By The Boston Globe
Impeachment Report Says Trump Solicited Foreign Election Interferenceニューヨーク.タイムス:2019年12月3日
この記事は、下院情報委員会が3日300ページにおよぶ調査報告書を公開し、その報告書の要点について、トランプ大統領が「事務所の力を利用して2020年の選挙で彼に代わって外国に干渉を求めた」行動について、職権の乱用と議会に対する調査妨害があったと結論を下したことを説明している。
下院情報委員会の調査報告書は大統領が職権を乱用したことを強調している。報告書は、トランプが「彼自身の個人的および政治的利益を米国の国益の上に置いた(placed his own personal and political interests above the national interests of the United States)」と述べ、アメリカの民主主義を弱体化(undermine)させ、国家安全保障を危険に晒した(endangering national security)ことを責めている。報告書は「第45代大統領であるドナルドJ.トランプに対する弾劾調査は、2020年の選挙で彼に代わって外国の干渉 (foreign interference)を求めるため彼のオフィスの力を使用するトランプ大統領の数ヶ月にわたる努力 (months long effort) を明らかにした」と述べている。また、「トランプの策謀はウクライナに対する米国の外交政策を覆し(subverted)、大統領の再選キャンペーンに役立つ政治的に動機付けられた2つの調査(two politically motivated investigations)を支持し、国家安全保障を弱体化させた」と主張している。更に、この報告書は国務省、国防総省、ホワイトハウスの予算事務所が議会調査に協力しないよう潜在的な証人に指示したこと、および文書の公開を阻止する動きに照らして、トランプによる「弾劾調査妨害の前例のないキャンペーン(an unprecedented campaign of obstruction of this impeachment inquiry)」と呼ぶものを示していると述べている。
加えて、「チェックとバランスの私たちのシステム(our system of checks and balances)、そして私たちの政府の3つの府内の権力のバランスに対するダメージ、議会への強固な姿勢(to stonewall Congress)に対する大統領の能力がチェックされなかった(the president’s ability goes unchecked)場合、それは長期化し、潜在的に取り消すことはできない(potentially irrevocable)可能性がある。将来の大統領は、彼らの間違った行動、不正行為、または腐敗(wrongdoing, malfeasance, or corruption)の調査に抵抗する権限を与えられ(feel empowered to resist an investigation)、その結果、すべての3つのリスクが遥かに大きい(far greater risk)国になる」と報告書は述べている。
下院情報委員会の報告書の要点は、トランプ大統領が2020年の再選を有利にする為、外国政府に干渉を求め、2016年の大統領選の干渉はロシアではなくウクライナであると同国の大統領ヴォロディミール.ゼレンスキに公表させる為、議会が認可した安全保障援助金を一定の期間保留し、来年の大統領選で潜在的に強力なライバルである前副大統領ジョー.バイデンと彼の子息ハンター.バイデンをゼレンスキが調査すると公表することを要求し、それらは援助金の提供とホワイトハウスでの会議の条件として、前例のないウクライナ政策を推進した。これは、ロシアのハッキングに関する米国17の調査機関と特別捜査官ロバート.ミュラーの調査結果を弱体化する努力であり、議会調査を妨害したとする職権の乱用を強調している。また、この調査報告には、ウクライナへの米国大使マリー. ヨバノヴィッチを不当に解雇したことも含まれており、これらの策略の中心はトランプと彼の個人弁護士ルディ.ジュリアニであったことを明白にしている。
同委員会は、明日4日から公開証言を実施する下院司法委員会での調査が完了次第、両委員会の協議に基づき、弾劾記事を作成し、投票するという残されたプロセスに進む可能性が高いことを示唆している。トランプ大統領は、3日ロンドンで開催されているNATOでのサミットで彼に対する議会の弾劾調査を「デッチあげである(hoax)」と批判した。下院情報委員会での公開証言で国務省の現役および元職員は全員、「2016年の選挙を干渉したのはロシアである」と確信的に証言したことを国民は目撃した。連邦判事は、国務長官マイク.ポンペオとトランプ大統領がウクライナの政策を推進するよう指名した3人中2人の間での内部通信書類を公開するよう国務省に命じるかどうかを検討していると3日に報告された。裁判所の動きが激しくなっている状況は、トランプのhoaxの主張がもはやナンセンスであることを示唆している。下院議会ではトランプに対する弾劾記事の内容について論議していると報告されている為、3日に公開された報告書は下院での弾劾決定はほぼ確実であることを示唆している。