ブラック.フライデー抗議デモの根本的理由

ウォルマートの労働者によるブラック.フライデーのストライキとデモ抗議は歴史的なイベントになっている。昨年、多くの州で抗議デモが行われ、ストライキを決行した従業員は数百名いると言われている。労働組合の結成を認められていない彼らがストライキまたは抗議活動に参加した場合、一時休職または解雇などのリスクが伴う。それでも彼らが戦いを止めない根本的な理由は何なのか?

ストライキやデモ抗議に参加する労働者は解雇という厳しい代償を支払う結果になるが、ウォルマートの労働者は、それでも声を出すことを止めないようだ。なぜなら、全国労使関係委員会(NLRB)は、解雇を不当であるとし、告訴する構えをみせているからである。29日のアルジャジーラによると、80人の従業員はアーカンソー州にあるウォルマートの本社の外側で寒い中、生活賃金の支払いを求め、報復を止めるよう訴えたため、会社の方針に服従しなかったという理由で解雇された。また、今年6月にストライキに参加した従業員を含めて、117名の労働者が不当に解雇されたためNLRB は会社に対する告訴を進めているという。全米14州のウォルマート店でストライキと抗議活動に参加した労働者を脅し、解雇したことが判明したためである。

ブラック.フライデーの今日、ロスアンゼルス、シカゴ、マイアミ、フィラデルフィアなど全米の大都市にある1,500店舗のウォルマートの従業員は抗議デモに参加した。ロスアンゼルスでは複数の抗議者が逮捕されたという。他にもテキサス、アーカンソー、オクラホマ、ウィスコンシン州などで抗議デモが予定されていたようだ。このような活動に参加する従業員は報復を受ける危険性があるが、それでも彼らは戦いを止めない。その最大の理由は、生活に困窮しているからである。

10日前、オハイオ州北東部カントンのウォルマートで実施された貧しい従業員のための食品の寄付は全国的に否定的な反響があり、労働者の賃金の戦いが益々注目されるようになった。ウォルマートの平均労働者の最低時給は$8.81であり、年間の平均収入は$17,000であるという。ワシントン州シアトルのウォルマートで11年間勤務している48歳のパトリシア.ロツクスさんは独身の母として、10代の娘を養育している。彼女の$19,000の年収ではフード.バンクやフード.スタンプに依存し、医療保険に加入する余裕はないという。抗議デモの主な目的は、平均年収$25,000(25K)が目標であること、及びフルタイムで働くことを要求しているためである。ロスアンゼルスでの抗議デモに参加したある男性は、フルタイムで働きもっと収入を得たいと述べている。

ウォルマートは、労働者の生活水準を上げる義務があることもデモ抗議を促進している理由である。最近退職を公表した同社のCEOマイケル.デューク氏の年収は$3,500万であり、彼の会社は昨年$170億の利益があったことが報告されている。ウォルトンの巨大な富にウォルトン家の6人の相続者の富を合計した富は$930億以上の価値があり、彼らは米国全所帯の約半数以上のお金を所持している。それでも彼らの「貧欲なビジネス慣行」は助成金の数十億ドルを納税者に負担させている結果になっているという。2004年のカリフォルニア大学バークレー研究所の研究によると、同州の納税者は、ウォルマートの44,000人の従業員の医療保険および他の公的支援を提供するため年間$8,600万を費やしていたことが判明した。ウォルマート助成金ウォッチによると、ウォルマートは全米の州および地方の政府から補助金を$12億受けているという。学者や研究者はこれらの情報を何年間も公表しているが、最近ようやく知られるようになった。労働者が声を上げれば上げるほどこのような情報が広く一般に知られるようになり、デモ抗議の正当性をアピールすることが可能であることも一因である。

また、彼らがブラック.フライデーにストライキとデモ抗議を行う自然な理由は、感謝祭の祝日を家族と過ごしたいからである。彼らは今日のデモ抗議で、感謝祭を休日にしてくれるよう要請しているが、その望みが叶う可能性は低い。今日CNNの中継インタビューに応じたCEOの一人は、全国のウォルマートの客数は感謝祭から始まったブラック.フライデーで数百万人であるため休業できないと主張している。低賃金のパートタイムからフルタイムになることも容易ではなく、賃金増加の要求には応じられず、企業とそのCEOの利益のために労働者は犠牲を強いられ、生活の向上を求めて声を出す労働者を解雇するという搾取的な構造が見える。これがウォルマートの労働者が執拗に戦い続けている根本的な理由である。

 

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