
By Seattle Times
Covid killed her husband. Now it’s taking the only home her kids have ever known.
By Washington Post: August 9, 2021
夫のアランがコロナウイルスに感染し死亡した後、リサ・グリムはミズーリ州に2010年から住んでいた家を失った。二人の息子を抱えている彼女は突然、苦境の人生に直面した。彼女は、一つのアパートが決まるまで、一ヶ月以上かかった。賃貸アパートを申し込んだ20件の家主は全て却下した。一箇所だけ、彼女の申請を受理したアパートと契約することができたが、それは入居前に点検することもできなかった問題だらけのアパートであった。ワシントン・ポストによるこの記事は、Covid-19の二次的結果の悲惨さを描写している。
彼女は、電子メールや電話を利用して、アパートの賃貸契約を申し込んだが、年間2万ドルをかろうじて稼ぐ( barely making $20,000 a year)だけの、しかも、二人の男子抱えた33歳の未亡人を受け入れる賃貸業者はいなかった。7月1日に10歳の息子ラルフィーに続いてドアを開けたリサは「清潔で臭くない限り、私は特別なことは何も期待していません(not expecting anything fancy)」と言った。夫のアラン(37歳)がコロナウイルス患者で再び満員になっていた(once again filling with)ミズーリ州の田舎のICUでCovid-19で死亡して以来、既に9ヶ月が経過していた。リサは、アランの給料なしに、もはや住宅ローンを支払う余裕がない(no longer afford their mortgage)ことに気づいてから9か月後、家族が住んでいた家を市場に出し、男の子供たちが馴染んでいたすべてのもの(everything her boys had known)から1時間離れたオザークにあるアパートに引っ越すことを余儀なくされた。
リサは居間に入った瞬間、「ああ、臭くない(Oh yay, it doesn’t stink)」と言った。彼女は「それは悪くはなく、まったく酷いものではありません(not horrible at all)」と言った。ラルフィーは彼女の後ろに身を寄せて眉をひそめた(trudged in behind her and frowned)。 彼は「それは私たちの古い家よりも小さいです」言った。彼女が彼らの控えめな3ベッドルームの家を売らなければならないと彼に言ったとき、彼は彼女に泣いて怒鳴った(cried and yelled)。 「それは私が今まで住んでいた唯一の家です(the only house I’ve ever lived in)。それはパパ(Daddy)が住んでいた家です」と言った。
その日の朝、アパートの問題を点検するために訪問したアパートの管理者に、リサは検査フォームを握りしめ、「ストーブは大丈夫そうです」と言った。その時、ラルフィーは「錆びている」と答えた。 彼女の息子は、最近、頻繁に怒ったり不機嫌になったりする(angry and sullen)ことがよくあり、新しい場所で多くの問題を見つけて(to find so many things wrong)喜んでいるようであった。ドアの外の電灯は機能していない(doesn’t work)、 網戸に奇妙なダクトテープみたいなもの(Weird duct-tape stuff)がついている、 洗濯機の捌け口は硬くなっている(crusty washer outlet)、 ポーチ・ライトは溶けている(got melted off)と、次から次に問題を指摘した。家を売ったことで、絶え間なく母を批判するラルフィーは数週間前に大うつ病性障害(a major depressive disorder)と診断され、リサはラルフィーが嫌いなセラピストに定期的に連れて行く必要があった。
彼女は6月、テナントがまだそこに住んでいるため観察することができず、数週間後、部屋の1つでカビが見つかり(mold had been found)、取り除く必要があったため、まだ入居できないと財産支配人(property managers)は言った。その老朽化したユニット(The aging unit)は、ストリップ・モールとひびの入ったアスファルト駐車場(cracked asphalt parking lots)の近くの2階にあった。数週間前に手付け金を支払う(put down the deposit)前に、リサは外からそれを見るために集合住宅(the apartment complex)の外に駐車し、ここが彼らの回復に適切な場所であるかどうか、彼らの3人が再び大丈夫になる方法を理解するかもしれない(might figure out how to be okay again)場所であるかどうか、内部の生活がどのようなものであるかを想像しようとした。彼女の検査フォームのリスト(the list on her inspection)は増えた。彼女とラルフィーが隅々まで調べ終える(finished examining every corner)までに、彼女のきちんとした手書きには十数以上の問題が綴られていた(problems spelled out)。 リサは楽観的であるよう努め(tried to remain upbeat)、「思っていたよりはましだ」と息子に言った。
リサは、その日の午後、ラルフィーが友人の家で過ごしている時、昨年の請求書を全てカーペットの上に広げた。車の支払い、火葬手数料(cremation fees)、クレジットカードの残高(credit card balances)があった。アランが遺言なし(without a will)に2020年10月1日に死亡したため、住宅ローン会社(the mortgage company)は彼女に権利証書(the deed)を与えることを拒否した為、彼女が支払った弁護士費用(legal fees)は1,000ドルであった。彼を入院させた(admitted him) ER医師への支払いに2,749.26ドル、心臓病専門医(the cardiologist)に対して2,425.75ドル、ブランソンのコックス・メディカル・センターに滞在してからより大きな施設に移されるまでの費用が7,747.07ドル、彼の最後の胸部X線は228.09ドルを含めて、アランを治療した病院からの通知は数十件(dozens of notices)あった。
アランは、彼が働いていた警報会社が42,000ドルの生命保険の小切手(life insurance check)を送るよう事前に手配していた為、そのお金はリサと少年たちが過去10ヶ月生き残るのを助けた。家を売るため、リサは屋根を取り替えるために7,500ドルを使い、さらに陥没穴の修理に2,700ドルを使った。すでに、その小切手の半分は消費した。彼女は、年配の観光客にマッサージを提供するスパで働いていた。数ヶ月前、プレッシャーの為急性胃腸炎(acute gastroenteritis)と完全なパニック発作(a full-on panic attack)でコックスに戻った。そして、その病院の請求書は $ 910.08であった。彼女は床にひざまずき(knelt on the floor)、書類をめくったとき、静かにすすり泣き始めた(quietly sobbing)。彼女はこのアパートが作業する必要があることを知っていた。
彼女は、最近、資格のある(a licensed)メンタル・ヘルス・カウンセラーになるための大学院プログラム(a graduate program)に登録し、クラスは2ヶ月で始まった。 完了するまでの4年間に、育児、夜間学校、および25,000ドルの極悪(enormity)の学生ローンが多大な恐怖になるものの、彼女は家族を支えることができる将来のキャリアを必要とすることを知っている。おそらく、ラルフィーとウォーカーを大学に行かせるためにお金が必要である。一方、リサは、彼女自身もサラピストの治療を受けている。益々頻繁におこるパニック発作(her increasingly frequent panic attacks)のために医師が処方した抗不安薬(an anti-anxiety pill)を服用している。アランの死は彼らの家族を感情的に(emotionally)荒廃させただけでなく(not only devastated)、彼らを経済的にも破壊させた。彼らが悲しんでいるときでさえ、パンデミックによって粉砕された他の何万もの家族のように、グリム家は収入、家、学校の友達、将来の長期計画(long-held plans for the future)など、二次的損失として、大きくなる問題(a cascade of secondary losses)に直面している。
ジョンズ・ホップキンスの9日の更新によると、米国での感染数は35,923,908件、死者数は617,273 である。目に見えないコロナウイルスは、現在ほぼ毎日平均500人以上の人々を死に追いやっている。愛する家族を失うだけでなく、家まで諦めなくてはならず、しかも、多数問題のあるアパートに住む結果になったリサと彼女の子供たちは、夫(父)、家、収入を失い、更に精神的な健康さえ失った。リサと同じような苦痛に直面している家族のトラウマは、数年解消することはないと言われている。幸い、バイデン政権は失効したテナント保護を復活させることで、住宅ローンおよび賃貸料を支払うことができない人々を立ち退きから救済する事で、Covid-19の犠牲者の家族がホームレスになることを防いでいる。この途方もない蔓延で愛する家族を失った人々はパニック発作とうつ病に苦しむという類似の精神的問題があることを他のメディアの取材でも頻繁に報告している。この記事は、リサがとても前向きであり、彼女はまだ若く、学ぶ姿勢もある為、彼女と二人の息子達には、まだ希望があることを示唆している。