来年の中間選挙は狂気じみた紛争になる可能性あり

|

|

来年の中間選挙への準備は既に開始されている。米国上院または下院議会に選出登録を済ませた共和党候補者の三分の一は前大統領ドナルド.トランプの支持者である。彼らは既に、その戦略が何であるかを明白にしている。現役の上院および下院共和党議員に挑戦する共和党はトランプの「選挙が盗まれた」との戦略を利用している。下院議席に挑戦する共和党は、トランプの弾劾を支持した10人の中で再選に直面する議員の座席に挑戦するようである。来年の選挙キャンペーンは、様々な非民主的な現状に基づき、引き続き混沌の紛争になりそうである。

ワシントン.ポストの5日の報告によると、2022年の中間選挙で、米国上院または下院のいずれかに再選または新たに立候補するため、連邦選挙委員会に最初の書類を提出することで、公式に登録した共和党は約700人である。その中で、少なくとも三分の一が「トランプの敗北に関する誤った主張」を支持している。その中の136人は現役の議員であり、1月6日に2020年11月の大統領選で勝利したジョー.バイデンの選挙人団の認証に反対した人々である。これとは別にトランプの虚偽の主張を公的に受け入れた約600人の州議会議員のうち、約500人は今年または来年、再選に直面する。彼らのほとんどは、バイデンの勝利に異議を唱える法定書面または決議に署名した。 そのうち、少なくとも16人は1月6日、米国議会議事堂での親トランプ派の暴動に参加した。加えて、州の司法長官もバイデンの選挙結果を覆すための役割を果たし、彼らのほとんどは訴訟を起こす権限を持っている。昨年、共和党18人の州司法長官はペンシルベニア州での結果を覆そうとする訴訟に署名した。 その中の5人は2022年に再選に直面している。

連邦および州レベルで、2020年の「選挙は盗まれた」との証拠を提供できなかったトランプの主張を拒否した共和党は2022年に彼らのターゲットになっているという。その中でも著名な人々の中には、ワイオミングを代表する米国下院共和党議員リズ.チェイニーが含まれている。彼女は、下院が先週可決した1月6日の暴動を調査する下院特別委員会のメンバーとして下院議長ナンシー.ペロシに指名されたばかりである。その直後、チェイニーは、この調査委員会のメンバーになることを「名誉である」と記者団に語った。アリゾナ州ではトランプの「根拠のない不正選挙の主張を受け入れた」エネルギー会社の幹部ジム.ラモンは、2020年に選出されたばかりの米国上院民主党議員マーク.ケリーの議席に挑戦するため、共和党の指名を求めている。ワシントン州では、1月にトランプを弾劾することに投票した10人の共和党米国下院議員の一人であるジェイミー.ビュートラー議員は、数少ない共和党議員の一人であるベテランの元退役軍人ジョー.ケントの挑戦に直面している。

また、州のレベルでは、トランプが11,780票を失ったため、それを探すよう電話で圧力をかけたが、当時大統領の奇異な要請には応じず、「トランプの敗北に異議を唱えることを拒否した」ジョージアの共和党州務長官ブラッド.ラフェンスパーガーが標的にされている。彼はすでにトランプの支持を得ているジョディ.ハイス共和党議員の挑戦に直面している。ペンシルベニア州では、知事の立候補を検討している州議会共和党のダグ.マストリアーノは最近、アリゾナで進行中の「選挙後の監査を設計できる」とトランプに語ったと言う。アリゾナ州マリコパ郡 での投票後の監査や投票用紙を再集計する作業は現在も続いている。これは、トランプの虚偽を支持する共和党によって推進されている。アリゾナ州務長官に立候補している州議会のマーク.フィンチェムは、1月6日の反乱に参加した州共和党議員である。フィンチェムは国会議事堂から500ヤード(約457メートル)以内に足を踏み入れておらず、その後の暴力を容認しなかったと述べたが、その後公開されたビデオ映像は、建物が不法に侵入された後、建物の階段の前にいる彼を描写した。フィンチェムは、マリコパ郡の投票用紙の見直しが、バイデンの勝利の逆転につながることを期待している事を示唆し、キュアナンの陰謀説にリンクした活動家に「選挙人団の選挙証明を逆転する可能性があった」と言った。また、先月州務長官に立候補を発表したアリゾナ州議会の下院共和党議員ションナ.ボリックは今年、人気投票を無視し、共和党に有利な選挙人を任命するよう議員らに求め、州議会が支配する共和党議員らに大統領の選挙結果を運営する権限を与える法案を提案した。彼女はトランプの主張に基づき、不正投票がバイデン勝利の要因になっていると信じているという。

州および連邦議会の共和党が、虚偽の不正選挙を主張し続ける顕著な理由は、選挙が「盗まれた」と言い続けているトランプを支持しない場合、あからさまな脅しに直面するからである。ポストによると、予備選での戦いで、トランプの主張を反映しない人々を罰することを繰り返し脅迫してきたトランプは、ウィスコンシン州下院議長のロビン.フォスが「バイデンの勝利を覆すために十分に戦わなかったと非難する最近の声明の中で、彼を不快にさせた人々に対抗するために、予備選に挑戦する候補者をリクルートすることを援助をするという「覆い隠された約束」がある為である。トランプは最近、「これら共和党の指導者は、彼らに完全な(選挙結果に対する)法医学的調査を提供することによって、彼らを選出した人々を強化し、支援する必要があります。そうでなければ、彼らは予備選で勝利することはなく、すぐに事務所から不在になることは間違いありません」と言った。アリゾナ州で進行中の監査およびペンシルベニア州での監査の提案などは、トランプが中間選挙に立候補する共和党候補者または州のリーダー達を政治的に脅している結果であるという。

トランプの不正選挙の虚偽の主張を推進する共和党の動きは全国的な風潮である。一部州の民主党関係者は、2022年には民主主義がテストされる選挙になると述べている。コロラドの民主党州務長官であるイエナ.グリスウォルドは「それは私たちが全国で見ているものです。 文字通り、ほぼすべての接戦州で、2020年の選挙または暴動に恐れている人が、国務長官に立候補しています。民主主義は2022年の投票の課題になるでしょう」 と述べている。民主党と選挙権の擁護団体である南部社会正義連合の選挙弁護士アリソン.リッグスは、共和党が下院または上院のいずれかで支配権を取り戻す場合、来年の選挙運動は「大きな嘘」が横行し、「公正でアクセスしやすい選挙」は弱体化され、今年のように憲法に従って、共和党副大統領マイク.ペンスが反対党の大統領勝利を確認したような「議会の役割は、将来の選挙では非常に異なる可能性」があることを懸念していると述べた。

一部の米国議会共和党は、2022年に再選に直面する候補者が前大統領の虚偽を基盤に中間選挙に挑む場合、共和党の議席を失う可能性があると懸念している。実際に米国上院議会では2020年の特別選挙で、ジョージア州の二人の現役共和党議員が二人の新人である民主党候補者に敗北したが、その一因は前大統領の虚偽を支持した為である。一方、前大統領からの多大な圧力に直面している一部の共和党は、前大統領の選挙詐欺の虚偽の主張を支持しない場合、彼らの政治生命が危機に晒されると恐れているようである。最も懸念すべきことは、先週米国最高裁が6対3で、投票制限に関連するアリゾナ州の新たな選挙法を保持した為、その判決で勇気づいた他の州の共和党議員らが、非民主的な選挙法の制定を試みるチャンスを促進したことである。アリゾナ州議員共和党のションナ.ボリックの提案は、人気投票で民主党の候補者が選出された場合、選挙人が共和党であった場合でも、彼らが人気投票数に基づいて、認証し、知事が署名するという従来の民主的システムは機能しなくなるため、その過激な彼女の提案は成功しない可能性がある。しかし、米国最高裁の保守派判事らは全員投票権に関して、完全な党派的路線を前に出す決断を下したばかりの状況下で、様々な投票抑圧法案を通過している州に対して、バイデン政権の司法省の挑戦は益々困難になっている。来年上半期までに、州の投票抑圧法案の制定が増加した場合、2022年の中間選挙は、非常に熾烈な戦いになる可能性がある。1月6日の議事堂に不法侵入した暴徒はすでに500人以上が逮捕及びまたは告訴されている中で、フィラデルフィァでは、7月4日の独立記念日にトランプ支持者の白人ナショナリストのグループが「選挙は盗まれた」と合唱する行進を展開した。全国各地で、正当な選挙戦略を持っていない共和党が、トランプのその虚偽の主張を戦略として利用し続ける限り、来年の中間選挙は真実と虚偽の熾烈な対決になることを示唆している。

カテゴリー:

アーカイブ

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む