今日のニュースのスポットライト

これまで知られていなかった前大統領と元ホワイトハウスの顧問との法的紛争で、トランプは敗北したことが今日判明した。一方、トランプの強固な批判者である下院共和党議員リズ・チェイニーと、複数の側面でトランプの圧力を受けたウクライナ大統領のヴォロディミール・ゼレンスキーは勇気ある民主主義の保護者として勇気賞を与えられた。

ジョンF.ケネディ図書館財団は今年初めて、ジョンF.ケネディ・プロフィール・イン勇気賞を授与している。これは「民主主義の為に戦うことの重要性を強調」するためである。米国下院議会の共和党議員で、1月6日の議事堂反乱を調査している下院特別委員会の副議長リズ・チェイニーが含まれている。国外では、ロシアが2月24日にウクライナに侵略して以来、世界で最も注目されているウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーが受賞者のトップに紹介されている。ジョンF・ケネディ図書館によると、この二人を含めて、ミシガン州の民主党州務長官のジョスリン・ベンソンおよびアリゾナ州の共和党下院議長ラッセル・バウアーズ、ジョージア州フルトン郡の選挙局職員ワンドレア・モスの合計5人が授与されている。今回、初めて5人の個人を称えており、この5人は「民主主義を保護および擁護する勇気があります。今日、民主主義のための戦いほど重要な問題はありません。これらの受賞者は、民主主義の原則と自由で公正な選挙を保護するために、彼らのキャリアと生活を一線においています。彼らは、ケネディ大統領が最も尊敬した政治的勇気を体現しています」と述べている。

ゼレンスキーはロシアの大統領ウラジミール・プーチンの熱烈な支持者であった当時大統領トランプによって2019年9月25日、ホワイトハウスに招待された。ある時点で、トランプはゼレンスキーに対して、「プーチンと一緒にいなくてはならない」と言った時、ゼレンスキーは苦痛な表情を見せた瞬間を描写したビデオが紹介されている。議会はウクライナに安全保障軍事資金を提供していたが、プーチンの熱烈な支持者であったトランプは、ゼレンスキーへの電話会話で、資金と引き換えに彼の2020年の大統領選の政敵であったバイデン親子を調査し、その結果を公的に発表するよう圧力をかけた。それは2020年1月の最初の弾劾裁判に発展したことは既にご承知の通りである。

トランプ前大統領は、ホワイトハウスで顧問の一人であったオマロサ・マニゴー・ニューマンとの紛争で敗北したことが今日判明した。NBCニュースの21日の記事によると、トランプは彼が以前出演していたテレビ番組“Apprentice”(見習い)を通して、知り合いであった黒人女優オマロサ・マニゴー・ニューマンをホワイトハウスの顧問として採用した。彼女が出版した書籍の内容をめぐって、訴訟を提起したが、それは失敗に終わった。ニューヨークの裁判所の仲裁人は、ドナルド・トランプ前大統領の選挙キャンペーンに、トランプ・ホワイトハウスの元顧問であり「見習い」のスターであるオマロサ・マニゴー・ニューマンに約130万ドルの法定費用を支払うよう命じたとオマロサの弁護士ジョン・フィリップスが語ったという。彼女の著作であるUnhinged: Insider’s Account of the Trump White House(蝶番がない:トランプ・ホワイトハウスのインサイダーの説明)で、彼女はトランプを「人種差別主義者、偏見者、そしてミソジニー主義者」と表現している。ミソジニー主義者は、女性を嫌い、軽蔑し、強い偏見がある個人に言及する。

オマロサはトランプに解雇された後の2018年からニュース番組でのインタビューを頻繁に受けていた為、良く知られた人物である。ニューマンは、2017年1月にトランプ政権下で、広報室の広報部長に就任した。しかし、彼女は2017年12月13日、トランプを代表したホワイトハウスの首席補佐官ジョン・ケリーに解雇された。本の出版で、秘密保持契約に違反したとして彼女を非難した数か月後、トランプ・キャンペーンは2018年に、ニューヨークのアメリカ仲裁協会に正式な苦情を申し立てたが、仲裁人アンドリュー・ブラウンは、秘密保持契約はニューヨーク州法下では無効であり、「執行不能」であると決定した。 彼は、秘密保持契約の条件は典型的な法的基準に準拠していないため「非常に問題がある」と述べ、マニゴー・ニューマンが契約に違反しているかどうかを知る方法はないと述べた。

これは、トランプにとっては良くないニュースのひとつである。ニューヨーク州の検察事務所は現在もトランプの税法違反の可能性に関連する彼の財政問題をまだ調査中であると先日発表した。加えて、トランプの選挙詐欺の虚偽キャンペーンによるジョージア州への圧力は、同州の検察官によって調査が行われ、5月に大陪審の裁判によるプロセスが開始される予定であるが、彼が法的に失敗すればするほど、共和党のリーダー達はトランプを相手にしなくなる可能性が高くなる。なぜなら、上院議会の共和党リーダーであるミッチ・マコーネルと、昨年までトランプを擁護していた下院議会の共和党リーダー、ケビン・マッカーシーは、2021年1月6日の議事堂反乱直後、この暴動を扇動したトランプを政治から追い出すことを誓っていたと報告されている。しかし、彼らのそのようなトランプ対抗の姿勢は、急速に衰えたことは言うまでもないが、マコーネルとトランプは、現在もお互いに喧騒的な関係であることは早くから知られている。従って、法的な問題が今後も蓄積すると、彼らはトランプが共和党のリーダーとして政界に留まる理由を失う可能性も高くなる。ジョンF・ケネディ図書館財団の公表は、世界が一般的に権威主義より民主主義を重視し、穏健派の共和党リーダー達も例外ではないことを示唆している。ゼレンスキーがトップの受賞者である理由は、ウクライナ状況を日々見ている世界の人々が理解しているかもしれない。

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