1930年代のナチスを思わせる大統領声明の不法移民逮捕劇

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Image result for images of protests were held nationwide against both the proposed raidsシカゴでのマーチ     By    Vox

トランプ大統領は12日、米国複数の都市で数千人の不法移民を強制送還するため、逮捕する移民税関執行当局(ICE)の計画が14日の日曜日から開始されると記者団に語った。その逮捕を目撃する為、現場に待機している記者らは午後になっても、その大規模な逮捕劇は展開されていないと報告している。ICE当局者はインタビューで特定した個人をターゲットにしていると述べたが、記者らはほとんど何も目撃していない。13日までは合法的移民にも恐怖の波が拡大し、週末は各地でこの多量逮捕に対するデモ抗議が行われた。トランプ大統領の声明は1930年代のドイツ.ナチスによるユダヤ人追放を思い出すレベルまで、その脅威を拡大させた。

トランプ大統領は12日ホワイトハウスの南芝で、辞職を公表したアレクサンダー.アコスタと並び記者団に「彼らが来た国に戻します。我々は犯罪者を刑務所に送るか、彼らが来た国の刑務所に送ります」と述べ、先月中止された同じ線の計画は実行されることを明確にした。トランプ政権の当局者は全体の家族のメンバーが含まれると述べていた。しかし、大統領選の候補者の一人であるニューヨーク市長ビル.デ.ブラジオはICEに協力しないとの強い挑戦の構えを示した。サンフランシスコの市長ロンドン.ブリードは「全ての人々は、憲法の下で特定の権利が保証されている」と語り、町の住民に彼らには権利があると呼びかけた。カリフォルニア州知事ギャビン.ニューサムを含む他のリーダーも彼らの州の警察は、逮捕活動に参加しないと宣言し、この動きを封鎖する勢いを高めていた。しかし、ハリケーン.バリーで洪水の影響を受けているルイジアナ州のニューオリンズでは、移民襲撃は困難であると予測されていた。

移民逮捕の対象になっている 10都市はイリノイ州のシカゴ、カリフォルニア州のサンフランシスコ、ロス.アンゼルス、コロラド州のデンバー、ルイジアナ州のニューオリンズ、テキサス州のヒューストン、フロリダ州のマイアミ、ジョージア州のアトランタ、メリーランド州バルチモア、ニューヨークである。これらの都市はほとんどサンクチュアリー.シティであるが、最終的な強制送還の命令を受けた合計2,000人の移民を連邦捜査官らが逮捕するための全国規模の取り組みを開始すると報告されていた。ターゲットにされている移民または亡命者は米国とメキシコの国境を超えた中央アメリカからの家族である。

しかし、ロスアンゼルスで待機していた記者は、14日午後1時過ぎになっても大規模な移民逮捕が行われている様子はないと報告した。ニューオリンズでは洪水が懸念され、また、 ニューヨークでは14日午前中には回復したものの72,000人が影響を受けている停電の様子が頻繁に報告されているが、いずれの都市でも移民逮捕劇のニュースはないようである。14日のワシントン.ポストによると、フォックス.ニュースとのインタビューに応じたICEの代行ディレクターであるマシュー.アルベンセは「今朝、この時点でも(逮捕は)どうしたのですか?」と聞かれ、「業務上の観点からは具体的なことは何も話しません。私たちは特定の個人に対して的を絞った執行措置を取っています」とアンカーに語り、「襲撃」という用語の使用には問題があることを示唆した。13日まで、多くのメディアは10都市での不法移民2,000人の逮捕劇に関して「襲撃」という表現を使っていた。

不法移民の強制送還は、過去の政権でも同様の規模で実施されたが、トランプ政権のこの計画は、過去の政権が行った事とは異なっていると言われていた。それらの行動は、米国憲法違反に加えて、亡命希望者はどのような方法でも入国できると定めているジュネーブ条約にも違反していることを示唆している。2017年1月、トランプがイラク、シリア、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメンからの外国人の入国を90日間禁止し、米国難民認定プログラムを120日間延期する為の大統領令を公表した後、ドイツのアンゲラ.メルケル首相は、トランプに電話し、難民および亡命希望者に関してジュネーブ条約を説明しなくてはならなかったと伝えられた。新たに選出された米国の大統領の行動は「国際法の観点から非常に疑問」視されていた。

トランプ政権が不法移民を強制送還するため、個人の住宅を「襲撃」する計画は1930年代にドイツ.ナチスが、数千のユダヤ人の家族を「襲撃」することを決定した歴史を回想させる。いずれも「ラウンドアップ(駆り集め)の歴史と呼ばれており、独裁者によって、特定の人種またはグループがターゲットにされている。トランプ政権は、更なる亡命者の入国を阻止する為、恐怖に頼る戦略を利用しているが、ナチスもそうであった。ユダヤ人のビジネスに対するボイコットを推進するプロパガンダはナチスが利用した「唯一の武器」ではなく、彼らは「恐怖に依存」していた。選挙数日後の1933年3月9日、ベルリンのナチスSA隊は、東ヨーロッパからの多数のユダヤ人移民を投獄し、他の町では、彼らはユダヤ人の家に侵入し、住人らを殴打した。トランプ政権による不法移民逮捕は、個人の玄関をノックすることも含まれている。ターゲットになっている都市は、週末に準備を開始し「令状がない場合、ドアを開ける必要はない」と指導していた。また、移民提唱グループの法律家らは逮捕された場合「貴方には法的権利」があるとテレビでの広告を通してアドバイスしている。中央アメリカからの家族をターゲットに逮捕するトランプ政権の計画は、ビザがなく入国する人々を全て犯罪者であると決定した行為であることを示唆している。ICEの代行ディレクターが言っているように、14日の不法移民の逮捕は、トランプ大統領が述べたような大規模な「襲撃」ではなく、時間をかけて段階的に、そして密かに行われている可能性がある。

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