悲観ムードが希薄な政府閉鎖の突入前

今夜12:00時が過ぎると政府閉鎖となるが、政府閉鎖前日の30日、上院議会は下院が昨日投票した資金の継続決議 (CR)法案に含まれているオバマケア1年延期および医療器具税の撤廃部分を拒否することを決定した。また、東部時間午後2時から下院法案のこれらの部分を削除した上院の新たなCR法案に投票し、54対46票差で通過した。従って、上院はオバマ政権のアフォーダブル.ケア.アクト(ACA)の2つの関連部分を無傷のまま保持した。また、下院の軍隊への支払い法案は上院で圧倒的に認可された。

今日上院で通過した法案は即時下院に移送されるが、下院は今夜12:00時までに政府の閉鎖を避けるため、上院のCR法案に同意する必要がある。オバマ氏は、 今日ホワイトハウスでイスラエルの首相ベンヤミン.ネタニヤフと大統領執務室で会談中、非常に緊張感のない表情で 「政府を閉鎖させる意志はない」と述べ、今夜から火曜日、水曜日にかけて議会のリーダー達と良い信念で協議する」と語った。従って、オバマ氏と両院リーダー達との協議で双方が妥協点に達するまで、政府は閉鎖になったままの状態になる。明日から数日間または1週間、あるいはそれ以上の期間、多くの連邦政府の労働者が休業する。

今朝CNNは783,000人が無給休暇を強制されると伝えた。30日のワシントン.ポストによると、210万人の連邦労働者のうち、郵便局の労働者を除いて、800,000万人以上が自宅待機に入る。 連邦政府の閉鎖部門 はアメリカ国立衛生研究所、住宅および都市開発省、国土安全保障省の移民局、環境保護局、350以上の国立博物館および公園が閉鎖される。1995年11 月 14日から11月19日および  1995年 12月 16 から 1996年 1月6日の2回の閉鎖では約700万人の訪問者を失ったという。社会保障の年金支払は完全に機能するが、社会保障の他の事務部門には十分な人員が配置されないためサービスが鈍化する可能性がある。国務省はほとんどの領事館をオープンさせる予定であるが、ビザやパスポート発行を停止する可能性が多大である。1995年および1996年の閉鎖当時、毎日20,000から30,000人の申請者がビザの手続きを受けることができなかったという。

40回以上オバマケアの撤廃に失敗している下院共和党は、更にオバマケア延期に挑戦的であるため長期的閉鎖になることも考えられる。現在、両院はお互いに責任のなすり合いをし、権力争いをしているようにも見える。従って、CR法案さえ妥協点に到達しない両院が10月17までに債務限度引き上げの交渉を成立できるか不明である。17年ぶりの政府閉鎖の脅威に対して、株式市場は今朝すでに敏感に反応し、ダウ平均株価は0.8%下落した。政府が閉鎖になった場合、軍隊への支給は平常どおり機能する可能性があり、閉鎖は政府一部のみであるため、国民の間に顕著な悲観ムードはない。CNNのインタビューから受けた印象では、一般のアメリカ人は比較的冷静であるが、いい加減に政治ゲームを止めて、政府のCR法案を通過させてほしいとコメントした人が複数いた。また、 議会は子供のような行動をとっているとの批判も目立つ。

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