昨夜の中間選挙の結果を見ながら、議会選挙では顕著なブルーの波が押し寄せ、上院および下院議会で民主党が圧勝していることに開封初期の段階で気づきました。2026年11月4日、東部時間午後の時点で、米国上院議会では7議席を追加し54議席、下院議会では民主党が合計240議席を獲得したと報告されています。この時点で、アラスカ、カリフォルニア、ニューヨークを含む複数の州では完全な開封結果は判明していません。
米国上院議会の選挙では、鍵を握っているとされた保守派州での競争では5州を含めてアイオワ、オハイオ、 カンザス、テキサス、ノース・キャロライナ、サウス・キャロライナ、メインの7州で、民主党上院議会は、選挙前に共和党が保持していた議席を奪還しました。現在、民主党54議席、共和党は44議席で、2議席は未確認の状態です。アラスカ州とミシシッピー州がまだ判明していません。アラスカ州ではまだ集計中ですが、実際には4人の候補者が競った選挙で、メアリー・ペルトラ氏はわずか0.3ポイントの差で共和党現役のダン・サリバン氏をリードしています。彼女が勝利すれば、米国上院議席は55となり、選挙前に共和党53対民主党47であった議席の逆転を超える圧勝となりました。さらに、知事選でも多くの民主党が共和党を大きく上回る範囲で勝利しました。
テレビでの選挙結果の報告では、二人の候補者の氏名と写真、及びその下に投票数、投票率、および開封率を公開しています。以下の選挙結果は、4日東部時間午前9時30分から午後17時までの期間にスクリーン・ショットしたものです。
| オハイオ州(93%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | シェロッド・ブラウン | ジョン・ハステッド |
| 投票数 | 2,172,995 | 2,013,121 |
| 投票率 | 49.4% | 45.8% |
| テキサス州(96%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | ジェイム・タラリコ | ケン・パクストン |
| 投票数 | 5,397,670 | 4,188,414 |
| 投票率 | 55.2% | 42.9% |
| アイオワ州(98%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | ジャシュ・テュレック | アシュリー・ヒンソン |
| 投票数 | 686,487 | 630,615 |
| 投票率 | 50.5% | 46.4% |
| カンザス州(98%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | アダム・ハミルトン | ロジャー・マーシャル |
| 投票数 | 556,414 | 503,230 |
| 投票率 | 50.9% | 46.1% |
| メイン州(86%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | トロイ・ジャクソン | スーザン・コリンズ |
| 投票数 | 342,661 | 293,629 |
| 投票率 | 53.8% | 46.1% |
| ミシガン州(98%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | アブドゥル・エル=サイード | マイク・ロジャース |
| 投票数 | 2,507, 286 | 2,172,141 |
| 投票率 | 52.5% | 45.5% |
| アラスカ州(74%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | メアリー・ペルトラ | ダニエルS・サリバン |
| 投票数 | 102,701 | 102,075 |
| 投票率 | 48.2% | 47.9% |
アラスカ州の上院選は他二人の候補者であるラルド・ハイクス氏が4,821票(2.2%)及びダニエルJ・サリバン氏が3,583 票(1.7% )で一部票が割れているため、ペルトラ氏と現役のサリバン氏は苦戦しており、順位選択型投票制は効果的ではないようです。
勝利の鍵を握るとされた7州の中に含まれていない州
| NC州(99%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | ロイ・クーパ | マイケル・ワトリー |
| 投票数 | 2,467,963 | 1,643,088 |
| 投票率 | 58.7% | 39.1% |
NC:ノース・キャロライナ州では、人気のあるロイ・クーパ氏の勝利は大幅に予測されており、ここでは接戦州と見られていませんでした。
| SC州(99%) | 民主党 | 共和党 |
| 候補者名 | アニー・アンドリュース | ダーリン・グレイアム |
| 投票数 | 1,042,362 | 951,165 |
| 投票率 | 51.1% | 46.7% |
SC:サウス・キャロライナ州は、NCよりもっと保守的な州であり、突然死亡したベテランの共和党上院議員リンジィ・グレイアム氏の妹であるダーリン・グレイアム氏は一時的に勝利するとの予測もありましたが、ここでも民主党が勝利したため、驚きの結果となりました。
今日東部時間午後17時の時点で、アラスカを除き、ノース・キャロライナの元民主党知事を含めて、上院議会は7議席を奪還し、民主党上院議席は圧勝の54議席となりました。アラスカ及びミシシッピー州でも民主党が勝利した場合56議席になる可能性があります。上院議会選挙ではミシシッピー州で両党の候補者はいずれも今朝東部時間9時半の時点で両氏いずれも同じ投票率(48.9%)で行き詰まっています。96%の開封時点で、民主党候補のスコット・コロン氏は462,857 票獲得し、共和党候補者 シンディ・ハイド=スミス氏は462,792票獲得しているため、勝者の決定が困難になっているようです。さらに、米国下院議会の議席は選挙前の214議席から現在240議席になりましたが、最終結果は250議席になる可能性があと予測されています。
知事選も民主党が大幅に勝利しています。ニューヨーク・タイムスの地図上からの検索システムによると、共和党知事の席を民主党が奪還した州はネバダ、テキサス、アイオワ、オハイオ、ジョージアの5州です。アラスカでは開封率74%の中で、投票数と投票率が他二人の共和党候補者を大幅に引き離しています。共和党が民主党の知事席を奪還した州はありません。従って、以下の表は知事選でもブルーの波が起きたことを示唆しています。
| ネバダ州(88%) | 民主党 | 共和党 |
| 知事候補者名 | アーロン・フォード | ジョー・ロンバルド |
| 投票数 | 506,653 | 432,732 |
| 投票率 | 52% | 44% |
| テキサス州(95%) | 民主党 | 共和党 |
| 知事候補者名 | ジーナ・ヒノホサ | グレッグ・アボット |
| 投票数 | 5,230,908 | 4,524,948 |
| 投票率 | 53% | 46% |
| アイオワ州(95%) | 民主党 | 共和党 |
| 知事候補者名 | ロッド・サンド | ザック・ラーン |
| 投票数 | 757,326 | 607,415 |
| 投票率 | 55% | 45% |
| オハイオ州(95%) | 民主党 | 共和党 |
| 知事候補者名 | エイミー・アクトン | ヴィヴェック・ラマスワミ |
| 投票数 | 2,404,178 | 2,039,730 |
| 投票率 | 52% | 44% |
| ジョージア州(95%) | 民主党 | 共和党 |
| 知事候補者名 | キーシャ・ボトムズ | リック・ジャクソン |
| 投票数 | 2,271,388 | 1,908,837 |
| 投票率 | 54% | 46% |
| アラスカ州(74%) | 民主党 | 共和党 |
| 知事候補者名 | ジョナサン・トムキンス | バーナデット・ウィルソン |
| 投票数 | 103,610 | 61,566 |
| 投票率 | 49.2% | 29.2% |
知事選では、アイオワ州で政界での経験のない若い民主党候補者ロッド・サンド氏がいきなり同州の知事として選出されました。テキサス州では、現役でベテランのグレッグ・アボット氏をジーナ・ヒノホサ氏が7ポイントも引き離して勝利しました。オハイオ州では、医者であるエイミー・アクトン氏は、彼女の個人的な過去の悲痛な経験を攻撃材料として利用した富豪者のビジネスマンであるヴィヴェック・ラマスワミに対し8ポイントの差で楽勝しました。上院議会と知事選は、若く政界の腐敗に染まっていない民主党候補者が選出されました。
ニューヨーク・タイムスの調査によると、ほぼ全てのカテゴリーで民主党有権者の投票参加が多かったことを示しています。以下の表は、全有権者、性別、人種、年齢、学歴による投票参加を政党別に表示したものです。
| カテゴリー | 差 | 民主党 | 共和党 |
| 全有権者 | D+13 | 56 | 43 |
| 男性 | D+3 | 51 | 48 |
| 女性 | D+23 | 61 | 38 |
| 白人 | R+3 | 48 | 51 |
| 黒人 | D+83 | 91 | 8 |
| ヒスパニック | D+39 | 69 | 30 |
| アジア系 | D+40 | 70 | 30 |
| その他 | D+20 | 59 | 39 |
| 18〜29歳 | D+42 | 70 | 28 |
| 30〜44歳 | D+26 | 62 | 36 |
| 45〜64歳 | D+4 | 51 | 47 |
| 65歳以上 | D+5 | 52 | 47 |
| 高卒 | D+1 | 50 | 49 |
| 短大 | D+6 | 52 | 46 |
| 大卒 | D+21 | 60 | 39 |
| 大学院 | D+34 | 66 | 32 |
| 白人大卒 | D+17 | 58 | 41 |
| 白人非大卒 | R+19 | 40 | 59 |
| 非白人大卒 | D+53 | 76 | 23 |
| 非白人非大卒 | D+54 | 76 | 22 |
これら20のカテゴリーの中で、年齢に注目すると、若い世代が若い候補者を支持した可能性が高いことを示しています。また、白人と白人であるが大卒ではない2つのカテゴリーのみが共和党の有権者が多かったことを示しています。この調査は、総体的に共和党有権者の多くが投票に参加しなかったことを示唆している驚くべき現象です。
最後に、2026年11月3日の中間選挙は、議会両院で民主党が想像を超える規模で圧勝しました。上院議会では民主党が54議席、米国下院議会では240議席を獲得しました。この大きなブルーの波の到来は、半世紀年以来であり、投票に参加した人々は、トランプ政権の政策、独裁的言動、インフレーション、反イラン戦争、燃料費の高騰、過激で冷酷な移民政策などの全てに怒っていた有権者は、トランプ時代を終える彼らの意志が強固であったことを示しています。これは昨年から、全米で約1年続いていた「王はいない」運動の台頭と投票結果に一環性があることを示唆しています。特に、テキサス州は、上院及び知事選の全てで、民主党が楽勝しています。結局、有権者は実際に彼らが直接経済的苦痛を体験して、どちらの党が議会を支配すべきかを初めて理解した結果であることを明白に示しています。つまり、2024年のキャンペーンでの公約を信じて、トランプ氏に投票した有権者は、完全に裏切られたことを痛切に感じていたのです。そして、有権者は、腐敗を一掃したいという強い願望があったことも示唆し、共和党候補に注入された巨額の資金には全く影響がなかったようです。イーロン・マスク氏は彼の資金投入が役に立たたなかったことを隠喩的表現によるXでの投稿で認めたことを示唆しました。
注記:上記数値は微妙に変更する可能性がありますので、定期的に更新する予定です。