上院の再選競争および下院議会の状況は何を示唆?

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大統領選および議会選挙を含む総選挙はわずか23日後に迫っている。上院議会で再選に直面する共和党は上院多数派リーダーのミッチ.マコーネルを含めて23人、民主党議員12人の合計35人である。上院共和党議員テッド.クルーズは先週、ホワイトハウスおよび上院と下院の両院で共和党は全てを壊滅的に失うと警告した。ホワイトハウスの競争では、全国の世論調査で引き続きジョー.バイデンが二桁台でトランプをリードし、バイデンが勝利するシナリオはトランプが勝利するシナリオに比較して遥かに有利であると専門家は分析している。主な上院共和党の競争は、完全に現状を逆転する可能性が高いことを示唆している。加えて、辞職する共和党は民主党の約3倍である事も含めて、下院共和党が多数派になる為にはかなり厳しい現状がある。クルーズの予測は正解かもしれない。

10日に公開されたABC/Washington Postの世論が示すとおり、バイデン(54%)の全国支持率はトランプ(42%)に比較して12%ポイントもリードし、二桁の差で引き続き安定している。再選に直面する共和党議員らは、最近ようやくトランプ大統領に距離を置き始めた。トランプが感染して以来、コロナウイスルのパンデミックを軽視した彼の対処は、もはや彼が何を述べても効果はなく、特に上院共和党議員らは彼から離れる最大の要因になっている。ケンタッキー州の主な競争は、上院議会リーダーのミッチ.マコーネルであるが、パンデミックの対処に疑問を公的に提起した彼は先週、8月からホワイトハウスに行っていないと述べた。この状況はトランプを長年援助していた他の共和党議員らにも影響を与え始め、選挙の最終段階に入った現在、彼らはトランプから離れているようである。

再選に直面するマコーネルは現在のところ、民主党の挑戦者であるエイミー.マクグラスをリードしている。クイニピアックの7月30日から8月3日までの支持率はマコーネルが49%でマクグラスを5%ポイント、リードしていただけであったが、同じ機関の9月10日から9月14日までの調査ではマコーネルが53%まで増加し、マクグラスは41%まで減少した。多数派を維持することを望んでいるマコーネルは、上院共和党の少数派リーダーとして生存する可能性がある。彼はケンタッキー州では人気はないが、同州は大多数の有権者が民主党に投票しない完全な保守派州である。また、宗教を含む社会的保守派であるトランプの3人目の指名判事エイミー.コニー.バレットの指名プロセスを急ぎ、トランプのコロナ蔓延の対処に同意していないマコーネルの支持は増加した可能性がある。

マコーネルの次に上院第二番目のリーダーであるジョン.コーニン上院共和党議員(テキサス)に対して、民主党のM.J.ヘーガーが挑戦している。複数の機関の世論調査で9月15日から10月6日までの両氏間の平均支持率は47.8% 対40.2%で、テキサスでも長年のベテランであるコーニンが無名の民主党挑戦者ヘーガーをリードしている。ここでも現役の共和党リーダーは安全である。しかし、保守派州のサウス.キャロライナでは驚きの現象がある。ベテランの上院共和党で、司法委員会の委員長であるリンジィ.グレイアムは、これまでほとんど知られていなかった同州の挑戦者であるジェイミー.ハリソンに危険なほど押されている。利用可能な9月最後の最新のデーターで、両氏の現在の支持率は、48%対48%で非常に接近しているため、ここでは激戦になることを示唆している。黒人が多い同州ではハリソンが黒人である事自体は珍しいことではないが、トランプ支持者の一部はグレイアムから離れている為である。最大の劇的な接戦になっている2020年の上院最大の注目点はグレイアム対ハリソンの競争である。ニューヨーク.タイムスを含む主要メディアは11日、グレイアムに挑戦する民主党候補者のハリソンは、第3四半期に驚異的な5,700万ドルの寄付金を集めたと報告した。米史上、上院候補者の中では最大の資金調達額であり、民主党のキャンペーンに注がれる莫大な資金の一部であるという。

以下の州の上院議席の競争では、現在民主党の挑戦者が共和党の現役を転覆する可能性がある。⑴  アリゾナ州で民主党のマーク.ケリー(50%)が現役共和党のマーサ.マクサリー(42.8)を楽にリードしている。⑵  メイン州では民主党のサラ.ギデオン(46 %)  は共和党現役のスーザン.コリンズ(42.3%)をリードしている。⑶  ノース.キャロライナでは民主党挑戦者のカル.カニンガム(47.5 %)が   共和党現役トム.ティリス(42.3%)をリードしている。⑷  アイオワでは民主党のテレサ.グリーンフィールド(47.3%)が共和党現役ジョニ.アーンスト(42.5%)を明白にリードしている。⑸  コロラド州では共和党現役のコリー.ガードナーは、民主党挑戦者のジョン.ヒッケンルーパーに5%から9%ポイントの差で、引き続きリードされている。⑹  ジョージア州では上院特別選挙が行われ、複数の候補者が挑戦している。9日に公開された新たな世論調査によると、民主党候補として、立候補しているアトランタでバプテスト教会の主任牧師を務めるラファエル.ワーノックが36%でトップの支持率であり、共和党現役のケリー.レフラー上院議員は26%である。3番目のダグ.コリンズ共和党上院議員は23%を保持している。夫が金融関連のCEOであるレフラーは、コロナウイルスが蔓延する前に株を売却したとの倫理的スキャンダルで評価が低下している。保守派州で新人の黒人であるワーノックが二人の白人で現役共和党を大幅にリードしているという点で注目されている。

結論として、再選に挑戦する上院民主党議員12人の中で、最も脆い状況にあるのは、前回の報告と同様、アラバマ州のダグ.ジョーンズだけである。彼は元フットボール.コーチであるトミー.チューバービルにリードされている。この州も親トランプ州または民主党には投票しない有権者が多い為、ジョーンズの再選は困難かもしれない。トランプ大統領は引き続き、大半の接戦州でもバイデンにリードされているため、現在の予想では、彼が勝利するチャンスはほとんどないかもしれない。選挙分析者のネイト.シルバーのサイトFive Thirty Eightのシナリオによると、選挙で誰が最も頻繁に勝つかを40,000回シミュレートし、100の結果のモデルではトランプの勝利の確率は100分の14である。一方、バイデンの勝利のチャンスは100分の86である。

下院議会の議員は、全員2年ごとに50州で435議会地区から再選されなくてはならない。現在、民主党多数派の下院議長ナンシー.ペロシは232人の民主党を率ており、少数派共和党リーダーのケビン.マッカーシーは197人の共和党議員を代表している。彼の党が多数派になる為には21議席を追加しなくてはならない。加えて、現在26人の共和党議員、9人の民主党議員、1人のリバタリアンを含む合計36人は辞職するため、彼らの後継者争いで、26の空席を全て共和党が埋めるという保証はない。これらの状況はテッド.クルーズが警告した通り、民主党は両院およびホワイトハウスの全てを支配する可能性が高くなっている。従って、上院共和党が現在できることは、保守判事を6人に増やすことで、終身雇用の米国最高裁をパック詰めにすることだけである。明日から、バレット判事の聴聞会が開催される。

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