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元大統領バラク・オバマ氏は、2026年10月24日、オハイオ州クリーブランドで開催されたキャンペーンで、米国上院議会の民主党候補者シェロッド・ブラウン氏および同州の知事選に立候補しているエイミー・アクトン博士の両氏を支援する集会で、現大統領および政権を強く批判しました。加えて、上院選候補のアブドゥル・エル=サイード氏と司法長官の民主党の知事候補ジョスリン・ベンソン氏を支援するためのミシンガン州デトロイトでの集会でも同様に激しく批判しました。
中間選挙のキャンペーンも最後の段階を迎えた中で、ビジネス・シャツを着て袖を捲った気楽な服装で、舞台に登場したオバマ氏は、クリーブランドで開催された民主党の集会で、東部時間14時55分から15時32分まで、強烈なスピーチを行いました。シェロッド・ブラウン氏と握手し、抱擁した後、オバマ氏は、トランプ政権のこの2年間が「混乱と残酷さ、そして腐敗の連続だった」と指摘し、「現代において類を見ないほどの無能」な政権であると驚きの批判をしました。さらに、トランプ氏は米国民が望んでいなかった経済的に痛みを伴う戦争へ国を導いたと述べました。オバマ氏は「元大統領の経験から言えば、大統領の力ではどうにもならない要因によって、綿密に練られた計画が台無しになってしまうことはあります。今回はそうではありません。今回のケースでは、コスト上昇の直接的な原因は、この政権の行動にあるのです」と語りました。また、オバマ氏は、群衆に向けて、貴方達は、ホワイトハウスにいる人物又はこの男性が誰であるかを知っていると語り、アメリカ史上、これほどまでに「あからさまな詐欺まがいの行為」に長けた大統領はいないと述べた。オバマ氏は、ホワイトハウスのイースト・ウイングを取り崩し、ボールルームの建設に着手したことに対して、「彼は自宅の改装にすっかり夢中なようだ。HGTV(住宅デザイン、インテリア、リフォーム専門の番組)に出るべきですね。見た目はホワイトハウスを、サダム・フセインが『チーズケーキ・ファクトリー』を開いたかのようにしてしまった。至る所が金だらけです」と冗談混じりの話を展開しました。
オバマ氏は「今回の選挙は、現政権による愚行の数々を、せめて多少なりとも抑制できる、最後にして最善の機会です。私たちは、いわば、遮断器を切り替える必要があります。現政権に責任を負わせる取り組みを始めなければならないのです」と語りました。また、オバマ氏は、イランでの戦争など、トランプ氏が2024年のキャンペーンでインフレーションに戦うことや不必要な戦争を勃発させることはないとの選挙での公約を守っていないことを指摘しました。また、トランプが特にカナダに対して関税を課すことなども揶揄いました。オバマ氏は「彼が今仕掛けようとしている大規模な貿易戦争の相手は、あの悪名高き『悪の帝国』……カナダですよ。カナダといえば、メープル・シロップやマーティン・ショートを世に送り出してくれた国じゃないですか……本当にいい人たちばかりですよ」と冗談まじりに語りました。そして、「北の隣にいる親しみやすい隣人たちなのに、彼らに喧嘩を売るなんて…」と言いました。
加えて、オバマ氏は、オハイオ州の知事選で少女時代に、母親の二番目の夫からレイプされたとの経験を公開したエイミー・アクトン医師も支援しています。ワシントン・ポストによると、「アクトン氏の選挙陣営は以前、裁判記録や当時の報道を含む資料を提示している。それらの資料は、1978年にクレディス・アーサー氏が逮捕・起訴され、13歳未満の児童に対する強姦の容疑をかけられた後、アクトン氏と彼女の兄弟が母親の元から引き離されたという彼女の主張を裏付けるものとなっている。この逮捕は、アクトン氏の実父であるジェラルド・スターンズ氏が警察に通報したことをきっかけに行われた。」アクトン氏は、母親と長年疎遠になっていると言われています。彼女に対抗している共和党候補者の事業家ヴィヴェック・ラマスワミ氏が公開した広告には、「エイミー・アクトン氏の母親であるドナ・アーサー氏が登場し、娘を『嘘つき』と呼んでいます。この内容に対し、共和党内の一部を含む各方面から激しい批判が寄せられています。」なぜなら、アクトン氏の陣営は、過去の出来事を隠さずに事実を公開していたからです。しかし、ラマスワミ氏は、その既に公開されたアクトン氏の悲惨な少女時代の過去の一部を利用し、この広告の宣伝に400万ドルを投じたのです。
トランプ大統領とJ.Dバンス副大統領は、いずれもこの広告を放送するという決定を支持しました。24日、ラマスワミ陣営は、当初60秒だったこの広告を30秒に短縮したバージョンを放送し始めたのです。 60秒のオリジナル版広告の中で、母親のアーサー氏は、「母親としてこんなことは言いたくありませんが、エイミーには深刻な問題があります。彼女は嘘つきなのです。自分の過去について嘘をついています。テントで育ったなどと言っていますが、すべて嘘です。彼女は生涯ずっと、嘘をつき続けてきたのです。娘には助けが必要です。自分自身が助けを必要としている状態では、他者を助けることなどできません。人は変わることができますが、それにはまず真実を語る必要があります。しかし、娘はまだそうしていないのです」と語っています。短縮版の広告では、アクトン氏が「助けを必要としている」という母親の言葉や、アクトン氏が幼少期にテントで暮らしていたと語った内容が嘘であったという指摘が削除されています。 30秒版の広告の中で、アーサー氏は「娘が対立候補について嘘をついているのを目にしました。だからこそ、今こうして皆さんに伝えているのです」と述べています。
オバマ氏はクリーブランドでの集会で、ラマスワミ氏が知事選のライバルであるアクトン氏の母を彼の選挙広告に登場させたことで、彼が「注目を浴びようとする必死な努力は、品位の欠如」を示すものであると指摘しました。オバマ氏は、ラマスワミ氏について、「彼は注目を浴びるためなら、どんな一線も越え、どんな卑劣な手段にも手を染める人物である」と語りました。さらに、オバマ氏は、「一体どういうことなのか、行動の基準がここまで低下してしまい、あのような広告を流せる人間が出てくるとは。本来であれば、『どんな公職に就くためであっても、そこまで卑劣な真似はできない』と自制する心が、人間にはあるはずではないですか」と述べました。

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夕方以降、ミシガン州デトロイトで、上院選候補のアブドゥル・エル=サイード氏と司法長官の民主党の知事候補ジョスリン・ベンソンを支援しました。エルサイード氏は、トランプ氏に「暴力的なジハード主義者」と呼ばれました。これに対し、エルサイード氏の陣営は「卑劣な」非難であると反発しています。ミシガン州でエジプト系移民の両親のもとに生まれたエルサイード氏は、勝利すれば全米初のイスラム教徒の上院議員となる人物ですが、共和党側からは米国に対する忠誠心がないと非難されています。オバマ氏は、24日のデトロイトでの集会で、「現大統領は一連の誤った決断を下した。その中でも最も重大なのは、誰からも求められず、誰からも投票で支持されたわけでもない、不必要な戦争を始めるという決断だった。覆面をした工作員たちが街中を駆け回るような事態を、選挙戦で公約に掲げた人物がいたとは記憶にない」と述べました。さらに、オバマ氏は「経験から言えることですが、現状の欠陥あるシステムに挑むような運動が盛り上がってくると、そのシステムから利益を得ている人々は、その動きを何としても阻止しようと、あらゆる手段を講じ、あらゆることを口にするものです。彼らは嘘をつき、恐怖を煽るでしょう」と述べました。
最後に、名前には触れなかったものの、オバマ氏が現役大統領および政権をこれほど率直に厳しく批判したことはこれまで前例がないものです。24日オバマ氏はオハイオ州のクリーブランドとミシガン州デトロイトで、いずれも上院候補者及び知事候補者を勝利させるため、全力で彼らのキャンペーンを援助しました。これらの集会でのオバマ氏の演説は、2年間のトランプ政権が混沌、残酷、汚職に満ちたものであるとし、公約が果たされていないこと、前代未聞のホワイトハウスの改造、不必要なイラン戦争における外交政策について、皮肉と冗談を含めて、痛烈な批判によるものでした。オバマ氏は28日に、ジョージア州の候補者を支援する予定であると報告されており、投票が迫った中で奮闘しているようです。オバマ氏のスピーチは、世論調査を楽観視することなく、どのような合法および非合法の選挙の妨害が起こるか油断ができない状況にあることを示唆しています。ご承知のように、既にアラスカ州での米国上院議会選挙では、多数派を失うことを恐れている大統領と彼の同盟者である司法省は、懐疑的な政治的動機により、民主党候補の勝利を阻止するため公然たる動があることが示されました。