一致の最終判定で不当に国外追放された合法的移民のガルシアの米国への送還を「促進し、実現しなければならない」と判定した。ご承知のように、4月17日、米国上院民主党議員であり、上院外交委員会の委員でもあるクリス・ヴァン・ホーレンは記者と共に、エルサルバドルの刑務所を訪問し、同日夜ガルシアに面会したという驚くべき勇気ある行動を取った。その後に、ガルシアは別の施設に移動させられたと報告があった。トランプ政権がガルシアを誤って強制送還したことを認めてから2か月以上が経過した6月6日にガルシアは米国に戻されたが、彼がテキサス州から不法移民を国内に移動させたとして告訴された状態であった。
今日6月29日の最新情報によると、国土安全保障省は、2022年にテネシー州ハイウェイ・パトロールがアブレゴ・ガルシアを停車させた際、ガルシアは不法移民を密輸していたとされている。彼に対する訴訟は、ホセ・ラモン・ヘルナンデス・レイエス被告(38歳)が、ガルシアに対して「最初の協力者」となったためである。この人物は、密入国と国外追放後の米国への不法再入の罪で有罪判決を受け、テキサス州のある地域社会で酒に酔って銃を発砲した別の事件でも有罪を認めた。レイエス被告は、麻薬所持、飲酒運転、違法拳銃の所持に加えて、住宅街でわずか50フィート離れた人物を狙撃していたこともあり、誰も負傷していないが、銃器を用いた致死的行為、第三級重罪で起訴された。彼は有罪を認め、懲役2年の刑を宣告されたこともある。レイエス被告は、ガルシアが停車させた際、彼が運転していたSUVは自分が所有していたと主張した。レイエスは、連邦刑務所から更生施設に早期釈放され、少なくとも1年間の米国滞在を許可されているが、当局の監督下に置かれている。頻繁に何らかの犯罪で逮捕されており、2018年にはエルサルバドルに送還された個人である。そして、ミシシッピー州では、警官はレイエスが運転していた車を停車させた時、彼が密入国移民を手助けしていると疑った。その時の乗客7人はグアタマラ、ホンダラス、メキシコ、エルサルバドルからの不法移民であった。彼らの幾人かは、北方面行きの乗車料として数百ドルを支払ったことを認めた。連邦捜査官は、ヘルナンデス・レイエスが米国に不法滞在していたことを認めた。彼は「トランス・エクスプレス」という会社を経営しており、テキサス州からサウス・キャロライナ州、バージニア州、メリーランド州、アトランタまで1人350ドルで送迎サービスを提供していたと述べた。
米国最高裁が4月に、アブレゴ・ガルシアの米国への帰国を促進するよう政権に命じたちょうど同じ時期に、連邦捜査官はレイエスの情報を掴み、獄中で聴取を開始した。5月21日に非公開の起訴状が提出され、ガルシアは6月初旬に米国に送還された。ガルシアの弁護団は、レイエスを「密告者」「二重の重罪犯」と卑下しているが、彼は少なくとも3つの重罪で有罪判決を受けていることを指摘した。また、ガルシアに対する政府の証言者となったレイエスは、ガルシアが収監された同じエルサルバドルの刑務所に強制送還される事を恐れていると推測した人もいる。ガルシアの刑事弁護団の一人であるショーン・ヘッカーは 「政府がこの根拠のない訴訟を追及するために、並外れた努力を払ってきたことは、多くのことを物語っています。政府は、単純な過ちを認めるよりも、危険で真に強制送還に値する人物を路上に留め置くことを望んでいるのです」と述べた。
バーバラ・ホームズ連邦地方裁判所判事は6月22日、ガルシアは刑事拘留から釈放される資格があるとの判決を下し、政府は彼が逃亡および地域社会への危険性があるとの主張を証明できなかったと指摘した。彼女は、経歴や国外追放を回避したいという意向に基づいて、レイエスと他の協力者たちの主張を「さほど重視しない」と書いた。ホームズ連邦地方裁判所の判事はガルシアの釈放を命じたが、司法省とホワイトハウスの高官は、刑事裁判前にガルシアを国外退去させる可能性はないと断言し、連邦当局は、ガルシアの裁判が終わるまで釈放されず、移民拘留施設に移送されるだろうと述べた。ガルシアの弁護団は、27日に異例の要請を行い、裁判官が問題をより詳しく調査するための審問を予定している7月16日まで、ガルシアを刑事拘留するよう求めた。弁護団は、検察と移民当局がアブレゴ・ガルシアに対する起訴状獲得に向けて協力し、移民当局は、レイエスの釈放にも協力してきたと指摘した。
要するに、コロンビア大学の学生で、パレスチナ人の人権を擁護する運動を先導したマフムード・カリルは、反ユダヤ主義者であるとして、トランプ政権に拘束され、約100日後に解放された。この間、彼の支持者は、言論の自由が抑圧されたと訴える抗議活動を行い、彼の弁護士団は、カリルの釈放を求め、集中的な努力を通して、遂にカリルは妻と新生児がいる自宅に戻り、6月21日に溢れるような笑顔を見せた。彼の妻ヌール・アブダラ博士は、4月夫のカリルが拘束されている時に出産し、彼女の夫カリルは、この日初めて彼の赤ちゃんに会ったとされている。アブダラ博士は、イスラム系の女性らが頭に被るヒジャブを着用していることから、カリルがパレスチナ人を擁護しても不思議ではないことを示唆した。一方、アブレゴ・ガルシアは拘束された時は、米国人と結婚している合法的移民であるとされていたが、不法移民で複数の重罪犯の犯罪歴があるホセ・ラモン・ヘルナンデス・レイエスが、ガルシアに対して、政府側の証言者になったことから、ガルシアは告訴された様である。政府は、犯罪を繰り返したレイエスの車を運転し、不法移民を移送したとされるガルシアを徹底して拘束しており、不法移民の送迎ビジネスを営んでいるレイエスを釈放しているという何か矛盾した状況があり、ガルシアは裁判が終わるまで拘束される可能性があることを示唆している。ガルシアはエルサルバドルで生まれ育ったが2011年、十代であった彼はギャングの脅しを逃れて米国に不法入国したとされている。しかし、2019年には移民裁判所によって亡命者の地位が与えられ、合法的に米国で労働する許可が与えられていた。そして、米国市民の妻と子供とメリーランドに住んでいるガルシアに対する誤情報は、ホワイトハウス、国土安全保障省、および司法省の間でも大幅に広まっていた様である。この両氏に対する事例は、すべての合法移民に加えて、新たに米国で生まれた移民の子供達にも脅威を与えることになると言われている。